このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

県道506号戸隠高原浅川線新旧道



谷底の旧道を走破した後はこの道の二大ループでも見にゆこうか。
それになんかオマケがつきそうな予感・・・・・・。


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⑧ 中曽根へ

ここから先は完全にオマケであるので、地図には載っていないが、勘弁していただきたい。


新旧道が合流してからは、緩やかに蛇行しながら、ゆっくり高度を上げてゆく 。
道幅も申し分なく、それだけこの辺りの地形が先程より穏やかであることが分かる。
ただ、交通量も多く、見通しの悪いカーブもあるので注意されたい。


中曽根集落とループ橋の遠景である。
集落にある平地は僅かながらも、果樹園や段々畑で細々と農業が行なわれている。
そんな長閑な風景の中、近代的なループ橋は存在している。


中曽根ループ。
もう一つのループ(真光寺ループ橋)のような派手さはないものの、堅実に高度を稼いでいる。
県道は手前から右側へ回り、頭上の橋へと抜けている。

ここからは引き返して、付替え区間の新道を見に行こう。



 
⑨ 飯綱トンネル


新道区間に入ると、道は緩やかなカーブを描き、そのまま飯綱トンネルに突入する。
飯綱トンネルは長さ1kmの全体的にカーブした、典型的な近代トンネルである。
その割には歩道が狭く、歩行者やチャリダーには優しくない。
私は1km先の出口を目指し、ペダルを漕ぎ始めた。


飯綱トンネル長野市街地側の坑口である。
立派な法面、坑門共にビシッと地すべり対策がなされている。



 
⑩ 谷底の旧道

飯綱トンネルを抜けた先には、先述したようなパーキングが広がっている。
私はチャリごと、柵のもとまで行き、谷底を見下ろした。


Oh!!
こっ、これは凄い!!
緑の草木が生い茂る谷底を一本の白い帯がうねっている。
それはまさしく、先程私が走った旧道に他ならない。
ちょうど地図の⑤の辺りである。
こうして見ると、旧道はやはり県道にしてはあまりに頼りない細道である。
いやはや、飯綱や戸隠に行く度に通るこの道沿いに、よもやこんな素晴らしい風景が画されていたとは・・・。
しばらくこの風景に見とれていた私だが、そろそろ行こうと振り返った。


正面の道・・・・。
そんな険しそうな起点をさらけ出しておいて・・・・。
私を誘っているのか?

地図で確認すると、県道から分岐し、山間集落である浅川清水に至る道らしい。
どれ、清水集落でも拝みに行ってやろうではないか。



 
⑪ オマケ・浅川清水への道


この道も県道の新道完成と同時に付替えられた道だが、そんなことを感じさせないほど狭く険しい。
遂にはギアを最低にしないと登れなくなってしまった。
歩くのと然程変わらない速度で必死に漕げども、なかなか進まず、滝のような汗が流れるばかり。
これは本当にしんどいぞ。

休憩しようと思っても、相応しい平地などなく、仕方なく急坂の途中でサドルから降りたりもした。
しかしその坂は凄まじく、出発しようとと脚に力を込めた瞬間前輪が浮き、引っくり返りそうになった程である。


そしてここが私の墓場となった場所である。
もう最低ギアで踏ん張っても、前輪が浮きそうになり進めなくなった。
さらには顔を上げると、目の前にはヘアピンで曲がり、さらに険しさを増す細道。
そう、天空開発はこの地点で浅川清水集落へ行くことを諦めたのである。
うぅ、悔しい・・・。
この化け物坂との対決はまた今度だ!!
悔いを残したまま県道に戻る。
次は八櫛トンネル、そして真光寺ループ橋だ!!



 
⑫ 八櫛トンネル


八櫛トンネルは飯綱トンネルの目と鼻の先で、その口を開けている。
このトンネルは400m程のもので、飯綱と比べるとかなり短い。
ただ、飯綱と同じように、このトンネルもまた緩やかにカーブしている。
それでは突入!!


いやあ、八櫛トンネルはガードレール付き歩道完備で実に走りやすかった。
長野市街地側の坑口である。
ループ橋へと続く逆S字カーブは、もう既に私の足元から始まっている。



 
⑬ 真光寺ループ橋

まずは逆S字カーブ。
最初の直線の高架橋を下ってゆく。
道はこの先で右カーブを描き、半島のような山腹に取り付く。


逆S字の最初のカーブの途中、地図のA地点である。
ちなみに私が現在立っている場所は、高架橋ではなく山腹に取り付いた県道である。
写真下部に写る、接続部分から高架橋が再び始まるのだ。


逆S字の真ん中の直線(B地点)から下を見下ろしたのが上の写真だ。
ちょうど道が一周しきった辺りが写っている。
写真では分かりづらいが、ループ橋と山の間には旧道がある。


90度ループした所(C地点)で来た道を見上げた。
左の写真がA〜B地点、右はCのちょうど対岸である。
ちなみにこの部分も高架橋ではなく、山腹である。
ループ橋走行は、見通しがあまり良くないので緊張の連続である。
特に高架橋部分は逃げ場がないから、なおさらである。

残りの部分は一気に駆け抜けた。
止まって呑気に撮影なんかしてたら、大顰蹙(ひんしゅく)買うことは必至なので。



 
⑭ そして終点へ


ループにより、標高差80mを突破した新道はそのまま善光寺平へと下ってゆく。
旧道が崖の上をあくせく曲がりくねっているのを横目に、新道は浅川を緩やかなカーブで一跨ぎする。
新旧道共に蛇行しているが、大蛇とニシキヘビのうねりほどの差がある。
浅川東条の集落から下ってくる旧道とクロスすると、終点を迎える。


終点前に標識でも撮っておくか。


終点は旧道と同じく、県道37号長野信濃線とのT字路である。
旧道より若干北側であるが。

ここのちょっと南に我が母校の小学校、さらに下ると高校があるからついでに寄ってみるかな・・・・・・。
ひとまず今回の探索はこれにて終了!!





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