このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

コンビニがない市町村


コンビニレシート収集家の私の頭を一番悩ませるのが、コンビニがない市町村です。
北海道にはそういう町村が7つある。
これからそういった町村について、ウダウダ語ります。


 
初山別村



道北の日本海に面する小さな漁村。
主な集落としては、初山別、豊岬、有明があり、それ以外は広大な牧草地や荒地が続いている。
中心の集落、初山別では海と山に囲まれた割と広めの谷間に、家々が寄り添うように存在している。
自治体の中心集落としては、若干頼りなく、商店もポツンポツンとしかない。
人口も1,500人とかなり少なく、さらに交通の要所というわけでもない。
それ故、村の規模は同等でも、国道分岐がある音威子府村と比べて、コンビニの必要性はかなり薄れてくる。
コンビニのある隣町(遠別町、羽幌町)の中心街まで20キロ程しかないことも災いしたのであろう。
以上のことを考えると、コンビニがないことも頷ける(個人的には欲しい)。



 
中川町



個人的に地味な印象を受ける町。
名前の平凡さもあるだろうが、訪れた時、市街地を対岸からしか眺めていなかったからだろう。
人口も約2,200人、対岸から見た感じでも、それ程大きな市街地には見えなかった。
しかし、高校があり、特急が止まる駅があるくらいだから、一つくらいあっても良い気がする。



 
幌加内町



やたら寒くて、やたら広い町。
人口密度が極めて低く、1平方㎞あたり3人も住んでいない。
添牛内、朱鞠内、政和などの小集落が国道沿線に点在するが、人口は幌加内集落に集中している。
JR深名線は廃止されたものの、高校も要するまあまあ立派な中心街だが、コンビニだけが欠けている。
中心にはスーパーがあり、それで事は足りているのだろうか。
しかし、ドライバーにとって、コンビニが幌加内にないという現状は少し辛い。
国道275号線を北上していくと、沼田町から美深町までの100キロの間、コンビニが一軒もないのだ。
その中間である、幌加内町には是非ともコンビニが欲しいのだが…。



 
白滝村



深い山に囲まれた、過疎化に悩む村。
人口は1,300人と少ないが、村民のほとんどが中心街に住んでいるため、市街地は立派に見える。
鉄道、国道、高速道路が通っており、交通には割と恵まれているが、あくまで通過点に過ぎないようだ。
現在、高速道路は白滝までしか伸びていないが、これが紋別まで伸びたら、ますます白滝は見捨てられる存在になってしまうだろう。
もうすぐ、近隣の町村と合併し、白滝村は消えてしまう。
寂しい限りである。



 
占冠村



立地的には白滝村とよく似ているが、交通は白滝のそれよりも遥かに不便だ。
そびえる山々は高く険しく、流れ出る川は深い谷を刻んでいる。
村から出るまともな道は、南北に伸びる国道のみで、鉄道開通前は〝北海道のチベット〟とも呼ばれていた。
しかし、そんな不便な所であるからこそ、コンビニのような小売店は必要だと思う。
人口は少なくとも、利用する人はいるのだから。
まあ、コンビ二も慈善事業じゃないからそう上手くはいかないが…。
トマムリゾートの人気がもっと上がっていれば、一軒くらい立ったろうが…。



 
浦臼町



石狩平野北部の小さな町。
そんなに寂れた印象は受けないが、ひたすら田園風景が広がっており、人口はあまり多くない。
しかし、それ以上に小さいのが面積だ。
隣町のコンビニまではすぐである。
それでもそこそこの幹線に沿っているのだから、一軒くらい欲しい。



 
神恵内村



積丹半島の険しい海岸が続く村。
僅かな平地に民家が密集しているのが、神恵内村の基本風景である。
村役場のある神恵内集落もまた、古宇川の河口が作り上げた狭い谷底に位置する。
地形の険しさからして、当然人口は少なく、コンビニの存在意義も薄い。
ただ、積丹半島自体にコンビニが3軒しかなく、存在意義を見出せるとしたらそこだろう。





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