このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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池原酒造所 沖縄県石垣市
(2005.11.03)
先月、沖縄に日帰りの出張をした。
宮崎空港からから沖縄への便はANKの1日1往復。使用機材もB737-500という小振りのジェット機である。見た目は結構可愛らしいのであるが、これが乗ってみると結構ドキバクものであった。(まったく根拠はないのであしからず)機体の大きさにも起因するのかどうかは知らないが、とにかく揺れる。飛行機に乗り慣れない人間と致しましては鳥肌立ちまくりですよ。そのような事態は(爆)。・・・というわけで、朝9時台に宮崎空港を離陸した飛行機は無事昼前には那覇空港に着陸したのですね。
そこから“ゆいレール”に揺られまして沖縄県の県政の中心とも言える国際通り一帯へと向かったのだが、政治の中心だけでなく経済、観光の中心とも言えるこの一帯には平日だというのに人人人・・・。見上げると10月中旬の宮崎人には夏が懐かしい『太陽ギラギラ』の那覇市内。ハトは暑さを避けるために日陰に避難し、ブーゲンビリアも鮮やかです(爆)。ほんと。少しの滞在時間だったが、強烈でした。
仕事が終わってから飛行機の時間まで余裕があったので本格的にお土産やさんを覗く。「家へのお土産は“ちんすこう”で済ませつつ、“お土産 for 自分”には当然ながら泡盛っしょ・・・。」などと悪いことを頭の中でグルグル巡らせていたのだ。出張中の旦那はかくも強い(黙ってて下さい・・・)。
空港ターミナル内の状況をご存知の方も多いと思われるが、土産物やでの“泡盛”というと大抵が“古酒”である。『古酒館』なんて看板があちこちに立っている。確かに、古酒は魅力的だ。『高アルコール度数』、『長期貯蔵』という言葉の誘惑に耐えきる事の出来るショチクレはよほどのへそ曲がり以外いないと思われる。・・・だが財布の中身は厳しく、また、棚にずらりと並んだ瓶を前に銘柄と酒造元に精通していない限りは厳選しないと好みの銘柄にたどり着けそうもない。そのため私は“うちなんちゅう”の生活酒とも言える透明瓶の3合瓶を探しまくったのだった。・・・まあ、あるところにはある物でしてね。でも、石垣に行ったわけではないのにチョイスしたのは“白百合”。
この石垣の“白百合”については以前からかなり気になっていた。紹介のされ方が『癖が強い』とか『昔ながらの味』とか、とにかく泡盛ビギナーを寄せ付けない力強さを感じていたのである。ラベルの素朴且つ美しさにも目を引かれていた。『夫婦2人で作っている』というフレーズにも非常に萌えました。
それにしても、この酒のファーストインプレションは驚きという言葉しか思いつかないのですね。香り、風味とその土臭さに度肝を抜かれました。だが、それも慣れてくるとこの味わいが病みつきとなり、土臭さの奥にある甘美な味わいが忘れられなくなる。人を選ぶ銘柄といえば確かにそうだろう。だが、魅力は十二分。
そのような泡盛でした。
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