このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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吉永酒造場 鹿児島県薩摩郡下甑村
(2003.03.02)
薩摩半島から50kmの東シナ海上に浮かぶのが甑島列島である。その列島は下甑島の南端にあるのが人口3千人の下甑村だ。3方を海に囲まれ、マリンレジャーを楽しむことの出来るスポットとしても有名である。
特に約2kmに渡って白く輝く砂浜が続く“手打海岸”はアカウミガメの産卵地として知られ、6月から7月の産卵シーズンには夜間、産卵のため上陸する親亀の姿を観察することができる。もしウミガメの産卵を観察したいのであれば、海から上がってきたウミガメを見つけても騒いだりなどしないように。警戒心が強いのか、相当なストレスとなっているのか・・・。とにかくウミガメは産卵を辞めて海へ還ってしまいますよ。(大学の頃、同じウミガメの産卵地として知られる宮崎の佐土原海岸で騒いでしまったために、産卵を見る事が出来なかったことが・・・。)一度産卵を始めてしまえば、もうこっちのものです。後はじっくり観察できます。
そのような手打地区で明治41年から焼酎を作り続けているのが吉永酒造場である。地中に埋められた48本のかめ壺で昔ながらの仕込みが行われているそうだ。
同蔵の代表銘柄“五郎”をかめ壺でさらに貯蔵した焼酎がこの“亀五郎”。島に上陸するウミガメにちなんだものなのだろう。ラベルにはウミガメが描かれ、“かめ壺仕込み”の文字もなんだか誇らしい。
さて、飲んでみますか。
生で飲んでみると、じんわりじんわりと甘味が口の中に現れてくるのである。しっかりとした風味でいい感じなのであった。このまま生で飲み続けるとグデン・・・となってしまうため、お湯割りへ移行。更にふくよかさというか優しさ、そして甘味が増し、生で飲んだときよりも幸福感が増すのでした。。
これはお湯割りが一番!!としか言いようがありません。
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