このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

西都市で食べた“ソーキそば”
宮崎の郷土出版社“鉱脈社”が出したひむか神話街道の『森へ』というガイドブックに、食事処として“沖縄そば”が紹介された店があった。同ブックのP100、西都市役所から国道219号線を宮崎寄りにわずか2分(妻交差点角、ENEOSのSSの向かいなのでわかりやすいだろう)。黄色い「紅型」ののれんが掛る「沖縄カフェ 琉珈(るか)」である。雑誌に載ってから食べてみたかったのと、宮崎焼酎の聖地的サイト“ しょちくれけんちゃん ”で、宮崎のリトル沖縄“波島地区”の記事に触発されのと・・・。5月23日(日)。職場に忘れ物を取りに行く用事があったので、チャンスとばかりにwifeを連れて西都市右松に寄ったのだった。

ツーリングの御一行様がお食事中のようで、店の前には4〜5台の単車が停めてある。店の中からは賑やかな笑い声が聞こえてきた。座敷に陣取って当然ながら“
沖縄そば”を注文。実は私、“沖縄そば”という物を食べたことがないのです(爆)。麺類は好きなのだが、なかなか周囲にある専門に扱うお店に出入りしなかったのがその原因。

程なくしてテーブルに運ばれてきたのは、うどんのような麺に豚骨&鰹節ベースのスープ。で、上には軟骨を柔らかく煮込んだ“ソーキ”が乗るという王道を行く“沖縄そば”。やっと食べることができた。
親切にも食べ方というのを教えてもらう。ソーキを浸せばスープは味が濃くなるそうで、お好みで紅ショウガをのせて食べてくれとのこと。麺も(当然ながらうどんとは異なり)歯ごたえが良く、スープもあっさりして美味かったのでした。大530円、小420円とサイズが選べるのも嬉しい。沖縄風の炊き込みご飯“ジューシー”とのセット等もあるようである。

ちなみに、半分ほど食べてから奥にある小瓶“コーレーグース”を1滴垂らしていただければ、また違う味が楽しめるという。“コーレーグース”とは泡盛にトウガラシをつけ込んだもの。琉球版タバスコといえばおわかりいただけようか。早速試してみたが、酸味が加わって味に奥行きがでる。わずか1滴なのだが面白いモンだ。

完食後、あらためて店内を見回してみたが、店内沖縄一色。観光ポスターやキャッチフレーズ『いこうよ!おいでよ!沖縄』の“のぼり”まである。メニュー化している酒類も、焼酎は必ずあるにしても、“オリオンビール”や“久米仙”、“菊の露”、“琉球(古酒)”と驚愕。店内では沖縄雑貨も販売されていたのだが、面白い物を発見してしまった。それは焙煎時にいかにも沖縄らしい物を加えるというコーヒー。サトウキビ、ウコン、パイン・・・。そして泡盛(!)。普通のブレンドコーヒーやインドネシアが世界に誇るトアルコトラジャとどう違うのか気になるのであった。
さて、レジで支払いを済ませるときになぜここまで西都市で沖縄にこだわっているのか聞いてみた。すると女将さんが沖縄出身だという。なーるほどね。BEGINのライブ告知のポスターが貼られ、BGMに「三線」の音が乗る店内にはあちこちに色ガラスの小物が置かれている。南国特有の澄み切った太陽光を連想させるのだが、これはやはり沖縄出身の女将さんの趣味だろうか。

大将の本部さんと女将さんである。撮影にも快く応じてくださった。ありがとうございます。
これが、カウンターに並べられたコーヒー群である。目の前で曳いてくれるのだろうか(実は、どげな味がするのかちょっと怖くて飲めませんでした)。今思えば、飲めば良かった。
沖縄カフェ 『琉珈』 西都市大字右松2484-3
                (TEL:0983-42-4411)
            営業時間 AM11:00〜PM7:00
            (夜) 要予約 PM5:00〜PM9:00
料金も手頃。気軽に沖縄に触れることができるお店です。西都市に来られたときには寄ってみてはいかがでしょう?
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(04.05.24)
※残念ながら、2005年中に閉店となったようです。

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