このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
イカリ潟は、その地形の複雑さ、水深の浅さ、水の動きの少なさ、狭さから、桧原湖内で最も特異なエリアと言える。
スポーニング・シーズン直前!イカリ潟釣行の留意点を整理しておこう。
前述のとおり、イカリ潟を含む島廻りのエリアは、非常に複雑な地形をしており、
良くも悪くも、桧原本湖とはまったく違うコンディションであることが多い。
違いが最も顕著に現れるのが、スポーニング・シーズンである。
浅く入組んだ地形は、本湖より明らかに水温上昇が早く、
言うまでも無く、最も早くスポーニングが始まる。
筆者の経験上、イカリ潟に入っている魚そのものも、本湖の魚とは異質な印象を受ける。
間も無くスポーニング・シーズンを迎えるイカリ潟で、好釣果を得るために次のことに注意しよう!
安全 マナー
イカリ潟周辺は、無数の島や、無数のハンプ、馬の背などの浅瀬が存在するため
エンジンでの進入は危険極まりない!
実際、暗岩にエンジンを当てて、立往生しているボートを何度か見たことがある。
アルミボートであれば、トランサムごとエンジンがもげてしまうこともありうるし、
バスボートであれば多額の修理費用を覚悟しなければならない。
物損であればまだいいが、人身事故になることもありうる。
たとえ、魚探を見ながらデッドスローで走行していても、
桧原湖のハンプは急激に立ち上がるものが多く、映ってからではもう遅い!
またイカリ潟周辺は、JB・NBCの禁止エリアでもあるため、
レンタルボートが多く浮かんでいる傾向がある。
非常に狭いイカリ潟周辺でのエンジン船の引き波は、ローボート、ジョンボートにとっては命取りだ。
これはルールやマナーといったレベルの話ではない。
イカリ潟周辺では、エレクトリックモーターによる走行を心がけよう!
好釣果の秘訣
先にも書いたとおり、イカリ潟に入っている魚と本湖の魚は、性質が異なっていると感じられる。
本湖のネストの魚に対して、イカリ潟のネストの魚は
なかなか口を使わない、と感じるアングラーも多いのではないだろうか?
当然、狭いイカリ潟の中に多数のアングラーが入ってくるのだから、
プレッシャーにより釣り辛いこともある。
また、ネストにロックせず、一定のルートをグルグル泳いでいる魚を目にすることも多い。
これは筆者の私見であるが、イカリ潟のバスはアングラーを含め、外敵が非常に多く存在しているため、
わざと卵のあるネストにロックせず、遠巻きに監視しているのではないだろうか?
イカリ潟の中には、ブルーギルやコイ、ニゴイなど、バスの卵を狙っている魚が沢山いる。
ネストにロックしていたら「ここに卵がありますよ!」と教えているようなものだ。
つまり、イカリ潟のバスは本湖のバスに比べ、非常に警戒心が強いと考えられる。
当然、狭いエリアのため、音にも敏感だ。
釣人をまったく警戒していないように泳ぐフナの群れでも、
エレクトリックモーターのON・OFFには反応する。
ただでさえ警戒心の強いスモールマウスバスであるが、イカリ潟内のバスは更に敏感だ。
極力音を立てず、ひっそりとアプローチしなければ好釣果は望めない。
エンジンでの走行などもってのほか!
他のアングラーにも多大な迷惑をかける事になります!
安全 マナー そしていい釣りをするために!
本山プロが推し進める
【島廻り及びイカリ潟のエンジン使用自粛運動】
みんなで協力しましょう!!
桧原湖航路図
島周り周辺航路図
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