このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ご存知のように現在、福島県は実質的な被害と風評被害にさらされています。
ことに裏磐梯 北塩原村は、震災の直接的被害はほとんどなかったにもかかわらず、
観光地であるがゆえ、深刻な状況であることは否めません。
我々バスアングラーにとって、裏磐梯はスモールマウスバスの聖地であり、県内はもとより、埼玉、東京、神奈川から、
足しげく通う釣り人もたくさんおります。バスフィッシングを愛する以上に、裏磐梯を愛するアングラーも多いと言っていいでしょう。
そんなアングラーの一人、岡村宏規氏の呼びかけで開催された、今回のチャリティートーナメントに参加させていただきました。
裏磐梯を愛する熱いアングラー45名の戦いをレポートいたします。

 

前日の雨の影響で、湖はややターン気味。スポーニングもほぼ終焉を向かえ、ビミョーなコンディション。
しかし、今回のレギュレーションは1匹のみの重量。チャンスは誰にでもあるし、必要以上に魚をいじめません。

 

主催者の岡村氏は、神奈川県在住。遠地から通っているからこそ、「何かしたい!」という思いは強い。



午前7時スタート。

  





一応、筆者も釣りましたよ。

  



短い時間でしたが、お気楽な大会を楽しめたのではないでしょうか。



優勝は、ローカルトーナメント表彰台の常連 オレンジ色のニクイ奴 矢野倉 充さん 1055g

2位は、裏磐梯アングラーズプレスでおなじみの、曽原湖PR大使 森 圭一さん 1040g

3位 梓沢 憲之さん 995g

という結果でした。

大会後のオークションでは、たくさんの方々から協賛いただいたようで、裏磐梯に対する熱い思いはここでも感じられました。

  



北塩原村 小椋 敏一村長にもお越しいただき、経費(弁当代等)を除く参加費、オークションの売上が
北塩原村への義援金として、直接手渡されました。
総額252,016円!!



小椋村長より、今回のチャリティートーナメントの主催者、参加者に対し、感謝のお言葉をいただきました。
我々バスアングラーはなにかと肩身の狭い思いをすることもありますが、
釣り場の地域の長である村長が、バスアングラーを歓迎してくれていることは、本当に心強いです。
こちらこそ感謝です。

今回の震災で、亡くなられた方、ご家族、財産、仕事を無くされた方、本当にお気の毒です。
また、直接的な被害ではないけれど、観光や釣りどころではない方もたくさんいらっしゃることでしょう。
そして、放射線量が気になる方も。
裏磐梯は直接的な被害はほとんどありませんでしたし、放射線量も都内のいわゆるホットスポットよりも少ないくらいです。
(レントゲン検査一回が600マイクロシーベルト、6月の北塩原村は0.16〜0.19マイクロシーベルト) 北塩原村HP参照
やはり、裏磐梯は風評による被災地だと言えるでしょう。

今回のチャリティートーナメントのキーワードは、「絆」。
裏磐梯に通うアングラーは、釣りと言う遊びを通して、地域、そこで生活する人々、
また同じ遊びを共有できる仲間との「地縁」を感じていることでしょう。
裏磐梯という土地で結ばれた絆です。
今回はチャリティートーナメントという形でしたが、この絆は、これからも継続されます。
我々は幸いにして、釣りに来れる余力があります。
この国難の時に、観光や釣りなど不謹慎だ思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、だからこそ、
我々は、例年通り裏磐梯に釣りに行きます!





裏磐梯 曽原湖チャリティートーナメントレポート

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