このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

阿蘇焼酎蔵へ急げ!!!
阿蘇五岳を望む雄大な景色に圧倒される大自然テーマパーク『阿蘇ファームランド』。100万㎡もの広大な敷地には、レストランやら地元熊本銘菓売り場(製造設備もあり)、ハム・ソーセージやチーズの工房、自然食品、ガラス、オルゴールに木工品、そしてコテージがずらりと並んだ宿泊施設と温泉などなど、1日時間をつぶせる観光スポットなのである。

熊本阿蘇の観光ルートには必ずと言っていいほど組み込まれているようで、私も例に漏れず、大学の頃からちょくちょく通ってはチーズやらソーセージやら買い求めたり、お菓子の試食をしていた。そうでなくてもチーズ工房の販売所に並ぶ見たこともないチーズを見ているだけでも面白かった。詳しくは同テーマパークのHPがあるようなので、施設概要など そちら を参照願いたい。

さてさて、その巨大テーマパーク内に3月20日。九州中の焼酎を集めたテーマパークがOPENしたのである。パンフを見てみると、九州の本格焼酎が約2500種類、沖縄泡盛・古酒が約500種類・・・。他、ワインや清酒も扱うなど、「アルコールなら何でもオッケーよ。」といった勢いなのである。このゴールデンウィーク。my wifeにお願い攻撃を浴びせ続け、やっと「行っても良いよ。」という焼酎購入許可が出た。さて、何買おうかなぁ。
売り場は各県毎に上手く区切られており、目当ての県の産する焼酎の元へ向かうことが出来る。左は福岡県で、結構マイナーな蔵元の銘柄も棚に並んでいた。

佐賀県では 鳴滝酒造 さんの米焼酎“一望千里”や、五町田酒造の米焼酎“日本一”など。長崎も壱岐の銘柄や福田酒造の“旭西海”といった銘柄が並んでいる。
ビックリこいたのが大分焼酎。「なんだこれは!」と言を失う様な数の銘柄が並んでいる。ほとんどが見たこともないような郷土銘柄。画像は5合瓶だが、棚に並んだ1升瓶も圧巻。“いいちこ”、“二階堂”などメジャーな焼酎が逆に肩身の狭い思いをしていた。

それにしても大分焼酎。その種類の多さから結構趣深いかもしれませんぞ。
宮崎焼酎は2つのブースで販売されていた。一つは正春酒造の銘柄がメイン。もう一つは飫肥の小玉醸造や王手門酒造銘柄など。その中に都城の大浦酒造の“大浦の玄米焼酎”1升瓶が並んでいたのには、少しびっくり。“無月”、“やま里”、“宗一郎”・・・。よく見るとお!“暁”もあるぞ。

画像を見るとおわかりいただけるが、どこの県の焼酎か分かるように上から県名入りの案内が吊されている。背後の1升瓶棚も県別に分類。

鹿児島焼酎も芋に黒糖とレギュラー銘柄を中心に大メーカーの米焼酎、麦焼酎まで並んでいる。、熊本県は従来の球磨焼酎のラインナップを増強した感じである。それにしても楽しいどころか見るのも疲れるといった状況だ。
売っているのは焼酎だけではない。漬け物や佃煮などの“あて”や黒千代香、猪口などの酒器も扱っている。漬け物やら佃煮などは“阿蘇焼酎蔵”が出来る前にそこにあった売り場が移行してきた感じであったが、漬け物にしてもなんにしても大抵のモノが試食可能というのも嬉しい。

キムチをつまんでいたら、「何しようと!!」とwifeに怒られてしまった。で、もう一つビックリとしたのが冷蔵棚である。見るとカップ焼酎の氾濫だ。“伊佐錦”、“田苑”、“ぶんご太郎”・・・。それにしても色々あるもんだ。なんだか妙に感心してしまった。
さて、南九州に目を移してみようか。
大分焼酎に続いて圧倒的な品揃えとなっていたのが琉球泡盛。それぞれの島の郷土銘柄がそろい、3合瓶のカラフルなラベルは眺めていて目がくらくらする。カメ入りのもの、ミニチュア瓶(泡盛にもあったとやね)・・・。

一番お客さんを集めていたのもこのコーナーであったようだ。
価格は全体的にちょっと高め。定価+ウン百円といったところか。プレミア焼酎といわれる銘柄もあったが、それらは抽選販売という形を取っていた。幾らで売るのだろう。

一度行かれると圧倒される量である。個人的な印象としては、販売が有利と思われる有名銘柄が少ない反面、超弩級のマイナー銘柄に突出した品揃えだ。私のようなマイナー大好き人間には「九州にもこのような大規模な売り場が出来たっちゃね。」と歓迎しちゃうかもしれないが、普通の人が求めるのは有名銘柄だろうから商品の動きに偏りが出来るのではないだろうか。あと、売り場の担当の知識などこうも銘柄が多いと追いつかないのではと心配したくなる。そして気になったのが、1升瓶、益々繁盛瓶、カメ入りなどの大物。配達を頼めるのだろうが、観光客には買いづらいと思うぞ。

これからどうなっていくのか、少し気になる阿蘇焼酎蔵でした。それなりに楽しめるからいっぺん行ってみないよ。
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(04.05.08)

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