このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
古澤醸造(名)/宮崎県日南市大堂津
(2012.08.21)
宮崎市から日南海岸を南下するように走る国道220号線。
“県都”宮崎と南那珂、串間地域を結ぶ大動脈である事は言うまでもなく、昭和40年代のフェニックスハネムーンの時代から宮崎観光を象徴する観光ルートでございます。かつての核施設であったサボテンハーブ園が閉園したり・・・とあまり景気の良い話が無かったのでございますが、ここ最近は旧来の観光施設のリニューアルや休憩・食事を目的とした施設の整備、イセエビや日南市のご当地グルメ“
日南一本釣りカツオ炙り重
”などにスポットが当てられたり・・・と賑わいが段々戻ってきている気がいたします。
その沿線。漁師町で引き継がれてきた神楽でもよく知られている野島神社の手前に観光施設“
デモン・デ・マルシェ
”がオープンしたのは2011年12月。日南市内の企業によるものだったと記憶しているが、国道220号線沿いに休憩スポットがないことを憂いての施設整備だったと思う。農商工連携を意識し、土地の農水産物、加工品を売るような場所。そして地産地消を意識したレストラン。施設の前には真っ青な日向灘が広がっているのですが、干潮時にはこの地域の地質学的特徴である奇岩“鬼の洗濯板(・・・洗濯岩なのか、洗濯板なのか。これは毎回どちらで記述すれば・・・と悩むのですが、県の観光協会だったかな。「情緒がある」という理由で観光向けには洗濯板の記述とすることが決めれたそうです)”が姿を現します。
このようなロケーションですので、施設の営業開始から半年が過ぎましたが、休日の昼食時を中心に賑わっているようです。まぁ、これまではトイレ休憩をするにもコンビニくらいしか選択肢がありませんでしたので、食事もできるし、土産物を眺めていても楽しいし・・・でその様な状況であるのも当然かな。
閑話休題。
この施設はPBの開発にも力を入れておりまして、焼酎もその例に漏れません。日南市内の蔵元の焼酎に並んで、それら蔵元との連携により産まれた銘柄が販売されているのですが、その中でも一番人気の焼酎がこの“
マルシェの微笑
”。15度と37度の原酒の2種類があるのですが、今回は15度のものを購入してみました。
この施設のマスコットキャラクターであるマルシェちゃんが描かれたラベルをくるくる・・・と回してみると裏ラベルが貼られているのですが、酒銘は“
八重桜 紅
”となっております。そう、つまりは大堂津の
古澤醸造
さんが製造を手がけられているのですね。しかも、同蔵のラインナップにはない紅芋焼酎。品種としてはベニアズマを使用しているとのことですが、じわ・・・っと蒸かしたてのかんしょを思わせる上品な甘みが感じられます。風味が消えるまでの滑らかな感じに、ロックで一気に飲みきってしまいました。・・・15度ですし。
次は原酒も買ってみようと思いますが、できれば、25度の物も飲んでみたい。
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