このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

こたかもりカップ2004参戦記!!

不運が続いた今年のこたかもりカップ!
しかし最後に待っていたのは!?


by 湖上の海人(ウミンチュ)K.S

今年も、桧原湖のシーズン終焉を告げるイベント「こたかもりカップ」が開催された。
今年11月3日「文化の日」は水曜日であったため
残念ながら3連休とはならず、出場者数が心配されたが、結局60名がエントリーし、
そこそこ盛大な大会となった。
昨年のこたかもりカップでは第5位入賞という快挙を成し遂げたものの、
期待に胸膨らませた賞金と入賞者インタビューは第3位までで、
肩透かしを喰らった感があり、どうもすっきりしなかった。
今年こそは3位以内に入り、表彰式会場を沸かせる粋なコメントをブチかまし、
賞金で、悔しがる友人たちにファミレスでサイドメニューのフライドポテトでも
振る舞ってやりたいところだ。

しかし、意気込みとはうらはらに、大会1ケ月前になって愛艇「黒鱒サバニ海人」は
エンジン不調によりドッグ入り。
その後個人的な事情により一切プラクティスができず、
おまけに桧原に向かう途中、オービスに33キロオーバーで激写され、
17万キロ乗った車までエンジン不調。出場そのものが危ぶまれた。

結局当日は、こたかもりキャンプ場さんにレンタル艇をお借りし
エントリーできたのだが、ほぼ−ケ月釣りをしていない。
一日で激変する秋の桧原湖で、ブッツケ本番の出場は「ゼロ申告」の可能性がかなり高い。
しかも今年の桧原はシーズン当初から、これまでのパターンが通用しないことが多く、
昨年の入賞パターンが使えるかどうか相当怪しい。
しかし、望みがないわけではなかった。
大会前、最後に釣りをした10月上旬、
昨年の入賞パターンの片鱗を覗かせるパターンを発見していたのだ。
「本湖で、北西の風をブロックするロックハンプに囲まれた盆地状の水深7〜8mを
ラバージグでたたく」
というのがその時のパターンだ。
このまま順当に季節が進んでいれば、バスはさらに入り組んだワンドの奥へ入って行き、
同じような地形、同じような水深に溜まっているはず。
となれば昨年の入賞ポイントに魚が入って来ている可能性がある。
もはやそれに賭けるしかない。

わたしは2本のラバージグ用ペイトタックルと、ラバージグの入ったボックスのみで、
レンタル艇に乗り込んだ。
昨年と同様、日が出れば寒さを感じない絶好の大会日和。
雪辱に燃えるカッ飛びつりっ子太郎J.T氏は、
どうせすぐにブチ抜かれるのに今年もポールポジションに陣取っている。
午前8時、こたかもりカップ2004がスタートした。

一斉にパスポートがそれぞれのポイントめがけてブッ飛んで行く。
ある意味開き直っているわたしは、最後尾からパスポートの引き波が治まるのを待って
ゆっくりとスタートした。
昨年の入賞ポイントに直行し、1/4フットボール海人スペシャルを投入。
すぐには釣れないことはわかっていた。風が吹かなければ魚は口を使わないはずだ。
が、以外にも数投で400gほどのスモールが釣れてしまった。
「やっぱりここにいたか!!でもなあ・・・」
パターン通りといえばパターン通りだが、不吉な予感があったのも事実だ。
その後、続かないので小移動し200g前後のスモールを数本釣り、リミット達成。
しかし、こんなウェイトでは3位どころかシングル入賞もできない。
相変わらず風は弱く、400gオーバーのスモールマウスのスイッチは入らない。
刻々と時間は過ぎて行く。移動する勇気も喰わせのライトリグも持ち合わせていない。
ひたすらラバージグを投げ続けたが、ついに風は吹かず、入れ替えもできなかった。
いさぎよく帰着することにした。

帰着場所の沖合いにカッ飛びつりっ子太郎J.T氏が浮いていた。
こんなところでドラッギングしているとは、
よほど余裕か、それとも路頭に迷っているか?
J.T氏は顔に出るタイプなので後者であることはすぐにわかった。
「ムフフ、とりあえずヤツには2連勝確定!」(その前は4連敗してるけど…)
結局800g18位で今年のこたかもりカップを終えた。

優勝はなんとシャローでクランキング!3位までがみんなシャロ−で取ってきていた。
恐れ入りました。やっぱりわたしには3位入賞なんてムーリー!
一年間いい夢見させていただきました。

ということで、特定外来種問題等バスフィッシングに向い風が吹いておりますが、
来年も楽しく、こたかもりカップができることを祈りつつ、今シーズンは終了。
後ろ髪引かれる思いで東京へ帰りましたとさ!

あっ!でもでも福島県警交通課から呼び出されてるから、近々また来るんだよなあ・・・。

最後に待っていたのは、交通課のおまわりさんでしたとさ!

特集INDEXへ戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください