このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


11/10 コクド戦
西武2−5コクド

(入場者数:人)

1P2P3PTOTAL
西武1(9)1(7)0(19)2(35)
コクド3(10)1(10)1(4)5(25)

【セット】
<GK>菊地
<FW>
1:小林友・ブライト・石岡
2:小野・藤田・上野
3:今・樺山・高橋
4:薮野・土田・豊田(小川)
<DF>
1:大久保・大川
2:伏見・小堀
3:山崎

【得点】
<1P>
02:23 【コクド】坂田(A:桑原)
06:57 【西武】土田(A:豊田・薮野)
11:06 【コクド】片山(A:ユール・八幡)SHG
15:10 【コクド】片山(A:桑原・坂田)SHG

<2P>
11:56 【コクド】坂田(A:佐々木雄)PPG
14:08 【西武】樺山(A:藤田・小堀)PPG

<3P>
たぶん18分頃 【コクド】桑原

【得点シーンレビュー】
1点目:混戦から豊田の至近距離からのシュート、GK岩崎押さえたかに見えたが前にこぼし、ルーズパックを土田がリストショットでゴールにねじこむ。

2点目:相手陣内でのパス回し、小堀から受けたライアンが左サイドでルックアップ、クリーズ前のスペースに絶妙のタイミングで入ってきたマッツにパス、グラウンダーのシュートが岩崎のレガース内側に当たりながら股間を抜けゴール。

【失点シーンレビュー】
1点目:ゴール前の混戦、桑原のシュートリバウンド坂田に詰められる。

2点目:西武のパワープレー中、相手陣内でパック奪われカウンター。 右サイド駆け上がったユールからオーバーラップして中央走りこんだ片山へセンタリング、パック空中へ浮くがしっかり合わせてワンタイマーゴール。

3点目:西武のパワープレー中、相手陣内でパック奪われカウンター。 右サイド駆け上がった桑原からオーバーラップして中央走りこんだ片山へセンタリング、今度は楽に合わせてワンタイマーゴール。
…っておんなじパターンで2度もやられてるよ(怒)

4点目:コクドパワープレーで西武陣内でのパス回しから佐々木雄遠めでシュート。枠やや右に外れボードの跳ね返りを尚哉取りにいくがファンブル、こぼれ球を坂田が押し込み、西武DFのスティックに当たりながらゴール。

5点目:よく見ていなかったが気づいたら桑原がゴール前で押し込んで決めていた。


冷たい雨。リンクは東伏見よりは寒くないが湿気を含んでなんとなく底冷えがする。
新横浜開幕ゲームということでコクドは選手紹介つきの入場、そしてフィギュアスケーター村主章枝による開会宣言とフェイスオフ、ピリオド間には地元団体による和太鼓演奏披露などのイベント。

試合開始当初から動きの重い西武、前回王子戦のときよりも目に見えて悪くなっている。
ほぼ「秒殺」に近い形で先制を許し、英二のまさかのゴール(失礼^^;)で一度は追いつくも、その後2度続けてショートハンドゴールを許すという情けない展開で1ピリ終了時点で早くも完敗ムード。

コクドも相変わらず好調とはいえず、けっして西武が劣勢ではないのだが得点の匂いがしてこない。連戦の疲れで体力だけでなく思考能力も参ってきているのか攻めの組み立てに工夫が見られない。
チェックにいく際もスピードで劣るため体よりスティックが先に出てしまいペナを連発する。
それと開幕時から気になっていたのだが、攻め込まれると引き気味になるディフェンス、この試合はそれがさらに顕著になっていた。相手にニュートラルゾーンでパックを持たれると簡単にゴール前まで侵入を許してしまう。スピードのある#75,#30,#41の「黄色い三連星」が襲ってくるたびに心臓が止まりそうになる。

2点差のまま3ピリ終盤を迎え敗色濃厚となったところで、この試合最後とも思えたパワープレーのチャンスが16分過ぎに訪れた。
このチャンスをきっちり決め1点差に迫ればまだ2〜3分残っており同点の芽も出てくる。実際この時間帯のコクドは明らかにアップアップで一気に畳み掛ける絶好のチャンスであった。
ここで相澤監督はタイムアウトをとり、試合再開後西武が目論見どおり相手陣内でラッシュをかけた。

正直、ここで何もなく終わっていれば、たとえこのチャンスを活かせず敗れても、 「まぁ一つくらいは負けても仕方ないだろう。コクド相手だし。明日勝てばいいや。次、次!」 という気持ちになれただろう。
しかし、次に目にしたプレーで久々にブチギレてしまった。

コクドゴール前に攻め込んできた西武の選手がチェックを受けてパックをキープできずルーズになり、それがそのままGK岩崎の前に流れてきた。これを彼は当然の如く押さえ込み、そこで一旦プレーを止めた。
誰もそのパックに対しては無理には突っ込まかったので問題なく笛はなり、すぐフェイスオフに移るものと思われた。
ところが少し遅れてクリーズ前に滑りこんできたクリスが何を思ったか岩崎を頭をゴツき、小競り合いが起きた。そしてクリスはペナ箱。最大最後の好機があっさり逃げた。

昨シーズン後半、当サイトでは西武は試合終盤での無駄なペナの連発で勝機をみすみす逃していると指摘した。
そしてそれは新しく着任した相澤監督も認めており、マガジン紙上やインタビューでも「今季は大事な場面での無駄な反則を抑える」ことをチーム再生の必須条件として掲げてきた。
しかし残念ながらこの場面でのクリスは明らかに無駄なペナを生み、もっといえばここで起こしたクリスの行為自体無駄以外の何者でもない。
無駄無駄無駄ァ〜URYYYYY!

まあ、1敗したこと自体は何も痛くも痒くもない。
切り替えて明日に臨んでくれればいいだけ。
しかし、今日のようなメンタル構造でプレーし続けるならば、相澤監督の言葉を借りてこう忠告ぜざるを得ない。

「強いチームであるが、いいチームではない」


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