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九州車両の模型事情

グリーンマックスキットで103系1500番台を作る




GマックスとかGMとよばれるGREENMAXというメーカーは日本で唯一の
Nゲージプラキットメーカーです。プラキットの良い点は加工がやりやすいことで、
十人十色、同じ車両は決して出来ないと言う面白さがあります。
ここで出ているキットを使って筑肥線で活躍中の103系1500番台を作って見ましょう。
必要なもの◆(6両編成を作る場合)
・JR201系4両編成キット(402) ・同2両増結セット
・国電前面パーツ集(95-1)
・DT33を4台 ・TR62を2台  ・PS16を2個
・AU75Gクーラー
・気合
買ってくるのはJR201系キット。なぜ103系キットではダメかというと、
そう、よくみると、戸袋(開いたドアが入るところね)に窓がありませぬ。
写真では見えませんがドアの窓も天地寸法が、103系より小さく出来ています
ので、これを見逃すと、1500番台でなくなります。あと201系は人気があるので
安い、ということもあります(4両基本ボディキット2000円)。

こうなったのも背景がありまして、筑肥線が、福岡市営地下鉄と相互直通の際、
電化をしましたが、列車本数の少ない筑肥線では、回生ブレーキ(走っている
勢いで発電機=モーターを回して起こした電気でブレーキをかける。んでもって
余った電気を架線に戻してやる方式)の回生率が悪い、ということで201系の
投入が見送られ、103系に、105系のパンダ顔と201系の要素をミックスした車両が
生み出されました。登場は昭和57年度で、201系より遅いことが分かります。

201系はドア関連の窓が金具支持で、103系のHゴムと違って窓を埋める手間が

少し省けます。戸袋窓を全部埋めるのは結構しんどいので(6両合計92箇所)、
そんなん嫌だ、と言う人は、GMストアの通販で営団6000系2段窓車のキットでも
買ってきましょう。屋根のR(曲がり具合)が殆ど直線で、ドアの窓が正方形に近く
”営団であることを主張している”キットですが、手間は省けます。

側板の窓埋め
えー、窓はプラ板で埋めます。
プラ板を窓の大きさに切断して窓にはめてプラ用接着剤で仮止めした後、
裏から瞬間接着剤のサラサラタイプを流して固定します。厚さはt0.3が
切り出しも調整も楽でよいでしょう。隙間はあまり盛り上がらないように
瞬間接着剤で埋めます。サラサラタイプの方が盛り上がりませんが、
モールドがある近くでは流れる心配がありますのでゼリー状の接着剤を
使うなど、使い分けましょう。彫刻刀などで余計な部分を削って、ヤスリで
仕上げます。ヤスリは割り箸の先に耐水ペーパーをゴムボンドで
接着したものがよく、これを使うと平滑に仕上がります。
ただし、あまり削りすぎると腰板の窓下と戸袋窓の下で段差が出来ますので、
このような場合は、腰板全体をヤスリがけして平らにします。
前面の加工
戸袋を埋めたら、前面です。
国電パーツ集(95-1)に103系1500番台と銘打ったパーツがありますが、
そのままでは使えません。実車は幌座がなく、貫通扉が前面とツライチに
なっていますので、貫通扉の周りを埋めてカッターやらで扉を表現してやる
必要があります。埋める作業は慎重にやります。
0.3のプラ板を貫通扉の周囲のくぼみに合わせて切り出し、合いを確かめながら
削ってピタリとはまるようにします。これは戸袋窓と違い、ちょうどに
なるようにします。大きすぎるのを押し込むと、パンダのクマに当たる部分
(運転士・助士窓周囲)の桟が細くて、折れてしまう可能性があるからです。
隙間などは瞬間接着剤を盛って平らにします。顔なので慎重にやりましょう。

103系の顔の違い
1500番台は短編成対応のために平成元年から6連3編成が分割されて3連6本に
なっています。で、6連は貫通扉に幌がなかったのですが、3連にしたときに
泣き別れでは困る、ということで連結できるように幌座付きの前面を取り付けました
ので105系500番台などと同じ顔になります。
こちらのパーツは103系改造パーツセット(95-3)に含まれ、そのまま取り付けます。
なお、新設した運転台の上には福岡市営地下鉄の無線アンテナがついていません。

左が6連貫通編成、右が3連改造側先頭車
屋上
ここで屋上のパイピングですが、やらない人は組み立てです。
屋上は、201系と同じく箱型ベンチレーターですので201系と同じように
つけていきます。ただし、これは新カラーになった直後の過渡期で、現在は全て
ベンチレーターは撤去されています。クーラーももちろん搭載。
キットに入っているクーラーは出来がよろしくない上に現在はキセがステンレスなので形が
少々違います。別売のAU75-Gを銀色に塗装して使用し、ランボードは別途調達します。

福岡市営地下鉄の無線アンテナが厄介です。実物の写真を載せましたので、
見たい人は拡大してください。

組み立ては中間車は比較的楽ですが、先頭車は厄介です。
というのは、前面が合わないのです。天地寸法が大きすぎるので削ります。
上と下に均等にはみ出すように接着して、上下から削ります。
片方だけ削ると形が崩れます。


塗装
このあと組み立てて塗ってしまえばいいのですが、国鉄色は青22号に灰色の帯
(飯田線119系と同じ)ですが、九州色は前面がシャインレッドで側面は787系と同じく
上半パールグレー、下半ゴシックグレーで、なにを使えばいいのか、という問題があります。
シャインレッドはグンゼのモンザレッドが良いですが、グレーに関しては上半をアルミシルバー、
下半をガンシップグレーで塗装しました。
本来は787系と同じなのですが、どうも同じには見えませんねぇ。
メタリックがかかっているかどうかの違いだと思いますが。
塗装は屋根から塗ります。屋根を塗ったらマスキングして扉を塗ります。
赤を塗るのですが、もともと隠蔽力の弱い色ですから、
組み立てる前に塗っても良いです。ただし、やや薄めにしておきます。
前面との接合部は隙間が開いてそこの調整で塗料がはがれるからです。
はがれた部分が段差になったら見苦しいですから。
組み立てて赤を塗ったら、扉をマスキングしてグレー、下半分
裾から3.5mmのところにマスキングして、さらにアルミシルバーを
吹き付ければ塗装は終了です。はがしたあと、クリアーを吹いておきます。
たっぷり吹かないとメタリック系の色はあとでくすんできます。
床下機器は動力ユニットに付属するものをパンタ無し車両(モハ102)につけ、
キットの通風器が並んでいるものはモハ103につけます。
クーラーは銀色に塗装。JR無線アンテナは赤一色、信号炎管は先端のみ赤です。

自社線連絡

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このページの担当は しげとみ です。


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