このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

バス旅なのに鉄分多め?その2
翌朝、下呂を出発してまず向かったのは
“寝覚ノ床”
ガイドさんから何度も聞いた名前ですが正直
(なんのこっちゃ?)
という感じでとりあえず旅程に入ってるから行くぐらい
の気分でした。
到着すると、小さなドライブインという感じのこじんまり
した建物がぽつんとあるだけでした。
中は土産物が並んでいて
(土産物を売るためだけ?)
といぶかしみましたが、中を通りぬけてバルコニーの
ような所に出ると、思わず息を飲みました。
高い所にあるこの場所から下を見下ろすと、川が流れていて
その川には変わった形の岩が並んでいて、その景観が“寝覚ノ床”
と呼ばれているのです。
…が、それよりも。
真下には

線路が!!



いつもは静かに興奮する私も思わず「すごい!」と声を
あげてしまいました。周囲の冷ややかな目(^_^;);;

「もし丁度通過する列車を撮れたら最高やん!」
と言っていたら、父がいつの間にか(笑)土産物コーナーの店員に
訊ねていて、
「滞在時間の内には列車来えへんて。」
という残念な報告をしてくれました。
仕方がないので、写真を撮りまくってそそくさと店内に入って
土産物を見ていました。
ふと、耳に
「ガタン、ガタン…」
という音が聞こえてきて
「うそっ!?」
と、急いで外に出たものの、列車はあっという間に通過して
トンネルに消えていきました。

脱力…あ〜あ…
落胆の色濃い私を不思議そうに眺める同じツアーのご老人たち(笑)
落ち込む私の所へ、さっき父に列車は来ないと言った店員さんが
来て、ほんとにすまなそうに謝ってくれました。
私は慌てて「い、いや、いいんです、大丈夫です(何が)あはは〜」
と言ったのですが、“寝覚ノ床ショック”を旅行の間ずっと引きず
ってしまいました(p_-)
思わぬ収穫の余韻に浸りつつ、再びバスの中へ。
御岳へと向かいます。


雲一つない真っ青な空の下、深緑の山々のコントラスト
に歓声をあげているうちに、ふとある景色が目の前を横切りました。

!!!
写真ではなんか良く分かりませんが、奥に小っちゃあ〜く見えるのが
レンガ造りの橋脚です。
“廃線跡”だあ〜〜〜〜〜っ!!!\(◎o◎)/!
カメラを構える間に橋脚がみるみる遠くなってしまったために
こんな写真になってしまいました(^_^;)
その後も、それと思しき不審な(笑)構造物がちらほらと見えて
「バスを止めてくれえ!」
と小声で叫んだのでした…



そんな私の思いを無視してバスは快調に御岳へ。
到着後、食事をとってからロープウェーに乗って
2000メートルを越える高さまで登ります。










さすが、この高さまで来ると雪がしっかり残っています。
踏んでみたり、触ってみたり滑ってみたり(笑)
思い切り童心に帰ってました。
展望台からの眺めも高さを感じるのに十分です。

…高所恐怖症です…

澄んだ空気と申し分のない美しい景色に大満足して
山を降り、バスに乗り込むと後はひたすら帰るだけ。
途中、渋滞があって遠回りで帰ることになり予定時間を
1時間くらいオーバーして帰宅。
今回も無事に旅を終えたことの安堵感に包まれながら
旅の思い出を家族で話しながら夜は過ぎてゆきました…

おわり。

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