このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

北びわこ号 『 重連の響き Ⅳ 』

北びわこ号も過去96年から98年に山口線の山口号の休みの間を利用して、冬の運行のみc57+c56の重連運転が行われました。2両の蒸気機関車が連なって、息を合わせて走る姿は、迫力と醍醐味が有ります。 人気の重連運転になると全国各地からの撮影に来られる蒸機ファンと、至る所で見物される方で賑わい場所の制限から普段のように 工夫した構図は写せませんが、少しでも重連運行の魅力と素晴らしさが伝われればと思います。

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虎姫〜河毛、間 98.03.07

  虎姫駅を出発した重連北びわこ3号です。 やはり集煙装置の無い貴婦人C57の姿はスマートでさっぱりしていて改めて素敵だと思います。場所の制約から線路に近づきすぎましたが、何とか駅出発シーンも撮影できました。


虎姫〜河毛、間 98.03.07

  C57+C56の二両の重連の蒸気機関車が木之本駅目指し通りすぎましたが、二両とも梅小路の検査終了後の間もない姿なので、後ろから見ると煤汚れた現役蒸機と違いテンダーの塗装の美しいこと・・・ピカピカに輝く姿がとても印象的でした。  


長浜〜虎姫、間 98.02.28

 白煙を吐いて姉川築堤を通りすぎる重連北びわこ1号です。 雨模様とモノクロでわかりにくいとは思いますが、冬のこの時期には大変珍しく昨年種がこぼれて疎らに咲いたと思われる菜の花が美しく咲いてました。


坂田〜米原、間 98.03.07

 重連北びわこ4号が終着駅米原を目指して二両の機関車が汽笛と鳴らせて坂田駅を出発。 北びわこ号もバック運転される2往復の頃は、良く秋・冬は坂田駅にシルエットの姿を撮影に行きました、冬場はどうしても琵琶湖側から風が吹きます・・・定番の撮影場所には沢山の方がカメラを構えてましたが、風の事を考えて思い切って近くの北陸本線を横切る道路の高架の上から後追い姿を狙いました。


坂田〜米原、間 98.03.07

 高架道路の上からの狙いは確かでした。やはり琵琶湖からの風で定番の撮影地は煙の中・・・高架の上には他に撮影される方も居られず独り占め・・・まず重連の後追いをメインに撮影される変わり者は、私ぐらいかも知れませんが・・・? 終着駅米原まではあと少し二両の蒸気機関車が呼吸を合わせて・・・ラストスパートを掛け重連北びわこ4号が、最後の力を振り絞り素晴らしい煙を吐いて通過して行きました。 2号・4号のバック運転をしなくなった今となっては、重連北びわこ号の貴重な記録と素晴らしい思い出になりました・・・。


  [ 表紙 ]

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