Kenbou Art Laboratories
ADO
Austin Drawing Office
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‘90年夏、僕にとって運命的ともいえる出会いがあった。
一昨年、運転免許を取ったのだが、なぜかオートバイに興味を惹かれ、その翌年オ
ートバイの免許を取った。
年が明けた春、念願のオートバイを手に入れた。
オートバイでは本当走った。
その5ヵ月後にはある事が起き、殆ど乗らなくなってしまったのだが、その短い間
にはいろいろな思い出が詰まっている。
小さい頃、家族と出掛け、たまにすれ違う変な車がまだ作られていることを知っ
た。
その時は、特に何も思わなかったのだが、親戚と行った夏の秋保温泉のホテルの前
で、その車を一目見、心を奪われてしまった。
学校の車好きに尋ねると、『ミニクーパーは無い、それはミニじゃ!!』と、言われ
頭の仲が???だらけになってしまった。
その年の秋、新聞にMini・Cooper復活の文字、この時は限定だったのだ
が、翌年にはカタログにちゃんと載って、造られるようになったのである。
‘94年7月、僕の元に緑のMini・Cooperがやってきた。
秋保で見たのと同じ緑のボディに白い屋根、八本スポークホイルに黒い内装のMi
niである。
後から知ったのだが、秋保のミニはMini・クラブマン・レーシングというもの
だった。
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KAL
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