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湯股温泉(長野県大町市);秘境の湯で2泊3日のキャンプ |
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− 2009.07.23(木) 晴 − |
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数年前に計画し延々びになっていた秘境“湯股温泉”行の当日になった。昨日は早朝4時過ぎに家を出て埼玉まで日帰りしたので多少の疲れが残っている。 |
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高瀬ダム上部でタクシー下車 (7:40) | | 高瀬ダム左岸は烏帽子岳の登山口 (7:40) |
梅雨明けしたというのに気掛かりな空模様が続いていた。しかし、当日の朝はご覧のような青空が・・・・普段の行いが良かったのかな? |
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高瀬ダム左岸の展望台から見えた槍ヶ岳 (7:46) | | 高瀬ダム左岸の展望台から右岸を眺める (7:47) |
家を出たのは6:15、七倉に車を駐車しタクシーで高瀬ダムに着いたのは7:40。タクシーから下車するのは烏帽子岳方面への登山客のみ。 |
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高瀬ダム中央部からダム湖を眺める (7:47) | | 高瀬ダム右岸が出発点 (7:53) |
高瀬ダムは国内有数のロックフィル式ダム(自然の石を積み上げ)で、お隣の国内最大の黒部ダム(アーチ式ドーム越流型)の186mより10m低い176m。 |
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ダムの右岸には整備された管理路があり湯股方面へ、左岸側にはトンネルがあり烏帽子岳への登山口がある。トンネル入口の展望台から槍ヶ岳の矛先が見えた。 |
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予定は七倉の駐車場が8時半、高瀬ダムからのスタートが9時としていたので丁度1時間早いことになる。気持ちの良い青空の下、これより2時間30分の河川探索だ。 |
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北アの山小屋へ物資を輸送するヘリ (8:45) | | ダム湖の上部 (9:12) |
湯股温泉までキャスターで引いていけるとの情報を信じ一旦諦めた荷物も全て持参した。これから起きる悲惨な出来事を想像する余地もない。 |
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管理路車道の終点 (9:27) | | 所々に木道が (9:44) |
重い荷物を載せたキャスターは心地よく動く。1時間半弱で管理路車道の終点に着いた。ここからは歩道だ。庭園の中を歩いているかのように整備されている。 |
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無名非難小屋 (10:23) | | 気持ちの良い川縁の遊歩道 (10:47) |
30分程進んだところでキャスターの片側の車輪が破損した。背負子にもなっているので、やむなくメチャ重い荷物を背負う。 |
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15分程度も歩いただろうか、背負子の肩紐の止め具が破損した。重い荷物、引く事も背負う事も出来なくなった。1台のキャスターを引き、破損したキャスターを担架のように兄と担う。 |
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リハーサルで背負った際、余りにも重く腰を痛めてしまった経緯がある。数箇所のアップダウン、15分毎に休憩をとる。 |
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この遊歩道は、登山道としては北鎌尾根をルートにする槍ヶ岳登山道でもあるが、現在は野口五郎岳に通じる竹村新道からの裏銀座縦走コースとして主に利用されている。 |
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右下写真の場所でアクシデントが起こり兄がここまで撮影したフイルムを全てダメにしてしまった。気落ちしたところで心機一転を図るためにと早お昼にした。 |
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気持ちの良い林間の遊歩道 (10:51) | | 兄は此処までの写真がオジャンに (11:25) |
歩道の右側は高瀬川である。随所に滝や奇岩がある。20近く指呼できる人面岩があった。少し気味が悪いが最も大きな顔は恵比寿さまなので良しとしよう。 |
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高瀬川に流れ落ちる滝 (12:06) | | 20近く指呼できる人面岩 (12:35) |
崩落斜面の修復工事の人が昼休みで歩道の上で休んでいた。キャスターを引かなければ快適な遊歩道だ。湯股温泉&噴湯丘めぐりの観光客誘致のためだろう。 |
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補修工事中の崩壊斜面 (12:47) | | 晴嵐荘が見えてきた (13:26) |
下見に来た時の記事にも書きましたが噴湯丘に通じる吊橋が流木で破損し通行禁止になっている。その修理について苦言を一つ。 |
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大町市観光協会や大町市観光課で作成しているパンフレット。天然記念物に指定されている“噴湯丘”にどうぞ・・・・そう言っているのに修理する気配が感じられない。 |
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大町市役所の観光課に問い合わせたところ「業者に話してあるのですが・・・・」「復旧時期は・・・・」との返答。これではお役所仕事と言われても仕方ないですね。 |
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一休みしていると一人の女性が軽装で下ってきた。それもそのはず。晴嵐荘でアルバイトをされている方で休憩時間の散歩だとのこと。吊橋の修復工事の件をたずねると、いろんな省庁が絡んでいるので時間がかかっているようだとのこと。 |
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もう少しですから頑張ってくださいと元気づけられ立ち上がる。しばらくして右前方に晴嵐荘が見えてきた。それを見て再び腰を下ろしてしまった。 |
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吊橋を渡り荷物を運ぶ (13:50) | | これより高瀬川 (15:36) |
湯股温泉に13時45分に着く。4時間45分、標準時間の倍だ。撮影に来たのだからこの位の時間はかかる。 |
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水股川(手前)と湯股川(向こう) (15:37) | | 300mmで撮影した噴湯丘 (15:38) |
晴嵐荘の管理人さんから「すごい荷物ですね(まさか登山ではないでしょうね)」と言われてしまった。2泊3日のキャンプ、よろしくと挨拶を済ませる。 |
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晴嵐荘に戻る (15:55) | | 夕食準備中のテント (17:12) |
初使いのテント、設営のリハーサルもしていなかったので手間が掛かり設営を終えたら15時を回っていた。明るいうちに噴湯丘の下見に行く。 |
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湯股川と水股川の合流地点が高瀬川の始まりである。右岸方向から流れ込む水股川に架かっている吊橋が流木で破損したので通行禁止になっている。合流点から300mmズームで噴湯丘を撮影した。 |
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蝶と里山の浪漫紀行 |