このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

9月に九州を襲来した台風14号は宮崎県内に大きな爪痕を残した。台風襲来後には西臼杵郡や東臼杵郡、宮崎郡市の状況が繰り返しメディアで流れていたので皆さんもよくご存知であると思う。時間の経過と共に徐々に平穏を取り戻しつつある宮崎であるが、未だ復旧の見込みが立っていない道路区間もあり、それ以上に生活再建が思うように進まない人もまだ多い。一日も早く日常を取り戻される事を祈って止まない。

このような状況の中、一日も早い復興を目指して数多くのチャリティーイベントが催されている。この11月5日には ホテル北郷フェニックス においても“
ガンバレ宮崎復興協力イベント”ということで 日南酒造共同組合 に加盟している蔵元の焼酎が振る舞われる“新酒祭り”が開催されたのである。
開始は12時から。ホテルのロビーをくぐって中庭への階段を下りた。入場料500円を払い、入場整理のためのシールをもらって服に貼り付ける。既に開始前だというのに皆さん、コップには焼酎が注がれ、何かしらのつまみを食べながら歓談中である。

私も“
八重桜(20度)”をお湯割りでもらって席に着いた。
つまみも入場料を納める時に食券を買い求めることとなる。フライドポテト、枝豆といった純おつまみ系から地鶏の炭火焼き、サラダ巻き、鰹のたたき、猪汁と宮崎らしい料理まで・・・。

プログラム中にはマグロの解体ショーもあり、そこでさばかれたマグロを使って刺身や握りといった嬉しい料理もお手軽に食べることが出来る。
これらによってあげた収益はすべて社会福祉協議会を通じて被災者に寄付される。

今回のイベントには私。飲む気満々でしたからドライバーとして妻も同行であります。ちょうど昼飯時でもありましたので、サラダ巻き、地鶏の炭火焼き、マグロ寿司といった食券を求め、且つホテルロビーで催されている地場物産展でみかんを買った。後はイベントの開始を待つだけである。
北郷町長の開会の挨拶の後、地元の岩崎稲荷神社の獅子舞神楽が舞われる。

神面を付けた一人と2匹の獅子のかけ合いが見物。

調べてみると370年の歴史があるそうで、地域住民の無病息災を願って奉納された物という。
舞いが終わった後、客席の希望者の頭を“噛んで”回る。

この獅子頭。材質は楠の根っこで重量は結構あるそうだ。そのため、噛み合わせの音も高らかに北郷の山々に響く。

ちゃんと長男も噛んでもらいましたよ。
『復興協力』の 新酒祭り
供された日南の焼酎である。

南那珂郡の蔵元“
井上酒造 ”、“ 松の露酒造 ”、“ 京屋酒造 ”、“ 古澤醸造 ”、“ 松露酒造 ”の代表銘柄が並ぶ。なお、地元北郷町の“櫻の郷醸造”は“健美黒梅酒”という名の梅酒を出していた。

この梅酒。特に女性に好評の様子だった。
私も上記“八重桜(20度)”、“松の露 黒麹仕込み”、“かね京かんろ”・・・と立て続けに味わったのだが、会社によって風味の違いが如実に感じられて面白かった。

何より“
松の露 黒麹仕込み”など飲んだことのない銘柄を楽しめたのも嬉しい。マグロの寿司2貫100円をつまみながら“酔い”心地でございました(爆)。

見慣れない1升瓶があり、何かと思えば“井上酒造”さんの“爽 飫肥杉”の新酒である。・・・さすが新酒まつりといった所であろう。
それぞれの蔵の一品を手にした蔵の方々であります。次々に焼酎を「くいやい!!」とブースにやってくる参加者に親切丁寧な対応をされておりました。こうして見ますと皆様、お若いですね。南那珂の焼酎の将来はあなた方にかかっている!!!!って言ってみたり(爆)。・・・すみません。

・・・お名前を聞くのを忘れたじゃないか。
(05.11.06)
この他、郷土民謡が披露され、大声大会の参加者募集のアナウンスも会場に流れる。そのような中で気を引いたのが“四半的”の体験コーナーである。地元保存会の指導立ち会いのもと、参加希望者が弓を引いていたが、「当たった!!」、「はずれたぁ!!」と矢が手から放れるたびに歓声が上がる。私は大分酔っていてやりませんでしたが、結構難しそうでした。
左が四半的の“的”である。直径約20cmほどの大きさなのだが、保存会の方々はトン、トン、トンと命中させていく。

既に焼酎がかなり入っているようであったが、さすがでありますね。
さて、私はといえば偶然というか“八重桜(35度)”の存在を知ってしまいましてね。何というか半ば無理にお願いしてコップの半分ほど注いでもらったのです。

これがいけなかった・・・。確かに美味い。美味いのだが一気に我がアルコールの許容量を越えてしまったのですね。イベントはまだまだ続くようであったが、後は夢の世界へと旅立つことは必至でして、そこで切り上げることにしたのだ。

帰りの車の中はもちろん、帰宅後もぐっすりと眠りました。起きると外は真っ暗・・・。

さて、感想ですが、全ての催しを見たわけではありませんが、あまりごたごたとするわけでもなく地元が積極的に参加しての内容でしたので、非常に手作りのイベントという雰囲気に好感が持てましたです。
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