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2013年 繊月まつり
平成25年5月19日。

今年も待ちに待ったあの季節がやって参りました。人吉は 繊月酒造 さんの繊月まつりです。普段、自社の焼酎を飲んでくれている地元への“恩返し”として開催されるイベントなのですが、焼酎の振る舞いがある・・・というだけでなく、非常に手作り感のある内容で毎年通っております。現地で販売される焼きそばや焼き鳥などは1,000円も出せば十分におなかいっぱいになるわけですが、そうやって物販で得た収益は地元へ“寄付”という形で還元されます。同社のHPによれば、昨年は地元で古くから祀られてきた老神神社(創建1200年の歴史があるとこと。本殿の虹梁には一対の鬼の像が彫られているとのことで、一度見てみたいですにゃ)に寄付され、神社は石灯籠を建てたそうです。
さてさて、

今年の5月は不思議に雨が少なく、天気についてはしっかり安心しておりました。まぁ、そこは普段の素行の悪さ・・・からか、宮崎市内を出発する頃は曇っていたが薄日も差していたのですよ。それが、宮崎自動車道を西へ西へと進むうちに雨が降り出し、加久藤の長いトンネルを抜けた頃には本降りに。会場周辺の駐車場は残念ながら満車であったため、人吉市役所の駐車場(といっても、100mちょっとしか離れていません)に車を駐め、会場入りしました。

ともかく、昼食時です。腹減りました。すぐさま食券を買い求め、焼きそばやら焼き鳥やらを確保するために行列に並ぶ。今回は画像が無いのですが、ココで食べる焼きそばは妙に美味しく、場の雰囲気もあるのかなぁ・・・と思っておりました。そしたら、「丸尾」さんの焼きそばと“冠”が付いており、毎年、これを楽しみにしている人もいるほどの名物じゃったそうな。もち、できたてアツアツのやつを手に入れましたよ。
焼き鳥はtopの通り。男衆が炭火で焼き上げ、それをお姉様方が注文に応じてパック詰めしていきます。

で、忘れちゃならんのが右画像の“つぼん汁”。球磨地方のハレの日の料理です。鶏肉の出汁がよく出た具だくさんの汁物なのですが、ハフハフ、ほっとした味わいです。
で、毎年買おうかどうか・・・と迷う鮎の塩焼き。

いつもは腹の具合を身ながら判断するのですが、今年は長男があまり関心を示さなかったために買いませんでした。

炭火の中に放り込まれたタケノコが非常に気になるのですよ。コサンか?コサンなのか?
こうして眺めておると、非常に良い感じで焼けておるのですよ。

ここで悩むわけですが、家族で食べることの出来る“唐揚げ”(“背ごし”で食べるみたいに薄く輪切りにしてやったものを揚げてあります)で我慢することにし、会場をてくてく・・・歩きます。
つくづく天気が悪いことが悔やまれますねぇ・・・。

事前に大学時代の先輩が来ている事を知っていたため、会場で見つけてしばっし歓談しておりましたが、昨年の関連商品の売り上げが293億円にも上る・・・というくまモンのショーは終わってしまったということでした。
さて、ご家族でいらっしゃっていて、ご本人も焼酎をだいぶん楽しまれた後の様でしたが、いかがでしたか?繊月まつりは?・・・と言っても、私は運営側ではございませぬ(汗)。

その後、 探検隊 の隊長らとも久しぶりに再会いたしました。いやはや、お元気そうで何よりです(この後、隊長とは偶然にも繊月酒造が誇る大古酒の試飲をご一緒してますw)。
ステージ上ではダンスパフォーマンスの最中。

子供らはステージの最前列でかぶりついていたようであったし、演目ももうしばらく続きそうだ。・・・今のうちに父上様は良い思いをするのデス。

そういって、製造施設の脇にある古酒の試飲コーナーに向かいましたよ。
試飲コーナーへと向かうと、室内はこの様に満席でした。

まぁ、回転は速いのでそんなに時間がかからないだろう・・・と希望的観測をまぁ、これがすぐには空かないのだ。しばし、席が空くのを直立不動の姿勢で待つ。
こうして席が巡ってきたのですが、目の前に出されたのは50年の古酒。とろり・・・とした舌触り、そして鼻腔を抜ける甘い薫り。・・・パねぇ。

進められるままに古酒をいただき、蔵の方が語られる焼酎の個性、国酒としての歴史の深み・・・といったうんちくに聞き耳を立てておりました。贅沢な時間。あぁ・・・。
古酒の余韻を残したまま、繊月酒造さんの物販スペースである“ 繊月城見蔵 ”を覗く。

画像は同ショップ限定で販売される熊本県産の赤桃を用いたリキュール。果汁30%という桃の香り、味わいを十二分に味わえる商品とのことで、昨年は2ヶ月ちょっとで完売するほどの人気商品だとか。

赤紫蘇を漬けた“恋しそう”もそうでしたが、絵に描いたような農商工連の事例。新しいことにチャレンジする同蔵ならではの製品。

そうやって、しばらく蔵の焼酎群や土産物やらを眺めていたのですが、ふと、店舗の外の通路が視界に入りました。

タッパがあって、妙に存在感のある御仁が通り過ぎたではないですか。御察しいただいたかも知れませんが、同蔵のCMに出演されている宇梶剛さんでした。

・・・今年も近くで見損ないましたがな。
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(13.06.23)

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