このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
(株)黒木本店 宮崎県児湯郡高鍋町
(2008.08.09)
最近はちょっと仕事が忙しかった事もあり、あまり更新が出来ないでいた。パソコンはいじるのであるが、昼間屁理屈ばかり考えていることもあって、頭を使いたくない。眠る前にちょこっとの間、ディスプレイを眺めている・・・ってな感じの毎日。
う〜・・・ん。我ながらいけないぞ。
そのような中でもちょびちょびと焼酎は飲んでいます。連夜の熱帯夜は堪えがたく、もっぱらすーっとする減圧の麦焼酎をロックで飲んでいるただ今です。
さて、この“
中々
”。高鍋町の
黒木本店さん
の麦焼酎の主力銘柄。先の焼酎ブームでは地元宮崎でも酒屋店頭ではなかなか見かける事ができない・・・と人気銘柄でございました。焼酎ブーム以前から続く蔵と銘柄の知名度の高さにもよるのだろうが、酒についてはあっさり目を好む宮崎の人に減圧蒸留で得られる酒質が受け入れられたのでしょうね。・・・というわけで、私もこの銘柄を買うのは久しぶりでした。
さて、これまで何度も紹介しているのだが、黒木本店が目指す酒造りは「農」である。土、作物、家畜、人・・・と物質がぐるぐると巡る農業の環の中に(かつてそうであったように)焼酎造りを加えていきたい。その様な思いから焼酎粕を原料とした肥料を製造したり、同じくこれを原料とした養豚飼料を製造したり・・・とその挑戦と蔵のイメージ構築は業界のトップを行く。蔵が設立した農業生産法人“
甦る大地の会
”はその事例の一つである。国産大麦を用いたこの焼酎にもその生産された地場産のニシノホシが含まれているだろう。
味わいは上記の通りスマート。すーっとした甘みを楽しめるのはやはり減圧蒸留ならではであろうか。しかし、単純明快な味ではない。軽く爽快な飲み口の中にも麦の香ばしさが見え隠れするのだ。それにしても、ロックが旨くてついつい飲み過ぎてしまう。その爽やかさを感じる事が出来てオススメの飲み方だと思う。
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