このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鶴見
大石酒造(株) 鹿児島県阿久根市

(2010.04.15)
こんな有名な銘柄を・・・と仰るかも知れませんが、実は買うのは初めてだったと思います。普段から宮崎の銘柄ばかり飲んでいますので、どうしても他県の焼酎にまで気が回らなかったりするのが第一の理由なのですが、これではいかん・・・とちょっと鉄道趣味がてらに芦北から北薩へと足を伸ばした際に購入してきました。

というのも、昨年3月のダイヤ改正でJR九州が運行していたブルートレイン“富士・はやぶさ”が廃止されたのですが、JR九州では九州中でこの列車に使用されていた寝台車を団体臨時列車として走らせております。当然ながら運転日が限られる他、運転される線区によって牽引する機関車に掲出されるヘッドマークもコロコロ・・・変わる物ですから、私のような好き者にとっては非常に悩ましいのです。長崎や佐世保の方・・・といきなり言われると非常に辛いところはありますが、宮崎県内はもちろん、熊本や鹿児島・・・といった割と近いと思われる路線を走るようならば、可能な限り記録をしておきたいところです。残された期間というのはそう長くないはずですしね。・・・ってなわけで、現役の頃からの九州ブルトレを撮影した コーナー を設けていたりするのですが、その19枚目から23枚目というのがつい先日(3月中下旬)に 肥薩おれんじ鉄道 (旧鹿児島本線)を走った団体列車のもの。あまり天候には恵まれませんでしたが、久々に“はやぶさ”、“なは”のヘッドマークを掲出したED76の姿に心底しびれましたね。

八代海、そして東シナ海を望む区間というのは九州新幹線鹿児島ルート部分開業直前に毎週のように通っていたのだった。今以上に当時の撮影の腕というのは未熟でしてね。HDDに残されてい画像を見ていて残念に思うのであるが、ブルトレの“なは”はもちろん、787系“つばめ”を追っかけていた。当時の撮影行としては、田ノ浦あたりで早朝の“なは”を撮影した後、つばめを撮影しながら阿久根市を通過。東シナ海を眼下に望む西方のお立ち台へと至る・・・といった感じであったのだが、この焼酎“
鶴見”を醸す 大石酒造 さんのある波留の集落には、撮影ポイントを求めて何度か迷い込んだことがあった。台風の被害を防ぐために高さを詰めたというが、蔵の玄関先に堂々と鎮座した煉瓦煙突の姿が印象に残っている。

話は戻るが、3月27日。団体列車の“なは”を撮影すべく、日奈久から阿久根へと南下したわけだが、17時42分。夕闇迫る西方の海岸でこの列車を見送ったのだった。その後、夕食を確保するために阿久根市内のスーパーに寄ったのだが、そこの酒類棚に鎮座していたのがこの5合瓶。黒麹仕込みの“
莫祢氏”とどちらを購入しようか迷ったのだが、結局、ラベルの美しかった白麹仕込みの代表銘柄に決めたのだった。

帰宅後、早速お湯割りで飲んでみたのだが、やや辛口、そしてくっきりとした骨格の風味に安心できる。途中、だいぶん長引く風邪を引いてしまったので、5合瓶を空けるのに2週間以上かかってしまったが、その間、この焼酎の長い余韻に浸っていたのだった。
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