このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

対外来生物法の功労者
フィッシングライター
谷 剛IN裏磐梯

ルアーマガジンの読者や外来生物法に関心の高い方は、このエビス顔に見覚えのある人も多いでしょう。
フィッシングライターの谷剛さんです。今回の外来生物法では、バスフィッシングを守るため、
いろいろな人たちがいろいろな方面から、働きかけをしてくれました。
ご存知のとおり、本山プロは各地の釣り場から請願書、陳情書を出していただくため、全国を走り回りました。
そして環境省に出向き、粘り強く交渉を行ってきた方々もいらっしゃいました。
その中の一人が谷剛さんです。
谷さんは、我々が外来生物法の存在を知るはるか以前から、この問題に着目し、
仕事としてではなく、一人のバスアングラーとして、日々がんばってくれていたのです。
その谷さんが、ルアーマガジンの取材で5月28日、29日に裏磐梯にやってくるという情報を入手しました。
5月28日は環境省の説明会が行われるので、できれば参加したいと考えていたのですが、
この説明会は業者向けで、一般アングラーの参加が難しいらしく、
また既に発表されている内容を改めて説明するものなので、特に新しい話は聞かれないだろうということで、
むしろ外来生物法にもっとも詳しい人物の一人である谷さんに話を聞く方が有益だと考えたわけです。
   外来生物法関係の会合などでは、バスアングラーに対し、険しい面持ちで苦言を吐く場面もありましたが、
この柔和なキャラクターが環境省との折衝に大いに役立ったのでしょう。
   今回の取材は曽原湖で行われました。この日は非常にいい天気で、草トーナメントも行われていたらしく、
多くのボートが浮かんでいて、撮影には持って来い!

 

筆者のボートを取材艇として提供し、同船させていただき、いろいろ話を聞いてみました。
外来生物法施工後、どうなるかについては爆釣チャンネルやBFNでも報知されているように、
一般のバスアングラーが規制を受けることはほとんどありません。
外来生物法については、一応、一段落といった感じです。
が、これ以外に釣人が気にしておかなければいけない問題は沢山あるようです。
   以下はいろいろ聞いてみて、筆者が感じた私見ですが、
日本の内水面において、遊漁のおかれている状況は決して楽観できないようですね。
特にバスフィッシングに関しては、これまで釣人も釣り業界も、何もしてこなかったと言っていいほど、
野放しになっていたのです。
アユにはアユの、ヘラブナにはヘラブナの、渓流には渓流の
ルールや、魚を増やすための努力があったのに対して、
バスはかってに増えて、かってにそれを釣っていただけ、という感じです。
例えば、日本国内で渓流釣りをするためには、ほとんどの河川で入漁料を支払わなければなりません。
必ずと言っていいほど監視員が見回りにやって来て、入漁料を徴収していきます。
ですから、釣人は監視されているという意識があります。
当然、ゴミを捨てる等のマナー違反も自制されます。
まぁ、それ以前に美しい川面を見ていれば、汚したくないと思いますよね。
渓流釣りは、自然を愛し魚を愛する人の遊びのような気がします。

ところが、バスの場合は、漁協が無いような場所でも釣れたりするので、
そういう場所では入漁料の徴収は無いし、監視員もいないので、
無意識にマナーに対する意識が低くなってしまいます。
まったく自然を感じないゴミだらけでドブ川のような場所でもバスは釣れるし、
バスアングラー自身、かってに増えて、害魚だと言われているバスを軽視していた部分があるのではないでしょうか?
今後も内水面の釣りを楽しむためには、新たな秩序が必要になってくるのかも知れません。

さて、谷さんは取材の合間に、本気で釣りをしていました。
曽原湖の取材を終えた後、わずかな時間で桧原湖にもボートを浮かべ、釣りをしていました。

  

釣果については・・・
プロのフィッシングライターである前に、心は一人のアマチュアアングラーであることを、頼もしく感じました。

特定外来生物の第2陣に入るであろうニジマス等トラウトのため、
これからも谷さんの地道な努力は続くのです。

ありがとう!谷さん!これからも日本の釣りの為にがんばってください!

アングラー谷 剛をみんなで応援しましょう!


谷さんの相方 デザイナーのタケモトさんにもいろいろ貴重なお話が聞けました。ありがとうございました。
また、裏磐梯に釣りにきてください!



ちなみに今回の取材の内容は、6月26日発売のルアーマガジンに掲載されます!お楽しみに!


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