このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

踊る時刻表>あれこれ>時刻表の片隅から>2004年02月03日(火)


■2004年02月03日(火)

▽おっと言い間違い
 2月1日()には仙台〜陸前山王間でJR東日本が開発を進めている「NEトレイン」が公開され、試乗会などが開催されたが、テスト期間の真っ只中にある私は陰気に家にこもっていた。ハイブリッドトレインというのもなかなか面白そうである。架線下ディーゼル主流の羽越本線などではさらなる効率化が図られるかも知れないし、車両価格を別にすれば第3セクター各社にも朗報に違いない。…うぬぬ、臨時の「ゲレンデ蔵王」も撮りに行きたいのだがテストが終わらなくて身動きが取れない今日この頃である。
 それはともかく、翌2月2日(月)、所用で電車に乗ったら車掌さんの「うっかり言い間違い」を聞いてしまったのでそれとなく再現してみようかと思う。東北本線塩釜駅から乗った東北本線上り1556Mは719系4連の白石行き。この辺の東北本線普通列車の運転区間は「小牛田〜仙台」「松島〜仙台」と、「仙台〜白石」「仙台〜福島」がメインで、要は仙台で切れている場合が多い。そんな中、私が乗った普通電車は仙台を通り越して白石まで行く数少ない電車であった。東仙台を発車し、車掌さんは仙台駅からの乗り換え案内を始めた。新幹線、常磐線、仙山線、仙石線…いつものパターンである。
 「……仙石線、普通列車の東塩釜行きは13時10分、その後普通列車石巻行きは13時20分、いずれも仙石線地下ホーム、9番線からの発車です。ご乗車の列車は東北本線上り、岩沼・大河原方面白石行きです。仙台駅の発車13時ちょうどとなっています。停車時間わずかです。白石方面ご利用のお客様は車内でお待ち下さい。間もなく『終点』仙台です。4番線到着、降り口は左側です。今日もJR東日本をご利用いただきましてありがとうございました。」
 車掌さんは仙台駅で交代したから、彼の乗務区間は確かに仙台までなワケではあるが(笑) あれほど「白石行き」を強調していたのに…と、思わず吹き出しそうになってしまった。わはは。

▽駆け込み搭乗
 何かいろいろあって、唐突に大阪に行ってきた。限りなくプライベートなのだが、端的に言えば昔からの友人に会いに行ったのである。2月2日(月)夕刻の全日空で仙台を発ち、伊丹空港から大阪モノレール・阪急宝塚線経由で梅田へ。友人と合流し、御堂筋線でなんばに出てなんば界隈をうろちょろした。定番の戎橋を見たり、たこ焼き食べたり、通天閣まで歩いたり、「スマートボール」に興じたり。…そうそう、心斎橋の近くのアーケードで、3〜4歳くらいのガキんちょが道のど真ん中でズボンをおろして「小便小僧」を地でいっているのを目撃してしまった。両親も他の兄弟もすぐそばにいたのだが…まさかパフォーマンスということはあるまい。びっくりした。
 友人と飲み明かし語り明かし、早朝便で帰仙することに。7時50分発のJEX便は何故か既に満席。8時ちょうど発のANA便はまだ余裕があると見て、これを狙うことにした。友人と別れがたく、少しぐずぐずしていたのが裏目に出た。モノレールの大阪空港着が7時39分。ヤバい。「航空券は20分前までにお買い求め下さい/搭乗手続きは15分前までにお済ませ下さい/搭乗口へは10分前までにお越し下さい」という、各社の定時出発を促すキーワードが頭の中を渦巻く。しかも、車内でケータイで調べた「空席状況」は、「6」。確かに昨日までは30席以上の空席を示す「○」マークがついていたのに。8時の便でなくても午後からの講義には間に合うが…できれば早く帰仙したい。
 大阪空港到着。スルッとKANSAIで改札を抜け、ダッシュで全日空カウンターへ。チラッと見上げた電光掲示板には「ANA731便 仙台 空席わずか 間もなく搭乗手続き締め切り」の文字が。年齢ゆえの特権、スカイメイトカードを放り出すようにして「8時の仙台行き、まだいけます?」…友人に関西弁をうつされた。受付のお姉さんはパッと腕時計を見、端末のモニターを見、隣の席のお姉さんに「731便、ウェイティングもういいよね?」と言いつつ手元の受話器を取り上げる。ウェイティングってなんかいな、と思って後で調べたら「キャンセル待ち」のことであった。スカイメイトは一番「弱い」運賃なので、例えばこのタイミングで残席1席だったとして、ほぼ同時に普通運賃のお客様がいたら私は「残念でした」となるわけである。
 端末を操作しながら「お待ちくださいね」などとにこやかに言いつつ各方面に電話連絡を入れまくるお姉さん。あ、航空券は出てきた。でもこれはJRで言えば「乗車券だけ」の状態、まだ乗れるかどうかわからない。しかしお姉さんもプロ魂だろう。全速で対応してくれる姿がカッコ良い。「やっぱいいです」という言葉が喉まで出かかったが、逆に失礼にあたると思って黙っていた。「お手荷物はございますか?」「や、預けるヤツはないです」…これが飛行機の大変なところだ。でかい荷物を持っていたら駆け込みはまず無理だ。「…731便スカイメイトのお客様なんですが。…はい、いや、まだです。…わかりました」何がわかったのかな〜、とドキドキしていたら搭乗手続きの許可がおりたようだ。再び機械を通された航空券に「21E」の文字が燦然と輝いていた。
 「はい、こちらですね、ありがとうございます。途中までご一緒しますので」セキュリティの入口までダッシュ。早朝の出発便ラッシュでセキュリティは行列状態。再び時計を見たお姉さん、「15分前ですので、まだ大丈夫です。5番搭乗口ですので、検査の後、左手にお進み下さい」…いやホント、ありがとうございました。セキュリティを無事通過、ダッシュで5番搭乗口へ。伊丹空港の「5番」はやたら遠い。先ほどから「全日空仙台行き」「全日空羽田行き」「全日空成田行き」が「間もなく出発いたします!」と繰り返しアナウンスされている。否が応でも焦りが募る。改札までたどり着き、見ると何故か行列状態。…きっちり土産が買えました。わはは。
 どうやら修学旅行の高校生が大量に乗っていたようである。それでか。ボーディングブリッジの中でサラリーマンに混じって搭乗を待つことになった。あ、ケータイ切らんと。機体は通常のANA塗装ではなく、スターアライアンスの各社のロゴが入った特別塗装だった。離陸時後方座席から「おぉ〜!!」という雄叫びが聞こえてきた。さすが修学旅行。ちなみに先のJEX便も修学旅行の高校生で満員だったようで、仙台で高校生の大群と鉢合わせした。
 そう言えば、仙台空港ターミナルの宮城交通ブースには様々な行き先のバスが入り乱れるようになってきた。山形、福島、泉中央への直通連絡バスがかなり強化されたようで、様々な車体が横付けされた。これに、名取駅に向かう「北釜線」というローカル路線と、館腰駅行きの「エアポートシャトル」、そして岩沼市民バスが発着するのである。初めて来る旅行客は戸惑うかも知れない。が、是非市営バスをひねり潰すぐらいの勢いで頑張っていただきたいと思う。

▽西鉄電車
 知り合いが「西武ライオンズって昔『さいてつ』ライオンズだったんだよね」とか言っていたのでどこの会社かと思っていたら、ヤツは「西鉄」が読めなかったらしい。「にしてつ」たいNishitetsu!! 「鉄○ダイヤ情報」の2月号が西鉄の特集だったので思わず買ってしまった。中学・高校とこれで通っていただけに思い入れは深い。しかしどうも気になるところがいくつかあった。5000形・6000系などのロングシートモケットの色は確か奇数両固定編成と偶数両固定編成で違えていたはずだが、それについては全く触れられていなかった。…あ、6000形の2連を3連化する時に法則が崩れたんやったかな?
 それはそれとして、西鉄福岡(天神)駅の発着状況の観察記録が掲載されていたのだが、見ると5両編成の急行が走っていたことになっている。…そーなの!? いや、それはありえないのでは…。600形の2連は甘木線用ワンマン車で、他編成と併結して本線急行運用に入るなんてことが…あるんかなぁ。急行以上の優等列車は6連運転が基本だったと思うが…。気になって仕方がない。後で調べておこう。

突っ込みその他は 掲示板 または メール でお願いします。

<<あれこれ もくじへ戻る   <<「時刻表の片隅から」に戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください