このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

甕雫
かめしずく
京屋酒造(有)
宮崎県日南市

(2012.01.09)
皆様、明けましておめでとうございます・・・って、もう1月も9日になってしまいました。昨年は更新頻度もグダグダ・・・でして、だいたい月2回ペース。今年は長崎県で全国和牛能力共進会(=長崎全共)もありますし、写真の方も力を入れていきたいですね。

とは言え、新年初っぱなからこのような状況だと先も思いやられるますにゃ。なるべく更新頻度が空かないように更新していきたいと思いますので、本年もこの拙いサイトにお付き合いいただければと思います。

さて、新年1発目に紹介させていただきますのは 京屋酒造 さんの“
甕雫”。先の焼酎ブームの頃、地元宮崎でもなかなかに入手が難しかった銘柄の一つですね。最近は県庁の物産館にも決まった日に入荷しておりますし、以前、仕事のために上京した際、上野駅構内のスーパーで積み上げられた“箱”を見かけたのには“ブームの終焉”というものを考えさせられました。とはいえ、この銘柄の持つイメージというのは偉大。お酒の席などに登場すると、一同「おー!!!」となりますので、存在感というのはまったく色あせないのですね。

この“甕雫”。陶器製の甕に入った銘柄の中ではもっとも有名なものでしょう。竹の柄杓で中の焼酎をすくい、杯へ注ぐ・・・という個性を確立した銘柄でもあります。どこか趣が感じられ、それが酒を飲む場の空気、飲む人間の心を盛り上げる事は皆様も身をもって体感していらっしゃるかと思います。私自身、この銘柄を買う機会というのは滅多に巡ってこないのですが、先日実家でいただいた際には、ひしゃくを持って・・・というのが妙にうれしかったのですね。

すぅーっと消えゆくような味わいは減圧蒸留によるところが大きいと思いますが、その飲みやすさから多くの支持を集める銘柄です。飲んでみて気づくのは上品な薫り、舌触りの柔らかさなのですが、ちゃんと甘藷の焼酎らしさを残している。その様な感じの焼酎でした。この手の焼酎というのは間違いなく飲み過ぎる・・・。現に、実家で開けた甕は5合の物でしたが、我が親父様とロックで飲んでいたところ、あっという間に無くなってしまいました。

さて、飲みきった後には甕が残ります。このまま捨てるのはもったいないですよね。・・・と言うことで、貧乏性の私は甕をもらって帰ってきました。何に使うか・・・と聞かれると即答ができないのですが、味噌を入れたり、梅干しを入れたり・・・といった用途に向いているかも知れませんね。
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