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2003/10/19
今回は自分にとって2回目の、そして知美にとっては初めての沖縄遠征。 飛行機は8:00なので5:00 に起床する。前日の支度に手間取り、寝たのが2:00 ということもあって眠い目をこすりながら朝食を食べる。5:45過ぎというまだ 暗い中、家を出る。5:57横堤発(¥230)。京橋でJRに乗り換え大阪駅まで(¥ 160)。阪急まで歩いて宝塚線急行で蛍池まで(¥200)。モノレール(¥200)に乗 り換え伊丹空港に7:00到着。自宅から1時間強というところだが、このルート が割りに安く速く空港に着けるルートのよう。乗り換えが多く歩く のが難点だが…
カードレスチェックインして搭乗口まで。今回乗るJTA141石垣行きは7:45発だ が少し遅れて飛び発つ。石垣空港には10:40に到着。やはり暑いが乾いている ためかそれ程クソ暑いとは思わない。空港で腹ごしらえ用に『ジューシーかま ぼこ』(¥150×2)とサーターアンターギ(小さい5個入り¥150)を買う。その他、 メール爆弾の語源となった『SPAM』が売っているのを見て感動(日本国内でも 売ってたのか…)。本日は石垣島内の川平まで日帰り観光して西表に渡る予定 なので、石垣島内バスの内、空港線(バスターミナル-空港間)とリゾート線(バ スターミナル-川平間) が5日間乗り放題になるチケット(¥1,000)を購入。
11:25のバスで空港を出てバスターミナルへ。ターミナルで時刻表を確認する と、リゾート線の本数が事前に調べていた本のものよりも減っており、行った ら夕方までに帰ってこれないようだ。仕方がないので前述のチケットでは利用 できないが川平線のバスで川平に向かうことに(¥580)。一応元はそれでも取 れるが、¥100しか得しないことになってしまった(¥200+¥700+¥200 - ¥ 1000 = ¥100)…残念。バスを待つ間にサーターアンターギーを食べる。
川平行きのバスが動き出す。お客は多くない。市街を抜けると畑の間の道のよ うなところをノロノロと進む。沖縄本島もそうなのだが車のペースは平均して かなり遅い。レンタカーで走ったりしたら結構ストレス溜まりそうな感じであ る。車内で先程買ったジューシーかまぼこを食べる。なかなか美味しい。
12:40に川平着。まず浜を見に行く。やはりガイドの写真通りにとても奇麗。 波打ち際をサンダルで歩いた後、遊歩道を歩き、琉球黒真珠の展示館兼ショッ プのようなところで真珠を見る。その後また遊歩道を歩き、展望台のような場 所でただただぼーっと海を眺めていると、バスで乗り付けてきたらしき観光客 の一団+ガイドがやってきて、ガイドが場所と日付の書かれたパネルを取り出 したかと思うと、いきなり記念写真を撮り始める。そのような団体が次から次 へと押し寄せるのを尻目にバス停へ。
14:27発のバスで離島桟橋方面に戻る。バスの車内では二人とも疲れて殆どずっ と寝ていた(笑)。15時過ぎに桟橋に到着。今晩泊まるYHは西表島の船浦港近く にあるので、船浦行きの安栄観光の船に乗ろうとしたら『強風のため欠航』、 しかしながら西表島の大原に向かう船にのれば大原から船浦までは無料バスで 送迎してもらえるとのこと。大原行きの船は16:10発なので往復チケットを購 入(復路は一割?引)した後、案内所に荷物を預けて、駅前にあるホテルハーバー 石垣島のレストランでお茶する。ここのレストランのタコライスが食べたかっ たが、既にオーダーストップ(15:30)後だった。YHには18:00くらいに到着する 事を携帯で連絡する。
16:10の大原行きで西表に向かう。天気は良いが海は強風の為荒れており、船 も結構揺れる。自分は船にそれ程強くなく、また体調も寝不足の為に良いとは 言えない状態だったので、眼をつむって眠る事に。17:00前に大原着。港に泊っ ているマイクロバス2台に分乗し、運転手に、いるもて荘に向かう旨告げ、定 員オーバー寸前で船浦方面へ出発。
バスは石垣島のバスに比べるとかなりの猛スピードで北上していく。途中、由 布島や西表温泉といった西表東部の観光スポットを通過する。考えようによっ ては船浦でのエントリーが出来ない代わりに無料のバス観光ができる訳で、時 間があるのなら大原経由は結構お得ではある。あとで聞いた話では北風が吹く ような日が続くと、何日も船浦経由では船が発着しないということが起こるら しい。大原は台風が直撃でもしない限りは大丈夫との事。
揺れる船に続いて猛スピードのマイクロバスと疲れた身体には堪えるが、ポテ トチップスを食べたり、車窓を眺めたり、寝たりしているうちに約50分でいる もて荘に到着。正確には県道のYH入り口のあたり(ポケットハウスのあるあた り)で下してくれた。YHの進入路にありがちな細い道を降り分岐を右に入ると いるもて荘に到着。正面に大きな芝生とその前に美しい海が広がるすばら しいロケーションにそのYHはあった。時刻は予定通り18:00頃、さっそくチェッ クインするが、料金は後払いのよう。チェックアウト直前の8:00〜9:00か前の 晩20:00〜21:00に行うというYHとしてはちょっと珍しい形態。
部屋に案内してもらう。部屋は四人分くらいは布団を敷けそうな和室。正面の 窓から海が望めるなかなかの部屋。18:00まで夫婦ともどもゴロンと寝転がり 寝る。さすがに早朝からの移動の疲れは否めない。
18:30から晩飯。食堂には数カ所のテーブルに4〜5人分の食事が適当に置かれ ており空いていれば好きな場所に座ることができる。食事は腹が減ってたのも あるがとても美味しい。特に沖縄を強く感じさせる料理が並ぶわけでもなく、 標準的なYHの晩飯に沖縄料理が一品かそれ以上付いてくるという感じ。
食後にシャワー(浴槽付きの風呂は無いよう - 冬場はあるのかな?)を浴びにい く。清潔感のあるところで安心。トイレなど水回り全体、そして施設全体に言 えることだが、決して新しい宿ではないだろうに丁寧にそして頻繁に掃除され ているようで、このような宿は長期で宿泊していても実に気持ちいい。
宿泊者の人からの情報やガイドブックを元に翌日は浦内川のマリュドウ、カン ビレーの滝を見に行く事にし、ペアレントさんに浦内川河口までの送迎をお願 いする。21:00にはYHで振舞われるサーターアンダーギーを食べ(美味しくて三 つも食べた!)この日は23:00 に就寝。
2003/10/20
7:30に起床&朝食。朝食後、コーヒーを飲む。コーヒーは無料だがカップは自 分で洗剤つけて洗って備え付けてあるタオルで拭いた後にしまう決まりになっ ており合理的。その後、庭に出て芝生に座り海を眺める。何もしない素晴らし く贅沢な時間である。予定の9:40より少し早くYHの送迎車で出発。これまたYH にありがちな白い1box車で生み沿いを走る。浦内川河口で下してもらい、歩い てすぐの観光船乗り場へ。
観光船往復を申込み(¥1,500)、しばらく船の出発を待つ。まもなく船が出発 するので老齢のご夫婦、中年の女性一人、そして我々の5名で小さな観光ボート は出発。
水上に根を張る独特なオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギといった個性的な 景観を横目にエンジン音を響かせながら観光ボートは進んでいく。進んでいくうち に何台かの同じ観光ボートとすれ違う。
船は頻繁に往復しているようでこの浦内川の自然環境には少なからず影響を与 えてそうな気がする。それと言うのも昨日YHの壁に張られた紙にはこの浦内川 の観光船がマングローブの根を痛めているので乗らないように、代わりにカヌー に乗るように書かれていたからだ。最初はその壁紙の事を知らず、ペアレント さんに翌日は浦内川の観光船に乗る旨を伝えたところ、「行くんですか?」と やんわりと否定されるような聞き返し方をされたのだが、その時はその意味が 判らなかった。あとからその壁紙を読むこととなり、結果的に自分たちが環境 に影響を与える観光船に収益を与える事を知ったのだが、これには多少気まず い思いがした。
20分程上流に進むと軍艦岩と呼ばれる簡易船着場に到着。ここからはあ るいてマリュドウの滝とカンビレーの滝を目指す。整備された山道を歩いてい く。人との行き違いが難しい狭い部分もあるが極端な登り下りはなく、30分く らい歩くとマリュドウの滝が一望できる展望台に到着。なかなか素晴らしい眺 めである。老齢のご夫婦の脚は早く、既に滝に向かっているようだ。我々も滝 に向けて歩いていく。
10分くらい歩くとマリュドウの滝の上部に。日本の滝100選に選ばれているだ けありなかなかのものである。滝壷に下りるのは後回しにして、カンビレーの 滝に行く事に。途中で老夫婦とすれ違う。こちらもそんなにノンビリ歩いてい るわけではないのに凄いスピードだ(笑)。さらに15分歩くと先程よりはしょぼ い滝が現れる。これが目指すカンビレーの滝だったのだが、自分としてはさら に上流に凄い滝があるのかと思って滑りやすい濡れた岩の上を進もうとして転 倒し尻餅をついてしまう。これに懲りて上流に行くのは一旦諦めてカンビレー の滝を撮影。その後よくよく上流方向を見ると安全に登って行けそうなルート を見つけたので再挑戦。やはり上流に滝は無かったがちょっとした水溜りで泳 ぐスペースがあり、10人くらいの人がそこで遊んでいた。
その後マリュドウの滝まで戻り、滝壷の近くまで降りて記念撮影。そこでしば らく休んでから軍艦岩目指して戻る。軍艦岩少し手前の休憩所でトイレ休憩の 後、軍艦岩に。船着場には人が大勢いる。12:40の船で戻る。帰りはガイドは 無しで1:00ぐらいに遊覧ボートの発着場に到着。併設されている自然館みたい なところを除いてから河口近くまで歩き、『レストラン浦内』で昼食する予定 が、先程遊覧ボート付近で見かけた観光客全てが観光バスで乗りつけており貸 しきり状態になっており諦める。ここでお土産屋でカリントウを購入(¥300) し、隣にある、パークハウスみきの自販機でペットボトルを買ってテラスのよ うなところで休む。
店の前にも拘らず全然ひと気がないのでウトウトしていると13:55を予定して いたYHの迎えの車が目の前を通り過ぎる。慌てて起きて車に合図し無事にピッ クアップしてもらう。運転するヘルパーさんにお願いして近くの『星砂の浜』 まで送ってもらう。
とにかく腹ごしらえという事で浜近くにある『ほしずな亭』で遅い昼飯。ゴー ヤチャンプルー定食(¥850)となんこつソーキそば(¥700)を食す。どちらも美 味いが特にソーキそばは絶品。二人とも腹一杯になる。
浜に向かうと、他にも観光客らしき人が数名とガイドがいる。どうもCLUB MED な人達のよう。ガイドの説明を聞きながら(我々に向かって話しているのでは ないが…)、波打ち際に近いオレンジ色の砂浜で手のひらを砂浜に押しつける ようにして見ると、ホントに星砂が一杯ついてくるのにはビックリ。
海に向かって右手に歩いて行くと浜にはサンゴの死骸や貝殻、星砂が一杯。座 って打ち寄せる波を見ながら、奇麗な貝殻を拾ったりして遊ぶ。ひときわ美し い小さな貝を拾って知美にあげる。と、悲鳴が!貝から手足が生えてきて歩き 出したよう…ヤドカリ入りの貝だったらしい…
よくよく見ると沢山ヤドカリもいてモソモソ歩いている。人が近づくとさっと 動きを停めて姿を貝殻に隠すのだが、しばらくすると出てきて動き出すのが面 白い。
波打ち際を歩いて戻る。ほしずな亭で売っているマンゴーかき氷(¥200)を知 美が買ってきたので分けてもらう。そろそろ迎えの時刻が近づきつつあるので バス停の方に歩いていく。星砂海岸には芝生のキャンプ場(¥300)が有り、幾 つかテントも並んでいた。台風さえ来なければキャンプも悪くない感じである。 バス停近くには猫がいてノシノシと我が物顔で歩いていた。16:25にYHの迎え の車が来る。YHまで戻らず手前の『工房ながや』で降ろしてもらうように頼む。
『工房ながや』は西表で自生する植物で染めた麻紐に、ガラスや木の実、陶器 を組み合わせたストラップやネックレスを売っている小さな店。全てオーナー の手作りで良い感じ。知美は¥1,800?の腕輪を購入。ここでは製作体験もでき るようだ。
その後、翌日の為にショップを2件回ってから、この周辺の唯一のスーパーで ある『スーパー川端』に寄り、その後YHに戻る。YHへの道は海沿いの県道を歩 いて右手の砕石場のようなところの先を右折、すぐにY字路を右に行き、次に ┤となっているところを左折で正解。
晩飯食べた後に、宿の玄関先自販機で売っているオリオンビール(値段を失念 したが格安)を飲み、翌日のカヌー&滝ツアーを電話で申し込み(携帯が通じな い為、テレカ(しか使えない…)買って宿の緑電話で)、夜(21:00〜)はYHの振舞 う泡盛をシークァーサで割って少しだけ飲んで寝る。
2003/10/21
7:30に起床&朝食。本日はピナイサーラの滝にカヌーで行くツアーに参加する。 9:00にツアーを申し込んだ『西表自然学校(コーラルスパン)』の送迎車がやっ てくる。海沿いの道を通って海中道路(船浦港)の東端の駐車スペースに到着。 天気は曇りでTシャツではちょっと肌寒い。他には若い夫婦とコギャル娘二人 が参加するよう。簡単なパドルの使い方の説明を受け、いざカヌーへ。
しかしながら河口は引き潮の為、あちこちが干上がっておりかなりの距離カヌー を引きずって行かなければならない。しかしながら干潟にはあふれんばかりの コメツキガニの群れがあちらこちらに。人が近づくとあっと言う間に干潟に潜っ てしまうが、しばらくするとワラワラと現れる。普通には見れない光景だ… 若いガイドさんがいろいろ説明してくれる。ところで他の二組の参加者は滝壷 に行って帰る午前中のみのコースということでずっと先に進んでしまった。こ ちらは滝の上まで上がる一日コースなので結構のんびりペースで良い感じである。
カヌーをしばらく引きずってようやく水に浮かべることができるような場所ま で。知美と二人で乗りこみ、ガイドさんと三人でゆっくりとピナイ川を登って 行く。浦内川と比べると小さな川だがここには当然観光ボート等はおらず、マ ングローブの群生を見ながら静かな水面をカヌーで滑らしていくのは楽しい。
しばらく遡上した後、カヌーを川岸に付け、歩き出す。かなりの急坂だがガイ ドについて落ち着いて登って行けばスポーツサンダルでも問題は無い(カヌー を干潟で引きずってく事など考えるとダイビングシューズがbestだろうが)。 珍しい板根やとかげ、その他植物の説明を聞きながら登る。途中、何度か休み ながら11:30くらいにピナイサーラの滝の上部に到着。海の景色は予想以上に 素晴らしく、鳩間島、鳩離島、バラス島などが見え、さらに河口からカヌーで 近づいてくる他のパーティーも見える。
滝壷を覗くと朝一に顔を合わせた二組も滝壷に見える。滝上は風が強く、滝壷 に向かうべき水しぶきが風邪で舞い上がって肌に当たり冷たい。天気も陽が当 たったり少し陰ったりを繰り返している状態で少し寒い。弁当(ツアーに付い ている)を食べて周辺の景色を楽しんだ後は昼寝。ガイドも昼寝している(笑)。 知美はあとから歩いていた同じYHにいた女性と話していたよう。
12:30になって滝上から降り始める。一旦、カヌーのある場所まで戻り、そこ から滝壷に向かう別の道を進む。こちらは滝上に向かう道程の斜度はないのだ が、それでも滝上まで往復した後ということもあって結構キツイ。しばらく歩 くと滝壷に到着。下から見る滝も落差があり、昨日見たマリュドウの滝よりも 迫力がある。ピナイサーラというのは神様の髭という意味らしく。滝に御神体 的なものを見出すのは全国的に見られる傾向のようだ。
滝壷の池(もう少し暖かければ泳いだのになぁ)に脚をつけたり、近くの岩場に 登ったり、写真を取ったり、おやつ(ツアーに付いてる)のサーターアンダーギー を食べたりして過ごす。
1時間後ぐらいに滝壷を離れる。再びカヌーのある場所に戻ってカヌーで河口 に向けて戻り始める。最初は気分良く川くだりしていたが、午前中に干上がっ ていた場所は潮が満ちて完全に海と化している。それだけなら引きずらなくて 良い分ラッキーなのだが海から吹き付ける風が強く、カヌーはなかなか進まな い。かなり苦労して(ガイドは涼しい顔で進んでいったが…)、出発した船浦橋 の東端に到着。気づいたら両手の親指付けねにはマメができていた。
料金(税込み¥14,700(2人分))を支払いYHまで送ってもらう。さすがにくたび れていたので着替えた後、部屋で仮眠。17:00頃に起きてシャワー浴びて洗濯 をする。18:30までマッサージして夕食。紫米(古代米?)の御飯はとても美味し い。その後、翌日泊る竹富島の民宿を電話で予約し、YHの宿代を精算する(¥ 34,020 (= ¥5,670×3日×2人) 相部屋だともっと安くなる)。その後もうだう だして23:00くらいに就寝。
2003/10/22
7:30に起床&朝食。9:00のチェックアウトまで部屋でゴロゴロ。9:00にチェッ クアウトし、荷物を食堂に移動し、食堂でコーヒーを飲む。今日も天気は悪く ないが風が強く、石垣島行きの船も往路同様に大原経由となるようだ。今日は シュノーケリングということで既に衣服の下には二人とも水着を着こんでいる (笑)。当初YHそばのヒナイビーチでシュノーケリングする予定だったが、ペア レントさんに相談すると「それなら星砂がいいよ」という事だったので予定変 更。9:40のYH送迎車で星砂海岸へ。YHへ帰るバスの時刻をチェックした後、ペ ンション星砂で、知美のシュノーケーリング3点セットと自分は自前のマスク とシュノーケルがあるのでフィンだけ借りる(計¥1,575(3時間)+保証金¥1,500)。
いざビーチに向かい少し寒いが勇気を出していざ海へ。一旦海に浸かってしま えばそれ程寒さは感じない。顔をつけてみるとすぐそこには魚が一杯いる!ダ イビング未経験の知美もこれには感動している様子。サンゴの間にも沢山の魚 が見える。他にもシュノーケリングしている人が何人か数える程いたのだが、 そのうちの一人が知美にくれた魚のエサ(ソーセージ?) をちらつかせると魚 がおっかなびっくりで寄ってくるので面白い。魚がエサを引っ張る力は思いの ほか強くちょっと怖い。中にはエサと間違えて指にくらいついてくるのもいる。
しばらく遊んで11:00過ぎに上がる。浜に上がるととても寒いので身体を岩陰 で乾かしてからシュノーケリング用具を返却し、ペンション星砂でシーフード ピラフ(¥900)・ゴーヤ入りのピザ(¥800)・コーヒー(¥200)・紅茶(¥200) を食してホット一息。このレストハウスからの海岸の眺めもなかなか。食べ終 わってバス停まで歩く。
時刻通り12:23にバスがやってくる。バスの運転手に「いるもて荘まで」と告 げて乗る(一人¥150)。宿近くで降ろしてもらい宿へ戻る。シャワーを浴びて から芝生の庭でボーッとする。いるもて荘はどこが良いというわけではないの に非常に居心地が良かったので離れるのはなんとなく寂しい。14:10にYHの送 迎車で安栄観光のバスが発着するバス停まで。ここでフェリーの切符も買える ようだ。14:20にバスが来てほぼ満員状態で出発。往きもそうだったがこの大 原と船浦を結ぶ無料バスには大きな荷物は持ち込めない感じ。それでも折りた たみ自転車やらを持ちこんでいる強者もいたが…
往路と同じくバスは飛ばして15:00頃に大原港着。港の小さな土産物屋でサー ターアンダーギー(¥350 - ここのは一般的な丸いのではなくスティック状の サーターアンダーギーだった)を買って船に乗りこみ、15:20に出航。しばし西 表との別れを惜しみつつ波しぶきの立つ青い海に視線を落とす。石垣に到着後、 竹富島への切符を買って(往復¥1,100/人)、出発時刻まで離島桟橋付近の土産物 屋を物色する。
16:30に八重山観光の船で竹富島へ向け出港。天気は悪くないのだが風が強く、 船は荒れた波から波へと飛び跳ねるように進んでいく。当然乗員も激しく上下 に揺さぶられながら進む。あまりの揺れ方に近くに座っていた女の子も悲鳴を あげていた(笑)。16:40ぐらいに到着。集落への送迎バス(¥150?)もあるのだ が自分らはてくてく歩いて集落へ。15分くらい歩いて今宵の宿の『小浜荘(こ はまそう)』へ。
宿はいかにも沖縄の家という感じの造りで、自分らの泊る部屋も四畳半くらい の畳部屋だ。常連も多そうで居心地は悪くない宿だと思う。本日使った水着や マスク等を干して17:40から晩飯。食後に『西桟橋』まで歩いて行くが曇って おり夕陽が沈むのは見えず、残念。確かにここからの夕陽は美しいと思う。程 なく暗くなってきたので帰る事に。帰る途中で島内一匹目の猫発見。宿に戻り シャワーを浴びる。今日はシュノーケリング+移動で疲れたのもあり早く寝た かったが、庭で常連さん(?)達の話し声がずって響いており、床についてもな かなか寝つけなかった。
2003/10/23
朝7:50くらいに起きて朝食。普通の沖縄の民宿の食事だ。食後、コーヒーを飲 んでから精算を行った後、部屋に戻り、チェックアウトの10:00までうだうだ と過ごす。10:00に荷物を食堂において歩きで出かける。
竹富島では観光客は自転車を借りて散策するのが定番のようだが、小さな島な ので歩いていくことに。まずは『なごみの塔』で町並みを見渡してみる。塔と いっても石でできた梯子の上に登るような感じで少し怖いがなかなか景観は良 い。
その後、西へ歩きながら『ビジターセンター』に向かう。ここではサンゴを主に紹 介しているようだ。土産物屋を冷かした後に、昨日に引き続き西桟橋に行って みるが、天候が今一つの為、さらに南下して『コンドイビーチ』へ。
コンドイビーチへは1.5車線の道をしばらく歩く。たまに自転車や軽トラとす れ違う以外は人里離れて静かな感じ。コンドイビーチへ着いてもなお人影はま ばらだが、海は美しい。西表の星砂や石垣の川平とはまた違う感じ。
砂浜に沿ってゆっくりと南下していく。泳いでいる人もなかにはいるが寒いだ ろう。しばらく歩いて観光客の群れが見えてくるとそこは『カイジ浜』。ガイドの 説明にしたがって観光客が星砂を探しているがなかなか見つからない様子。自 分らも探して見たが、西表の星砂海岸に比べて全然星砂は見当たらない感じだ。 そのうち、土産物屋のネコが歩いているのを見つけて追いかけて写真を撮る。 被写体が非協力的なため(笑)あまり上手くは撮れない。
カイジ浜を後にし、蔵元跡を右手に見ながら、1.5車線くらいの舗装されてる のかされてないのか分からない道を北東に向け歩く。自転車も同じ道を走って いるが、坂とゴツゴツした路面の為に走りづらそう。二股の道を左に行くとま もなく島を周回する2車線路に出るので北上。
最初の右折できる道を右折するとまもなく立派な建物が右手に見える(高齢者 コミュニティーセンター?)。もう少し行くと右手に『ヌブフル展望台』が。な んでも牛が「ヌブフル」と鳴きながら築き上げた伝説があるのだとか。展望台 の入り口はなんだか普通の人の家の入り口のよう(笑)。有料(¥100)だったの で登るのは止める。ただ登るだけならなごみの塔の方が良い感じだ(無料だし)。
集落の中心に向かう道を北上する。左手に見える竹富小・中学校はなかなか立 派でかつ美しい建物。入り口のガジュマルの樹も良い。しばらく進んで、右手 にある『ギャラリー茶屋たかにゃ』でお茶する。マンゴージュース(¥400)・ パインジュース(¥400)。乾いた喉が潤される。茶屋の向かいにはYHでもある 高那旅館がある。ここに泊まってもよかったかなと後悔。
その後西へ歩いて『竹富民芸館』に向かうが昼休みで休館中の様子。こちらも 昼飯を食べに『ガーデンあさひ』へ。屋外の昼食はタコライス(¥700)とフー チャンプルー定食(¥700)。フーチャンプルーは庶民的な味付けながらも麩と チャンプルーの組み合わせが絶品。タコライスはそのジャンクフード的なとこ ろが良い。数年前、生まれて初めて沖縄本島で食べた食事がタコライスだった のが思い出される。食後のデザートは紅イモロール(¥200)。
食後、再び『竹富民芸館』へ。ここはミンサー等の島で継承されている織物が 紹介されており、実際に機を織っている人もいる。自分はさらっと見るだけ。 民芸館を見た後はつらつら歩いて宿に戻る。
宿に戻る。港への送迎について宿のおばさんに聞いたところ、どうも港への送 迎は朝の時点に時刻を確定して伝えておかなければならなかったようで、急に 送迎を頼まれた(事になってしまった)おばさんは少しむっとしていた。こっち としては車での送迎はどっちでも良い事なので「歩いてでも港まで行きますか ら…」と伝えたら「迎えに行くお客がいるので送ってきます」という事なので、 その言葉に甘えて送ってもらう事に。
港についたらもう竹富島ともお別れ。おばさんに「お世話になりました」と伝 えると「今度は2泊以上で来てね」と言われ、そういう日がいつか来ると良い なと願いつつ、八重山観光の船で1:40頃島を後にする。
10分後に石垣に到着。離島桟橋からそれ程離れない範囲でおみやげを調達。少 し歩いて探せば安いちんすこうや小さなシーサーの置物(というかマスコット) が見つかる。A&W(米国資本のファーストフード)で少しお茶&ハムサンドを食 してから空港へ向かうためバスターミナルに向かう。
ところが15:30ターミナル発と思いこんでいた空港バスが15:15ぐらいにすれ違っ ていくではないか! 慌ててバスターミナルに急ぐ(といいつつも途中で目敏く お土産を買ってはいるのだが)。バスターミナルで聞くと次のバスは15:45だと のこと。空港までは15分で着くのでホッと一息。
15:45のバスで空港に向かい、チェックイン(自動チェックイン機は使えなかっ た)の後、搭乗手続きしロビーで時間を潰す。ロビーがざわつくので何かと思っ たら梅宮辰夫氏が歩いていた。我々と同じ飛行機(JTA 148)に乗るようだ。飛 行機にはなかなか搭乗できず。16:30過ぎにようやく乗りこみ16:45に出発。
石垣空港離陸後10分で宮古島に到着。石垣島は滑走路が短く燃料を途中で給油 しないと行けないためだそうだ。梅宮辰夫氏は宮古島で降りるようだ。自分ら も一旦は荷物を全て持って降り(面倒!)空港ロビーでしばし待つ。宮古の空港 は石垣よりかなり立派な施設である。
17:30に宮古島を後にする。そのあとは特に何も無く20:00前に伊丹空港に到着。 20:05のモノレールで蛍池まで出て(¥200)、阪急に乗り換えて普通列車で梅田 まで(¥220)。アクティ16Fにあるうどん屋(かな泉)で晩飯食った後、駅前から 安田行き市バスで帰る(¥200)。自宅到着は22:00前。なかなか速かったかも。
交通費(自宅->伊丹) | ¥790/人 |
交通費(伊丹-石垣島) | ¥47,000/人 |
交通費(石垣島<->西表島) | ¥3,800/人 |
交通費(石垣島<->竹富島) | ¥1,100/人 |
交通費(伊丹->自宅) | ¥620/人 |
計(島内バス賃除く) | ¥53,310/人 |
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