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■2004年02月13日(金)

 待ちに待った挙げ句、「鉄道網」のウェブリングに正式登録されました☆ 鉄道サイトだと言うことを主張するべく、今後はバス画像ばかりではなく鉄道の画像もちまちまアップしていく所存です。

▽博多ラーメン(その2)
 もちろん仙台市内にも博多ラーメンを出す店はあるのである。ただ、中心部にはないから私が出向かなかっただけの話だ。しかし先日の藤崎での「博多の観光と物産展」の博多ラーメンが私に火をつけた。是非! 博多ラーメン屋の味を確かめてみたい! そんなわけで、バスと電車を乗り継いで出かけた宮城野区某所。…具体的な店名を出すのはまずいんかなぁやっぱり。一応宮城野区某所としておく。博多ラーメンの暖簾を掲げたその店は確かにあった。パッと見では町のラーメン屋の風情だったが、店内は小奇麗な雰囲気に満ちていた。さりげなく流れるBGMは何故か'80年代のJ−POP。なんでそんなん知っとるんや、などと言ってはいけない。中森明菜とか、沢田研二とか、あと歌手は知らないが「雨音はショパンの調べ」なんてのが流れてきてひっくり返りそうになった。
 私の行った時間帯、お客さんは結構入れ代わり立ち代わりで入ってきており、カウンター席もテーブルもほぼ満員状態だった。たまたま私がカウンターに座った後夫婦がやって来た。飛び飛びの状態でカウンターが埋まっていたので、私が移動すれば夫婦が座れる。私とてそのくらいの気遣いはできる。夫婦に「お待ち下さい」と言った店員に「オレ、移りますよ」と言うなり席を代わった。何やら最近このような体験が多い気もする。こないだも京阪電車で席譲ったし。まぁ私がさして損をしているわけでもなく、悪い気分でもないので何の問題もないのだが。
 出てきたラーメンはご飯までセットになったお得なメニュー。博多ラーメンの基本、白いスープだが独特のトンコツ臭さはなく、ほのかに香る、という感じであった。麺はもちろん細麺ストレート。こうでないと。この店は替え玉も(当然)OKで、麺の種類は「博多麺」と、当地ではメジャーな縮れ麺が選択できるようになっており、心憎いまでの気遣いだと思った。替え玉までおいしくいただいて、大満足で帰宅した。インターネットでの検索の結果によれば博多ラーメンを出す店、市内にあと2、3軒あるようなので、春休み中に巡ってみようと思う。

▽仙台〜山形線
 高速バスの話である。山形交通UTORIAと宮城交通が共同運行する仙台〜山形線が1日60往復(平日ダイヤ。休日は50往復)に増便され、これとは別に積極的な路線展開を続ける富士交通が15往復を運行開始し1日75往復体制になったのである。…はっきり言って、過当競争もいいところである。いや、供給過剰と言うべきか。仙台〜福島線で既にその様子が見てとれたのに、今度は山形線。だいたい、人口がいるのか人口が。休日に減便されるあたり、仙台の集客力のほどを表している気もする。
 福岡〜熊本線「ひのくに」が15分ヘッドくらいで1日100往復なので、これと単純に比較してみよう。山形〜仙台線の所要時間が1時間10分、運賃は山交・宮交が片道1,000円往復1,800円、富士交通が片道800円往復1,500円。いずれもワンマン運行で運賃後払い。予約は不要である。山交・宮交では回数券や定期券も発売されている。「ひのくに」は福岡空港発着便とかスーパーノンストップとか色々あるがおよそ所要2時間。運賃は片道2,000円、往復3,600円。ワンマンで予約不要だが一部乗り場では「定数券」を配布しており、これが乗車整理券のような役割を果たす。定期券・回数券も発売されている。強いて言えば西鉄持ちの車両が若干古い。
 仙台と山形県内を結ぶ路線はまだ他にいくつかあって、天童・新庄・酒田などへ向かう路線もある。仙台空港〜山形線も別に存在する。山形と仙台を結ぶ他の交通機関はJRの仙山線だが、これは1時間に1本程度の運転なので強敵というほどではない。「ひのくに」については、これ以外に福岡と熊本県内を結ぶ路線はない(荒尾行きや延岡行き「ごかせ」を除く)。JR九州の特急が博多〜熊本間は20分ヘッドで走っており、格安の企画きっぷも発売されているためかなり強敵である。仙台市の人口が100万ちょっと。都市圏あわせても130万くらいか。山形市の人口は25万程度である。福岡市は130万都市で、都市圏の人口は180万くらいにはなろうか。熊本市の人口は67万。
 福岡〜長崎線「九州号」が平日62往復(土休日67往復)なので今度はこれと比べてみよう。所要時間はこれも空港経由とかスーパーノンストップとかいろいろあるが2時間ちょっと。運賃は片道2,500円、往復4,500円。長崎市の人口が42万ぐらい。福岡と長崎県内を結ぶバスは佐世保や島原など他にもいくつもある。対抗交通手段は特急「かもめ」がだいたい1時間ヘッド。
 福岡〜佐賀線「わかくす号」は平日43.5往復(土休日52.5往復)。所要時間は空港発の路線などもあるが、ともかく1時間ちょっと。運賃は片道1,000円、往復1,800円。佐賀市の人口が16万くらい。対抗交通手段はJR特急が30分ヘッド。
 最後の「わかくす号」に関しては若干微妙な点があるが、「ひのくに」「九州号」と比較してみると仙台〜山形線の供給過剰が見てとれる。福岡〜北九州線なぞは1日100往復以上運行されているが福岡も北九州も100万都市であり、需要が違う。もちろん、九州内の中距離高速バスもJRに対向して供給過剰・値下げ過剰になっている感もなくはない。あるいは仙台・山形という近距離の両都市を結ぶ上でこの程度の本数は欲しいというところなのかも知れない。が。UTORIA山交や富士交通はともかく、宮城交通は古い車両が大量に投入されていてただでさえ評判がよろしくない。とりあえず「走れば儲かる」区間ではないと思うのだが、どうなのだろうか。

▽噺歌集
 先日、仙台駅前の某黄色い看板の古本屋で発見した。「はなしかしゅう」と読んで、さだまさしのステージトーク本である。…渋い? いや、でも面白い。さだまさしと言えば「北の国から」のあのうめき声(笑)しか思い浮かばない人も多いかもしれないが、どうして、なかなかいい曲が多いのだ。カラオケで歌うのをオススメするような曲ではないが、率直に心に響いてくる彼の歌が私は結構好きだったりする。
 そのステージトーク本。今はどうなのか知らないが、かつてのさだまさしのコンサートでは彼の「しゃべり」がかなり長く、かつ面白かったようなのだ。それを細大漏らさず編集されたのがこの本。下手なお笑いよりも面白いし、いろいろ考えさせられる。最近ご無沙汰していたが、やはりたまには古本屋にも行ってみるもんだな〜と思った。

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