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八丈島酒造(合) 東京都八丈島八丈町
(2004.07.10)
八丈島・・・。初めてその島の名前を目にしたのは高校の時であった。何を思ったか、高校の勉強を放棄して文庫本のエッセイを読みあさったのであった。そのころ良く読んだのが椎名誠であり野田知佑であり・・・。もっとよく考えながら読みゃよかったと今になって思い返すのだが、高校生の頃の私には“東ケト会”や“探検隊”といったあやしい集団は非常に驚愕であったし、野田氏の文章を読んではに自分の住む“九州”のことを意識したりしたのだった。今のところ、我が人生で一番本を読んだ時期ではないだろうか・・・。通学、下関駅のホームでEF66のひく寝台特急を待ちながら・・・。
ま、とにかくそうして読んだ文庫の中に八丈島のことが紹介されていた。島鮨のこと、台風接近時のバカデカ波のこと。とにかくスケールが大きくて全く想像が付かなかったのであるが、とにかく太平洋に浮かぶこの島は強烈という一言であった。こんな事を打ち込んでいると、また本を読みたくなってきたなぁ・・・。確か実家の押入に放り込んである段ボールに入っていたと思うっちゃけど、引っ張り出してみようか。そういえばバリ島の旅行記が文庫で出ていたなぁ。
それからしばらくして八丈島に打ちつける大波を捉えたネイチャーフォトをどこかのHPで見たが、あれは何という写真家のHPであったか。“日カメ(=日本カメラ)”に載っていたアドレスに早速アクセスしたときの感動は忘れられない。
この焼酎は
“島風の旅人”うにさん
より送っていただいた物だ。大学の頃飲んで以来、八丈の焼酎は2度目なのだが、前回飲んだ銘柄の味は忘れてしまった(爆)。ほとんど「初体験なの。優しくしてね・・・。」みたいなノリである。わははは・・・と笑いながら緑色のボトルの封を切ったのだった。
お湯割り、ロック、生・・・。香ばしく、甘く、酸味のある香りにはもうメロメロである。芋:麦=7:3、米麹じゃなく麦麹。うにさんによると蔵元が一人で造られているという。お湯割では風味が伸び、ロックで飲んで氷が溶けてきたとしても個性が失われない。終始凝縮された甘酸っぱさのである。それにしても不思議な風味だ。そういったこげなうまい焼酎があったっちゃぁ・・・といため息をついてしまった。
すみません。焼酎は九州だけじゃなかです!!。完敗いたしました。・・・それにしても八丈島行きたいなぁ。
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