このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


天辻峠〜大和乗鞍岳トレッキング('96/9/15)


目次:

9/15(日)9:00過ぎに寮でT君と合流、10:30ぐらい?にS君と合流。天理〜桜 井〜橿原あたりの市街渋滞を避ける為に、名阪に乗って福住ICからずっと南下 し、吉野川沿いに出て、ひたすら西へ向かう。結構渋滞している。上市?から 少し西の河原でテントを張って、釣りを楽しんでいる人達を見る。

五條駅前で柿の葉鮨を入手しようとしたが、みやげもの価格なので断念。 R168を南下して、13:30ぐらい?に道の駅大塔へ。道の駅の傍らで営業している 店で、柿の葉鮨を購入。いよいよ出発。

R168沿い道の駅の少し北に、旧街道の入口があるので登っていく。舗装され た、やや急傾斜の1車線林道だが、民家もちらほら。

しばらく歩くと、道の斜度は少なくなる。民家もなくなり、道もダートにな る。時々ダンプが通る。土煙に苦しむ。そのうちに、左手に天辻峠の石碑? があるところが出てくる。あまり感慨はないが、ここが峠のようだ。デジタル カメラでの撮影会が始まる。

本に記載のコースに従って、林道を進む。十字路を左に曲がって、(大和)乗 鞍岳に向かう。この辺りまで来ると完全な山の中、

目印になっている反射版を右手に見て、少し先に林道の工事現場がある。今 まさに工事しているところだが、工事現場の人に脇を通してもらい、左手の登 山口を登り始める。

ダンプも走れる林道から、人一人が通るのが精いっぱいの、急な小道を歩く ことになり、とても疲れる。おまけに昼食もとってないので、グロッキー気味。 昼食を取りたいが、適当な場所がないので、我慢して進む。

水を飲む為に小休息。そこから少し登ったところで、多少開けた場所があり、 昼食にする。柿の葉鮨が旨い。柿の葉鮨も撮影する。

再び登り始める。殆んどやぶこぎの様な道も多く疲れる。おまけに、コース に入ってからこのかた、工事関係以外の人には一人も出会わない(結局最後ま で出会わなかった)。赤いテープの目印を頼りに登っていく。

しばらく登って、ようやく第一のピークに。乗鞍岳←の看板に従って、三角 点のある第二のピークに向かう。15分くらい降りたり登ったりで大和乗鞍岳の 山頂に到着。またまた撮影会になるが、時間もおしてきているので、さっさと 下山することに。

どんどんと急坂を下っていく。ところが何故か、なかなか第一のピークに出 てこない。蜘蛛の巣をかき分け進む。そうこう言っているうちに、いつのまに か目印のテープが青くなっている。なんかおかしい?と思いつつ降りていく。

左手から白テープの道が合流してくる? どうもおかしい。こんな道はなかっ た筈だ。大体、往路に通った道なら、蜘蛛の巣があんなにあるわけがないし、 テープの色が違うのはもっと変だ。

さらに進むと、また別の道に合流。そこから進んだところで、陽が指してく る方向を確認すると、どうも南向きに下っているように思える(コンパスは持っ てなかった)。さらに遠方を良く見ると、帰るべき方向である林道や反射板ら しきものが見える!ここで全然検討違いの南側に出てしまったことが判明(@_@)。

道を戻って、最後に合流した別の道へ進む。雨で滑べり易い道を進むが、こ れも先へ進むとずっと下の方に降りていく。高度差から判断して、元の道へ復 帰する可能性は低い。

ここで、確実な方法は来た道を忠実に戻って山頂まで戻るしかない、という ことになり、来た道を戻っていくことにする。かなり下っていたので再度登る のは非常にきつかったが、陽が落ちてしまうと、移動が不可能になり、事実上 の遭難になってしまう。コンパスもなければ、あかりや火を起こす道具や食糧 もなく、暖を取る為の衣類もないのだ。既に問題は命にかかわるところに達し ていた(*_*。

さすがにこのあたりから会話がなくなって、黙々と青テープで示された道を 戻る。疲労した中で目印を見逃さないように注意する。まさに決死の退却であ る。生い茂った林の間から、やや斜めにさすようなった陽の光が、我々に時間 が残されていないことを示している。標高のせいもあるが、気温も下がってき ているように思える。

日没までに下山出来なかった時のことを考えながら、必死で小道を登り続け、 ようやく第一のピークへ復帰。看板を確認した時は涙が出そうになった(;_;)。

第二のピークから降りていく途中に、左手に見えていたこの看板を見逃して 右手に降りなければならないところをまっすぐに降りてしまったことが直接の 原因であることが判明。ルート復帰出来た、いや命が助かった好運を喜びなが ら小休息。今度は慎重に、林道への小道を降りていく。

目印などを見逃さないように、ゆっくりと降りていく。中途半端な分岐のあ るところは特に注意して、往路で見た目印や道標を見逃さないようにする。

疲れ切った体に鞭打ちながら、ようやく柿の葉鮨を食べたポイントまで降り てくる。ここまで来れば林道までもう一息!

どうにかこうにか林道まで降りてくる(^o^。工事の人が居たら、我々の喜び ようを奇異に感じたと思う。ボロボロにやつれた状態で、記念撮影。

林道をノロノロと戻っていく。途中、天辻峠から富貴方面に進み、下の方に 見える旧国道のトンネルに降りる道を探すが見つけられず。個人的に未練はあっ たが、さっくり諦めて往路の道をそのまま戻ることに。

ようやく道の駅のある国道まで降りてきて、久しぶりに人を見る(^^;。車ま で戻って、国道を少し北上し、天辻トンネル手前左手の、『天辻大師温泉 (¥720)』へ。参拝するところがあるので、運良く遭難せずに済んだことだし、 さい銭を投げ入れたあとに入浴。入浴料はちょっと高いが、この際なんでも良 い(^^。

温泉はやや古めだが素朴な作り。他の客は殆んどいなかったので良かった。 あまり有名な温泉ではないらしい。値段で敬遠されているのかも。帰宅後に温 泉本を見てみると、天辻トンネルより北に¥600で割と新しめの温泉施設があっ たことに気付く。

入浴後に車内で休憩して出発。既に陽は落ちて暗い。R168は合流するのに苦 労するほどの交通量。橋本方面へ抜ける農道への分岐交差点よりさらに手前か ら、大渋滞となり、かなりの時間のろのろ運転を強いられる。なんとか病院の ある交差点を右折。県道を走って、R24へ。

この後、王将吉野店で晩飯。橿原〜桜井〜天理を経由して、S君宅近くのファ ミリーマートまで。そこからいつもの道で大東の自宅まで。阪奈下りで渋滞す るが、無事帰着。23:00ぐらい。ちょー疲れた。


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