このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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『2005年繊月祭レポート』
(05.05.25)
焼酎サイト『
九州焼酎探検隊
』のtopに、人吉の
繊月酒造
さんが主催する地域密着型イベント(簡単に言うと蔵開き)“繊月祭”の案内が『堤純子様』のお名前と共になされていたのですね。
バスツアーの案内であったが、『福岡限定』と断りが入れてあって、「純子様に会えないじゃないか・・・。行けないじゃないか・・・。」とちょっとブルー入ったのだが、願望を叶えるということがとっても簡単であることに気が付いた。直接こっちからお伺いすればよいのである。な〜んだ(爆)。
というわけで、5月22日の朝。私の運転するワゴンRはギュンギュンとNAのエンジンをうならせながら国道219号線を登っていきます。西米良村村所から一気にトンネル抜けて、湯前へぇ〜・・・(こんどは間違えんやったぞ>安平氏)。10時半を回ろうかというところで蔵のある人吉城址の界隈へと到着したのだった。 このように、天気は余りよいとは言えない。小雨が降る程度ですんだのだが、長男を抱きかかえる and カメラを構える身。できれば気持ちよく晴れて欲しかったのだ。
まあ、会場内にはテントが張り巡らされておりましたから、雨が降ってきても特に影響はないだろう。
それにしてもダレですか?雨男さん。
さてさて、雨が降り出さないうちに会場を散策してみよう・・・。
こういう試飲スペースを発見すると「やはり酒造会社だなぁ・・・。」と当たり前のことを考えてしまうのだが、会場内中央に配置された休憩用テントでは繊月酒造さんの主力銘柄“繊月”の樽が「ご自由にどうぞ!!」といくつか腰を据えていた。何という計らいであろうか。使い捨てのコップを手に皆さん群がっておいででしたが、私は“川辺”を左上のサーバーからチョイス。チビチビやっておりました。
それにしても、この“川辺”。非常にスッキリとした飲み口が心地よい。妻に香りを嗅がせてみると「分からない。」と言ったが、メロンのような濃厚な甘い香りがかすめるのですね。模擬店で買ってきたお好み焼きを食べながら、うぅむ、美味い(爆)。
この繊月祭。人吉ではもう19年も続く名物イベントだそうだ。だから右上の画像のようにテレビ局の取材だって入っている。私が食べたお好み焼きもそうだが、うどん・おにぎり・猪汁・焼きとり・焼きそば、おでんと、店で販売される食品の類は全て100円だ(ただし、鮎だけは400円だった。それでも、市中の鮎の塩焼きの値段よりは安いと思う)。そして、その収益は「地元還元」という形で全額寄付!!となる。
ならば、少しでも力になれば・・・と猪汁、やきそばを平らげ、さらに栗饅頭もほおばった。う〜ん、さすがに腹が一杯だ。
このような物も発見した。今年(17年)の熊本国税局の酒類鑑評会での優等賞受賞の賞状だ。
他にも賞状はずらりと並んでおり、この蔵の醸す焼酎の秀逸さをキチンとした形で体感することが出来る。
ここで懐かしい方々とお会いすることが出来た。お仕事で人吉入りされていた九州焼酎探検隊の“隊長(左)”と徹底的にプライベートな銀杏隊員(右)である。お二方とも、“繊月”が注がれたカップを持って周囲の方と歓談されていた。2年ぶりくらいの再会であるがお二方ともお変わり無いようで心の中で「ほっ」とする。
そのような中、銀杏隊員が一点を見つめていらした。その視線の先には・・・、純子様と楽しそうにおしゃべり中の隊長が・・・。確かにうらやましぃ・・・。ちょっと悔しいので私もその中に割り込んだのだった。で、撮影させていただいたのがtopの“純ちゃん舞ちゃん”美人姉妹の画像である(写真撮影というもっともらしい理由を建前にもっと近づきたかったが、純子様。蔵の顔としてお客様の接客に忙しく、この1枚しか撮影できなかったのだ・・・)。それにしても麗しい、美しい、清楚だぁ・・・。某“焼酎サイト管理者”や某“柄の悪い酒店主”が熱を上げるのも納得である(爆)。
と言うわけで、おそれおおくもご挨拶をさせていただいた堤正博社長である。つまり純子様のお父様。初対面にもかかわらず、画像のままのにこやかなお顔で応対してくださった。今は日本酒造組合中央会の“しょうちゅう乙類業需要開発部会”の部会長として、本格焼酎の消費拡大と普及にご尽力されているそうだ。
それにしても、次から次に挨拶(地元の方がやはり多かったです。当然と言えば当然かな・・・)に来られるので本当に忙しそうでした。蛍光オレンジの法被の効果だろうか・・・。かなり目立ちますし。
お会いするのを楽しみにしていた猛牛さんは残念ながら“お仕事が忙しい」とのことで当日になって参加を断念されたそうである。
残念に思ったが、どこかでお会いする機会もあるだろう。それまでのお楽しみだ。
・・・むふふ。古酒もちゃんと飲んで参りましたよ。隊長のお言葉を借りれば、「ここ(=繊月祭)に来たら、絶対に飲んで帰らないと!!」である。
酒造敷地内にある住宅にての試飲であったが、会場に入ったと途端に空気が変わるのが面白い。一気にお祭り騒ぎから重厚な空気になるのである。こっちも何だか緊張してきた。酒を飲むだけなのにだ・・・。
秘蔵の大古酒を盃にお願いした。ガラからとくとくとく・・・と注がれる。見た感じ何処かトロリとした印象を受けるが、口に含んでみると驚愕の一言。口の中にばっと広がるけれども落ち着きを見せる風味、じんわりと染み渡っていく甘さ。これには堪らずうなってしまった。美味すぎるのだ。
くっそぉ・・・、もう一杯くらい飲ませてもらえば良かったよ・・・。
いつの間にか数時間が経ち、そろそろ宮崎へ帰らないといけない時間だ。イベントはまだまだ続くようで後ろ髪引かれる思いだったが、それを振り払って帰路に就いた。
その車の中で妻と「また来年も来ようね。」と話していたのだが、それにしても良いイベントであった。地元と共にあり、多くの人を惹きつける酒の本質を見たような気がする。
うわ〜ん、本当にありがとうございました。
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