このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ディープ
な
ニシタチの〆は?
(06.08.01)
表題では『ディープな・・・』などと言っているが、これが宮崎平野ではポピュラーなのだそうだ。

ともかく、どのような人であれ、飲んだあとには小腹が空く。かといって、1次会や2次会で散々食べたであろう肉を食べるよりは、腹にたまるだけでなく、胃袋にも若干やさしめと思われる炭水化物を食したくなってくる。ここで決まって登場するのはやはりラーメン等の麺類。この共通認識というのは本当に不思議であり、またその様な際に食する麺類とういのも普段になくおいしく感じるのだ。

このような衝動を科学的に検証した文章を何かで読んだことがあったが、詳細は忘れてしまった(爆)。調べてみると、「体内に入ったアルコールを肝臓で分解する際に、エネルギー源が必要となる。このエネルギー源というのは詰まるところは血液中の血糖であるから、結果として血糖値が低下することとなる。つまりは、血糖が下がる=空腹という擬似的な状態になる。」ためなのだということらしい。

小難しいことはまぁ置いておいて、確実に言えるのは散々飲み食いした後に食べるでんぷん質というのは(いくら合間のカラオケ等でマイクを持ちながらはしゃいだとしても)太る素以外の何者でもないってなこと。

冒頭で「宮崎平野では、飲んだ後の〆は“うどん”で・・・というのがポピュラー」と書いた。何故かと言われても、あまり存じ上げないので困るのだが、昔々の本県への入植者に四国出身者が多く含まれていたから・・・というのは聞いたことがある。宮崎市郡のうどん屋に釜揚げうどんが標準的にメニュー化されている状況を見ると、それも納得。
とにもかくにも、毎夜毎夜、ニシタチを徘徊するショチクレの満腹中枢を釜揚げうどんがバンバンに刺激し続けるのであるが、やはり人によってお店の好みがある様である。

代表的なのが“
戸隠”派と“織田薪”派であろうか。
前者は濃い口の“だし”に浮かぶ柚子皮の清涼感が心地よく、後者はすっきりと上品に食べることができる。かくいう私はどちらかと言えば後者派で、都城在住となった今でも、宮崎で飲む機会があらば同店のカウンターにしっかりと引き寄せられて収まっていたりする(爆)。
・・・とはいっても、その日の気分でしっかりと強い甘みのだしで(うどんを)食べたい時もありましてね。この日は“戸隠”へと向かったのです。

平日は深夜2時まで開いているという同店であるから、行ったこともある方も多いと思う。結構広い店内は満員で、合い席で隣の人の体が触れることも時折。台に落ち着いたところで“釜揚げうどん”を注文すると、程なくしてお椀一杯に輝いたうどんとだしが運ばれてくる。

・・・で、さっそくうどんを掻き込んでも良いのだが、絶対不可欠的に忘れてはならない物があるのだ。
そう!焼酎なのです。

以前は“
大淀21DRY”が同店のウリであったのだが、今は諸般の事情で“”となっているのだ。

トクトクトク・・・とお湯の入った“寶星焼酎”のコップに焼酎を注いで飲むのであるが、これがなんと言いますか・・・、あぁ、たまらん(爆)。
この後、焼酎を飲みながらズルズルズル・・・、はふはふ・・・とうどんをすするのであるが、宮崎のショチクレといたしましては絶対にやっておきたい儀式があるのだ。

それはね。食べ終わったうどんのゆで汁に残っただしを投入するのです。で、その良い塩梅の塩加減となった汁をしみじみ飲む。

これぞ、ニシタチの醍醐味って物ですよ!!
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