このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

印 象 XIV 

次々に新曲が生まれてくる音楽の世界の様に、写真も感動場面は無限大です。 撮影の基本は場所探しとイメージ作り・・・残りは運だと思います。失敗ばかりで中々素敵な作品をモノに出来ませんが、感動の気持ちを忘れず頭に描いた写真をイメージしてトライ・トライ! 北陸線の撮影場所は限られてますが、じっくり探せばまだまだ新しい発見と感動が有ります。

写真をクリックすると大きくなります。


『 回送の素敵な情景 V 』

北びわこ号運転のために、京都の梅小路蒸気機関車館からの行き帰りの東海道本線回送と、北びわこ号午前中 の1号・午後の3号の運行後、木之本から米原の帰りを、DD51ディーゼル機関車に引かれて回送扱いされてます。ただ引かれて通り過ぎる回送は面白くないと撮影されない方も多い様ですが、回送も中々素敵な被写体です。米原〜木之本間の北陸本線に無い東海道本線の景色や、撮影の工夫と場所探しで魅力的な素敵な撮影が可能です・・・回送の魅力有る素敵な情景をご紹介します・・・・・。

近江八幡〜安土、間 07.02月

 「 早朝の踏切 」 国鉄時代ここの踏切は、通過する列車に手旗信号を送りながら、長らく交代勤務で職員による踏切を手動で開け閉めがされてました。時代の流れ・・自動信号機に変わり、今は懐かしい面影も有りませんが、古い商標を掲げた老舗の井筒屋醤油店のみが歴史を物語ってます。古びた倉と煤汚れた壁の店構えに通過して行く蒸気機関車を見ていると、まるで昭和30年代にタイムスリップした様で・・・ 曇り空の冬の寒い早朝の踏切、幸い日曜日で米原に向う機関車が回送される頃は、運良く車の通過もなく、散歩されてるおじいさんが、踏切を通過する蒸気機関車を珍しそうに見送られてました・・・。

●報告事項  

残念ながら・・・井筒屋醤油店さんの写真手前の看板部分の軒下の店先が、最近新しく店の改装工事された模様。看板部分は残されてますが、長らく見慣れていた老舗店の趣から、新しい木目の張り板とアルミサッシ引き戸・アルミ格子の店先に変わってしまいました・・・。 07年6月初旬確認。


田村〜坂田、間 06.10月

 「 煙棚引く回送 」いつも思います。北びわこ1号・3号の本運転より、ディーゼル機関車に引かれて米原に帰る回送方がよく煙が出ます。何故なんでしょうか・・・?  秋の田んぼに農機具が入ってた後が、模様になり印象的で・・・煙棚引く回送の蒸機がゆっくり通り過ぎました・・・。


高月〜河毛、間 07.02月

 「 警 備 」 05年4月の福知山線事故・05年5月の一部のマーナーない撮影者による北陸本線内の特急の運転妨害で、安全確保の為に地元ボランティア・警備員の方と北びわこ号の運行日には撮影者の集まる場所には必ず警備をされてます。危険な行為は無いか確認の上で今日も無事北びわこ4号回送が通過して行きました。本日最後のお仕事・・・警備員さんが西日に照らされ、黒々と日焼けされた横顔が凄く印象的でした。 今日も一日安全運行で、警備大変お疲れ様でした・・・。


近江八幡〜安土、間 06.10月

 「 早朝の幻想 」 冬真直の日の出時間は遅く、素敵なシルエット写真が写せます。蒸気機関車C56は小さいながらもスポーク動輪で、シルエットで見ると動輪の隙間から向こうが見えます。いつもはDD51に引かれて煙も無く通過してゆく後方の蒸機が、力行して煙を吐いて行くではないですか!!本日は早朝の幻想的な素敵なチャンスをものに出来ました。蒸機を運転されてる乗務メンバーさんのおかげですね・・・この後訪問する北びわこ号の煙を期待して・・本運転が楽しみです。


安土〜能登川、間 06.10月

 「 一路米原へ  」 安土〜能登川間には、東海道本線の県内唯一の短い腰越山トンネルが有ります。耳を澄ませば・・独特なディーゼルエンジン音が、次第に近づいてトンネルを通過して来たDD51+C56二両の機関車の短い回送ですが、トンネル上から見下ろし走り去ってゆく二両の機関車の後ろ姿も凄く可愛くて素敵です。本日は北びわこ号の本運転日。ウォーミングアップしながら一路米原へ・・・。


  [ 表紙 ]

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください