このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





第8弾:北千住駅西口−小台・宮城循環





■路線概要

 もうこれ以上「はるかぜ」の新設はないだろうと思いこんでいたところ、平成18年 7月 2日より新設された路線である。隅田川と荒川放水路の狭い隙間を縫い、北千住駅と小台・宮城地区を連絡する路線。運行は第5・6弾と同じく新日本観光自動車。

 筆者はまだ実乗・実見しておらず、そもそも本稿執筆段階では開業前なのだが、面白い新路線を見出したものだと感心する。もともと隅田川が足立区と北区の境界となっているところに荒川放水路がつくられたため、鰻の寝床のような細長い中州のような土地の先に、小台・宮城地区が離れ小島のように取り残される格好になっている。この両地区は地理的に王子駅が近く、北区の一部のように印象されている方も決して少なくないだろう。行政としての一体感を醸成するには適切な施策である一方、実需が伴うのか、注目に値する。

 はるかぜⅧ足立小台駅近くの尾久橋通を横切る「はるかぜⅧ」





■細切れの情報開示

足立区のコミュニティバス
 事業の方法は、区が走行環境の整備を行い、バス事業者が独自に運行します。
  「あだち広報」平成18(2006)年 6月25日付第1470号より

 既に記したとおり「はるかぜ」運行スキームや導入経緯に関する情報開示はごく少ない。以上のように稀に、隙間から情報が見えてくる次第。他の自治体でも参考になる先進事例の一つであるはずなのだから、積極的に情報開示しても良いように思えるのだが。





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