このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

味の競演!
くらべ
〈02.12.22〉
今年の7月、私は通勤途中の車の中でFM放送を聞いていた。

すると、九州キオスクが売り上げの減少を打開するため、博多銘菓の各社売り上げNo.1を詰め合わせた「匠の腕くらべ」なる商品の販売するという。「博多通りもん(明月堂)」、「ひよこ(ひよこ本舗吉野堂)」、「筑紫もち(如水庵)」、「博多の女(二鶴堂)」、「鶴の子(石村萬盛堂)」、そして「千鳥饅頭(千鳥屋)」の6種20個入り。お土産選びの強い見方となるだけでなく、価格も1,500円とお得である(博多駅限定販売)。現在は異なる会社の味が一度に味わえるというそのユニーク性から売れっ子商品となっているらしい。

そしてこの度、11月から12月にかけてその続編として「大分県銘菓Ver.」、「辛子明太子Ver.」、加えて「焼酎(鹿児島)Ver.」が登場したのだ。先日、キオスクの前を通りがかった際にその「いも焼酎(鹿児島)Ver.」を発見。夜ということもあり堂々と撮影を敢行したのだった。
その中身。360mlのペットが5本入っており、博多銘菓のように複数社の製品の詰め合わせである。ではその銘柄であるが、「小鶴マイルド(小正醸造)」、「桜島(本坊酒造)」、「さつま五代(山元酒造)」、「さつま白波(薩摩酒造)」、「黒伊佐錦(大口酒造協業組合)」で、価格が2,100円(税込み)。度数は「小鶴マイルド」が16度の“お手軽ぐいっと”バージョンである他は全て25度。金色の桜島のシルエットに赤い字で「薩摩」と書かれた黒い箱に入っており、箱の窓からは中の銘柄が見える。

ふと銘柄の一覧を眺めていて気付いた点。
北は「黒伊佐錦」から南は「白波」と全て鹿児島県の西側に位置する蔵の焼酎なのである。つまりは薩摩半島の焼酎。国分や大隅の銘柄が見あたらないのだ。どのような観点から5銘柄を選んだのだろうか。JRの路線が走る地域かと思ったが、「伊佐錦」や「小鶴」のお膝元には路線がない。廃止線かと思ったが、大口には山野線が走っていた一方、小正さんのある日置は国鉄路線ではなく民鉄の鹿児島交通南薩線(昭和59年廃止)・・・。おそらくは知名度で選ばれたのだろうか・・・。気になるところです。

ちょっと値段が高い気もするが、観光地で目にするミニボトルセットが3,000円近くすること、単一ではなく複数のメーカーの商品、瓶でなくミニペットである気軽さなどを考えるとお土産として「買い!!」といえる。お土産だけでなく、飲み比べにも結構いい感じだ。販売は西鹿児島駅、伊集院駅、川内駅。博多駅でも販売を確認している。

今回は、都市部のブームもあって「鹿児島焼酎編」ということだが、この商品が好評であれば第2、第3の焼酎版「匠の腕くらべ」が実現するだろう。大分や球磨、宮崎などいろいろ出てきたら楽しいですよね。

だからぁ・・・、買いですよ。
>Index

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください