このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

京屋酒造(有) 宮崎県日南市

(06.07.29)
かねきょう かんろ
20°
7月25日に長い梅雨が明けてから、宮崎は非常に暑い日々が続いているのだ。

北諸県郡ではやっと春撒きのデントコーン(飼料用トウモロコシ)の刈り取りが始まった様で、あちこちの畑にトラクターが乗り入れての作業が行われている。この後、サイロまで運んだ後、腐敗防止のためにきっちりショベルローダー等できっちり踏み込んでやって、ビニールをかぶせてやる。こうして嫌気状態を3ヶ月くらい保ってやれば、トウモロコシはきちんと乳酸発酵して、良質なサイロができるというわけ。

家畜飼料としてのトウモロコシのサイレージというのは重宝すべきTDN供給源でございます。牛の嗜好性も良い。できれば栽培をやって欲しいところなのですが、いかんせん収穫作業に非常に労力がかかる。

担い手不足と高齢化というのが日本農業にとって久しく叫ばれる構造的問題でございますから、最近は労力的に楽なイタリアンライグラスなどのロール体系が飼料作物栽培の主流となりつつあるのですが、コスト的なことを申し上げますれば、グラス類の収穫に必要な集草〜反転といった作業(ということはその分農作業機械の燃料もいらない)もないし、ロールベール用のフィルムといった資材的な負担もないので、飼料用トウモロコシ栽培が有利な気がいたします。

そこら辺は集落営農や作業受託組織の育成といった施策で、栽培を推進していくしかないのでしょうかねぇ・・・。あ、これってトウモロコシ栽培だけじゃなくて、飼料作物栽培全般に言えることなのだった。

ちょっと難しい話となってしまったが、デントコーンの収穫風景だった。

まだ畑がぬかるんでいるのか、「収穫→細断」したデントコーンを積み込むために畑に乗り入れたトラックがスタックした風景を何度か見た。お疲れ様です。はい。

このように、デントコーンの収穫風景というのは、畜産地帯における盛夏の風物詩とも言える物なのだが、やっぱりこうも暑いとロックでうまい焼酎が飲みたくなる。ということで、うまいだろう・・・と購入してきた焼酎がこれ。黒麹、カメ壷仕込みの焼酎。で、宮崎県内限定販売というのが県内人でよかったと思わせるのです。

蔵元である 京屋酒造 が設置していると思われる Blog では使用する甘藷は「紅寿芋」、黒麹仕込みと紹介されておりました。低温蒸留とのことで、結構飲みやすいな・・・と感想を持った次第です。一言で表せば「まろやかな甘み」と言ったとこでしょうか。ラベルを見ると高級そうですが、値段設定もリーズナブルな方ですし、普段のみには最適かな・・・っと。

ただ、ロックで飲もうと思ったのだったが、結局はお湯割りで瓶を空にしてしまいまったのは反省すべき所です。・・・だめじゃん。
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