このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

印 象 XXVI 

次々に新曲が生まれてくる音楽の世界の様に、写真も感動場面は無限大です。 撮影の基本は場所探しとイメージ作り・・・残りは運だと思います。失敗ばかりで中々素敵な作品をモノに出来ませんが、感動の気持ちを忘れず頭に描いた写真をイメージしてトライ・トライ! 北陸線の撮影場所は限られてますが、じっくり探せばまだまだ新しい発見と感動が有ります。


『 湖北路の冬物語 Ⅲ 』

昨年は暖冬で、本当に雪の降らない冬でした・・・。今年2月の冬の北びわこ号の運行回数5回の内、何と4回が積雪や降雪日でした。特に2/17は長年通った湖北路も過去にない積雪量と降雪日で、地道の積雪が多いため線路近くに近づけない程でした。行かれた方の話によると東北の磐越西線で走ったD51より雪が多かったと聞きます・・・。地元で生活されてる方々には大変失礼かと思いますが、蒸機ファンの私共には、最高のプレゼントで最高の雪日和でした。07年冬の未公開作品含め順次冬物語を公開したいと思います。






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米原〜坂田、間 07.02 

 「 お屋敷の老門 」 大変大きなお屋敷で、昔お酒を造られてた酒蔵だった様です。敷地も大変大きく門の傍には酒蔵の工場跡や外庭。お屋敷の中も広大で、母屋の玄関には昔のポンプ式の消火器(当時はかなり高価で貴重な文化遺産)が吊るされ、お庭には沢山の庭木、そして幾つのも灯篭がありました・・・。わかるでしょうか?写真の門の横にある庭石付近に本の僅かですが、屋根から落ちた雪の塊が少しだけ残っています。冬晴れの快晴の朝に、お屋敷の門を入れて北びわこ1号が軽快に白煙吐いて、通過する姿を収めて見ました・・・。


高月〜木ノ本、間 07.02

 「 雪吊り  」 冬の風物詩・・金沢兼六園などが非常に有名ですが、大切な庭木を雪の重さで枝が折れない様に、雪害から守る為に縄を使い枝を吊ります。今まで撮影続けて来ましたが、線路傍には雪吊りは無く中々巡り合う機会が有りませんでした。偶に庭で雪吊りされてる庭木を見たことが有りますが、北陸本線の沿線沿いでこれだけ揃った冬の風物詩の雪吊りを見るのは始めてです・・・。


高月〜木ノ本、間 07.02

 「 お見送り  」 白煙をいっぱい上げて北びわこ一号が高月駅出発。フェンス越しなのでお子様を肩車してお見送り・・・。北びわこに沢山乗られた乗客に向かいお子様が、一生懸命手を振られてました。


田村〜坂田、間 07.02

 「 屋根から落ちた軒下の雪  」 晴天の穏かな日は、冬らしい季節感にある良い画材も場所も無く撮影も苦労します・・・。道路から見えた僅かに残る日陰側の屋根の雪を発見・・・。気になりもしかしてと思い早速ロケハン・・・。日陰で狭いスパンながら屋根から落ちた雪が気に入り「 冬物語 」の撮影に挑戦。誰もこの作品が良いとは理解していただけないでしょうが、私だけですが、自己満足の世界で申し訳有りません・・・。それからわかりますか?写真にまだ少しだけ屋根の上に残る雪が・・・。 


米原〜彦根、間 07.02

 「 冬の夕景 」北びわこ号の北陸本線の撮影も終わり、後は梅小路に帰る琵琶湖線の回送のみ。今年の冬の運行は毎週の雪のプレゼント。まだ雪残る線路端を回送の機関車達が、冬の夕日に照らされ静かに梅小路に向かい帰還。


[ 表紙 ]

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