このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

こたかもりカップ2003参戦記!!

昨年の途中リタイヤから一転!
ついにその時はやってきた! し、しかし・・・!?


by 湖上の海人(ウミンチュ)K.S

第2回こたかもりカップ(初参戦)参加者20数名中11位タイ
第3回こたかもりカップ 参加者44名中ノーフィッシュ
第4回こたかもりカップ 参加者32名中ノーフィッシュ(吹雪のため途中リタイヤ)
と、情けない結果しか残せていない、こたかもりカップ!!
JB NBCではない私に禁止エリアはないのだが、
「JBプロとイコールコンディションで戦いたい!」
などと身の程知らずなことを考え、彼らの禁止エリアで釣ることを控えていた。
だが、もうそんなことは言っていられない!
今年はなんとしてもノーフィッシュだけは避けなければならない!!
そして、あわよくば、過去、共に参戦した全ての大会で0勝4敗1分けの、
カッ飛びつりっ子太郎J.T氏から一勝をもぎ取りたい!
そんな思いで、開催の朝を迎えた!
ルールは3匹の総重量で競われる。予想優勝ウェイトは1600g前後と読んでいた。
35cmほどの魚を3匹といったところだろう。
早朝はかなり寒いものの、日が出れば防寒着が暑く思えるほどの気温で、
昨年、同時期、吹雪であったとは思えないすばらしい天気である。





そんなわけで、今年の参加人数は71名と、もはや草トーナメントの域を超えていた。
今年、身内(元ワンハウス・ユーザー)の参加者は、
「賞金取れたら焼肉おごってあげるよ!」などと、
根拠のない自信にあふれるカッ飛びつりっ子太郎J.T氏。
いつもは奥さんと来ているものの、今回は金曜日から休みを取って
一人でプラクティスを行うほどやる気満々のM.H氏。
桧原湖は2シーズン目なので自信がないらしく、前日まで参戦を渋っていたS氏。
そして、雪辱に燃える私、湖上の海人K.Sの4名。

この内容は、特定の方々に勝手に送りつけていた「釣果報告迷惑メール」を再構成したものです。

8時丁度、71名の選手たちは一斉に自分のポイントへとボートを走らせた。
スタートダッシュを決めたカッ飛びつりっ子太郎J.T氏であったが、
所詮75馬力のバスボート!
あっという間に225馬力のバスボートに抜かされていた。
わたしは冷静に、先週のプリプラクティスで見つけておいたポイントへ走った。
一週間前、そこで400gの魚が入れ食いとなった場所だ!
水深7mにある岩に、1/4ozのラバージグを投入。
しかし!!アタリはない!2投、3投、4投とするうち、希望は失望へと変っていく。
「ヤバイ!やはり魚は動いてしまったのか!?」
一旦別の場所へ移動。ほどなく300g台の魚が釣れた!
「よし!ノーフィッシュは免れた!」
その後も追加できたが、300g台と100g台で、
これではカッ飛びつりっ子太郎J.T氏に勝つことは出来ない。
再度、最初のポイントに戻り、祈るようにラバージグを打ち込んだ。
そして!!
怒涛の入れ替えが始まった!
先週よりサイズのいい魚が、
ボコボコ釣れだしたのだ!!あっという間に総重量が1300gほどに跳ね上がり、
よほどのマグレがない限り、カッ飛びつりっ子太郎J.T氏に
負けることはないだろうと思われた。
その後も場所を変え釣れたのだが、入れ替えは出来ず、14時の帰着時間を迎えた。



いち早く検量を終えていたM.H氏は、
前日見つけたエリアで粘って1340gを持ってきていた!
カッ飛びつりっ子太郎J.T氏は、今年一番の人気エリアに入っていたのだが、
あっという間に銀座になり、
ウェイトを伸ばすことが出来ず、3本で600g台であった。
S氏は、辛うじて1本、400g!
そして正式に検量した私のウェイトは1370g!!
とりあえず身内ではトップウェイトであった!!

片付けを終え、張り出された順位表を見に行った。
1位、2位は1700g台を持ってきていた!
桧原湖での大会では、常に上位に入る見慣れたプロの名前がそこにあった。

しかし!

第5位に書かれていた名前は、この世でもっとも見慣れた名前が書かれていた!!


第5位 K.S


まぎれもなく私の名前が書かれているではないか!!
喜びと、動揺が駆け巡った!
第5位であれば、賞金と上位入賞者インタビューが待っている!

冷静を装って、まだ片づけをしているみんなのところに戻った。
「J.T君!焼肉でいい?」
凹んでいたカッ飛びつりっ子太郎J.T氏にトドメを刺してやった!

だが、大変だ!入賞者インタビューをブチかまさなければならない!
仕事以上に頭を働かせ、必死にコメントを考えた。
フツーのコメントでは、オレのプライドが許さない!しかし、すべるのも怖い!
どうにか考えをまとめ、表彰式にのぞんだ!

「賞金獲得された方の名前を呼びますので、前に出てきてください。」
心臓はバクバク鳴りだした。71名の羨望の眼差しが、オレに向けられるのだ!!

「では、まず第3位!!」




「えっ・・・!」


賞金獲得者もインタビューも1位、2位、3位だけであった・・・

上位3名の気の利かないコメントを聞かされ、私には、その他の入賞者の一人として
ボート用のバッテリーが授与された・・・

そして、今年も桧原のシーズンが終わった!
来年こそは、粋なコメントをブチかましたいものだ!

「じゃあ、K.Sさん!焼肉行きましょうか!ゴチッす!」
などとカッ飛びつりっ子太郎J.T氏にホザカれ、
トボトボとボートを引いて東京へと帰りましたとさ!


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