このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

嵐影
らんえい
(株)久家本店 大分県臼杵市

(06.11.07)
この 久家本店 の新しい焼酎の銘柄は“嵐影”と書いて“らんえい”と読む。同社のサイト及び Blog を拝見するとこの銘柄の詳細を知ることができるのであるが、わかりやすく言いますれば、「大分県産の裸麦を使用した黒麹仕込みの常圧麦焼酎」である。シンプルなラベルデザインが目を引くのであるが、銘柄の由来は同蔵の13代目の俳号からとっているものらしい。

実は、この焼酎の発売を知ったのは酎州大分さんの Blog でである。氏はもう1本の新製品“常蔵 初留垂れ”とともに紹介されていたが、その記事の中に蔵元による『発売記念プレゼントイベント』のリンクが張られていた。両銘柄5本ずつのプレゼントと非常に競争倍率が高いようにも思えたのだが、「せっかくだしぃ〜。」と、ダメもとで応募してみることとした。で、そのまま応募したことすらも忘れてしまっていたのである。

う〜む・・・。半ば酔っぱらった勢いで応募した記憶はあるのだが、これはいかんな。反省が必要でございます。

・・・で、10月末。昼休みにwifeから携帯に電話が入ったのだが、午前中の長男の様子に続いて、酒が送られてきたとか言うわけですね。私の第一声は「何それ!?」でございました。何だか初めて名前を聞くような耳に馴染みのない銘柄であったし、都合がよい話であるが、「もしかしたら(応募したことなど上記のように忘却の彼方であるわけだから)誰か知り合いがお酒を送ってくださったのかしらん・・・。」とも思ったのだった。一生懸命思い出そうとしているのだが、電話の向こうでwifeの声のトーンがだんだん下がっていくのが伝わってくるのである。

まぁ、そんなこんなで“黙って購入疑惑”が浮かび上がりそうにもなったのだが、まぁ、無事にその事を思い出したので、事無きを得る・・・っと(爆)。

話をまじめな方向へ持っていこうか。

この銘柄は商品の位置づけとしては同じ裸麦の常圧麦焼酎“
ほげほっぽ”と同系列上にある焼酎であろう。だが、飲んでみると分かるのだが、この銘柄の風味は“ほげぽっぽ”よりも大人びた感じに思えるのである。何というか、“ほげほっぽ”は香ばしさがほどよく甘苦さにくるまれていた感じを覚えたのだが、この“嵐影”はその感じがもっと円く、柔らかくなっているように感じた。

この季節。お湯割りの暖かさにほっとする。麦由来のほろ苦甘さはその気持ちを余計に高めるようである。
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