このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

「ふた」の主張
(04.10.21)
近頃はすっかり定着したと思われる「環境への配慮をした商品」。それは我らが愛すべき焼酎についても例外ではないわけであーる。

まぁ。よく言われるのが製造過程でどうしても発生してしまう“焼酎粕”。肥料として、飼料として引き手数多であったが、今じゃ畑にまこうとしても法律に引っかかりそうな感じであるので、処理施設を設置する蔵元も見られるようになってきた。肥料化する黒木本店や畜産飼料として県内外へ供給する雲海酒造などなど。最近では鹿児島や北諸県のように、近隣の蔵が出資して大規模な処理プラントを設置する例もある。

我々消費者にとって身近な例をあげれば、その代表的な物が“空き瓶”であろう。昔から1升瓶は酒屋さんに持っていけば10円玉と交換してくれたが、最近は「業者の方が対応できない。」と酒屋でもなかなか引き取ってくれなかった5合瓶も回収を考えているとか。



ある日の飲ん方。私は宮崎県民らしく大ブランド“霧島”の“白”を飲んでいたわけですね。「キュポン!!」とキャップを開け、とくとくとく・・・とその場の下っ端らしくお湯割りを作っていたのでした。その時、テーブルの上に放ったキャップに違和感を覚えたのです。何だナンだなんだ・・・?よぅく見ると・・・、あっ!!
画像を御覧いただきたい。『くつろぎの 霧島』とくるんとプリントされたそのロゴの下に、ウロボロスの尻尾の如く循環を表した表記があるのである。中心の文字ははっきりとプラと読め、リサイクル可能であることを謳っているのだ。

何ともはや。こりゃ、ゴミの日には注意である。しっかりとゴミの分別をしなければならない。ラベルにこうまで言われたでは、そこら辺にキャップを放り投げるわけにはいかない。

「のんべぇもマナーをもって焼酎を飲むべき!!」

なんだかこれを見ているとそう言っている様な気がして、のんべぇにも「環境保護」が求められる時代が来たのだろうかと考えてしまった。
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