このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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以前は県内で見ることは少なかった“明月”の「黒」だが、ここ最近ではセブンイレブンなどのコンビニでもよく見かける。
レギュラーの“明月”は20度が主流であるけれど、この黒は以前から25度だけのようだ。もともと県外の市場を意識した商品なのだろうか。大学の頃は存在のみ知っている銘柄であったが、1年間の福岡市西区時代に近所のディス屋でこれを見つけて購入したことがある。
これとレギュラーと新品種の甘藷“コナホマレ”を仕込みに使った“ほまれ”と併せて、明石酒造は販売の主力三本柱と位置づけているが、リニューアルした5合瓶のラベルは“レギュラー”、“黒”ともに以前のものと比較して重厚感が薄まってしまった。そのためか、店頭でぱっと見るとPBの経済酒っぽく見えてしまう。
研修の最後の週にチョイスした銘柄であるが、小林駅の裏のセブンイレブンで購入している。それも深夜2時頃。実は宿泊していたホテルには門限(午前1時半)があって、これを過ぎるとフロントから人が消えるのであるが、この時は何とか閉め出されずに済んだ。まあ、一緒に購入してきたアタリメなどを噛みながら飲んでいたわけですね。そういえば、終業後にフロントで、用意してもらっていたお湯の入ったポットを受け取り、部屋でパリーグのプレーオフなどを見ながら飲むのがこの研修中のスタイルであった。そんなこんなでお湯割りで酔っぱらってばかりいた6週間でした。
味は骨太。じんわりと強い甘みが特徴だが、“ほんわか”なお芋を思わせる風味はうんまい焼酎と思わせる。レギュラーの“明月”が米焼酎のブレンドであり、わりと素直に豊かな風味をみせることに対して、黒麹、芋のみの本品は飲みやすく、そして「おっ!」と思わせる表情を覗かせるのである。しかしながら香りの方は控えめ。この点は物足りなく思っちゃうんです。
コンビニで販売されているという今の現状も含めて、安く、お手軽に楽しめる焼酎と思います。でも、後から200円も安く売られているスーパーを見つけてしまったんだよなぁ・・・。あのときはへこんだよなぁ・・・。
明石酒造(株) 宮崎県えびの市
(2004.10.26)
黒麹仕込み
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