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■2004年01月01日(木)
▽精霊流し
そもそもこの漢字を正確に読める人がどれほどいるのでしょうか?「せいれいながし」じゃないですよ。一部のさだまさしファンと長崎県ゆかりの人しか読めないかも知れませんね。「しょうろうながし」が正解です。8月15日、亡くなった人の魂を船に乗せて流すという、長崎に古くから伝わる伝統行事です。
さだまさしさんが同名の曲を発表したのは随分前ですが、最近になって同名の自伝的小説を発表されました。NHKでテレビドラマ化されたのですが、さらに映画化もなされ、2003年末、仙台でも公開されました。で、前売券まで買いに行った私は年の瀬の喧騒を尻目に、そそくさと観に行きました。
突っ込みどころはたくさんありました。1966年という設定にもかかわらず「JR九州色」のディーゼルカーが「ワンマン 佐世保」とかいう方向幕を出して走っていたりとか、主人公が東京から長崎に旅立つ時の列車の牽引機関車が絶対に東京では見られない機関車だとか。もちろん、そういう重箱の隅をつつくような真似をするために前売券まで購入したわけではありません。魂のリレー、あるいはバトンタッチ、そういったものが切々と根底に流れ、登場人物たちが知らず知らずのうちにその大きな「何か」を感じ取っていく、という感じでした。九州人としてややひいき目に見ている分は差し引いても、なかなか素敵な映画でした。
今年の夏はホントの精霊流しを見に行けたらいいなぁ...
▽18きっぷの旅
12月30日、31日に青春18きっぷを使ってふらりと旅に出ました。東北地方の日本海側を経由しようと思っていたので天候だけが気がかりでしたが、むしろ雪がなくてびっくりしたような次第。秋田も、新潟もスムーズに通過できました。ざっとルートを紹介しますと、以下のような感じです。結構、「乗り潰し」色が濃くなっています。
仙台→山形→左沢→山形→新庄→大曲→秋田→男鹿→秋田→酒田→村上→(ムーンライトえちご)→新宿→御茶ノ水→錦糸町→秋葉原→東京→川崎→尻手→浜川崎→扇町→安善→大川→鶴見→桜木町→大船→茅ヶ崎→橋本→八王子→高麗川→川越→大宮→ガーラ湯沢→越後湯沢→新潟→新津→新発田→坂町→米沢→山形→仙台→本塩釜
最後の本塩釜は、ついでに鹽竈神社に初詣に行ったものです。ぶらっと一人で電車に乗るのもなかなか面白いものです。また、旅行記でも書いてみるつもりです。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
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