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■2004年02月23日(月)

▽福岡の事件
 日々のアルバイトがゴールデンタイムにかぶるせいでテレビを見なくなり、今となっては何が白い巨塔で何がプライドなのかわからなくなっている私にとって、「ニュース」と言えばNHKラジオ第一放送のニュースである。定時にきっちり放送してくれるし、全国ニュースだけでなく地元ニュースもあるので特に不便は感じない。で、その全国ニュースで「福岡県…」という言葉が最近またしきりに読み上げられるようになった。連続発砲事件もあり、さらに二つ、気になる事件があった。
 一つはトリアス久山のスプレー噴射男。「福岡市郊外にある複合商業施設」という注釈がついて、トリアスが紹介される。見慣れないカタカナのせいか、アナウンサーによってアクセントが異なるのが面白かった。しかし、犯人が出頭して「万引きしようとして店に行ったら警備員が寄ってきたので…」というくだりには呆れ果てた。いつだったかの「ファイアーボーイズ め組の大吾」…さっきからフジテレビ系の番組の名前ばかり出ているのは別に意図してやっているわけではない。その「め組」のドラマをバイト先でちらっと見たのだが、スプレー犯を取り押さえる場面があって、まさにそれを思い出した。
 もう一つは大牟田署の巡査が鳥栖市で小学生の女の子を略取したという事件。容疑者の実家が「佐賀県もとやま町」と読み上げられ、はて、佐賀県にもとやま町なんつー町があったかいなと真剣に思い悩んでいたら「先程のニュースの中で容疑者の実家を『佐賀県もとやま』町と紹介しましたが…」と訂正が入った。何のことはない、基山町である。「きやまちょう」というのは、考えてみれば読みづらい地名かもしれない。快速も停まるし甘木鉄道も分岐する駅なのだが。
 しかし、この警察官による事件は警察の信用失墜間違いなしである。地域の不審者対策などを進めている昨今にあって、警察官がこの手の事件を起こしたとあっては笑い話では済まない。「この近所にはそういう人はいませんよ!」という安心感はもはや国内でも通用しなくなってきたのだろうか。地域社会のつながりが希薄になってきたとよく言われるが、最低限の安全や安心は保たれて欲しいと切に思う。

▽3月改正
 仙石線小鶴新田駅開業!!!
 …この界隈じゃこのくらいしかニュースがなかったり。まぁ、東北本線・常磐線のパターンダイヤ化や仙山線のフリークエント化など微妙な改正が行われているようだ。ただ、この若干の改正が案外大きく響き、首都圏の「宇都宮線」黒磯直通の縮小もあいまって、18きっぷで東北本線を旅するのはなかなか厳しい状況になりつつある。しかも、どうも1、2分の発車時刻の変更が行われているようで、旅行の際には細心の注意と最新の時刻表が必要だ。
 そしてもちろん九州新幹線&肥薩おれんじ鉄道開業!!
 改正号になるJTB時刻表の3月号を市内の本屋さんで買い求めたのだが、表紙は鹿児島中央駅を発車する上り800系「つばめ」。桜島の雄大な姿が後方に広がっている。グラビアページでも大きく扱われており、劇的な変化が手に取るように感じられる。駅の平面図のコーナーにも「新八代駅」「鹿児島中央駅」が追加され、もちろん新幹線のページにも「九州新幹線」が登場。これまで787系「つばめ」が2時間以上かかって結んでいた八代〜西鹿児島間が35分に短縮されるわけで、鹿児島と福岡が急激に近くなる。ダイヤを見てみると新八代駅での新幹線「つばめ」と在来線特急「リレーつばめ」の乗り継ぎ時間が3分しかない。ここに若干の不安を感じる。速達性を保ちたいのもわかるし、対面乗り換え可能なのもわかるが、多客期など遅れが出ないものかどうか。
 鹿児島中央駅付近も工事たけなわらしい。路面電車も駅前通りから駅寄りに移設され、それにあわせて地下道なども整備される。関係筋によれば、この地下道、管理者のいざこざから九州新幹線の開業に間に合わないらしい。しょうもない話である。その他、九州横断特急やなのはなDXのデビューなどなど、南九州観光が楽しくなりそうだ。
 肥薩おれんじ鉄道についてももちろん触れざるをえない。鹿児島本線八代〜川内間が廃止され、この区間116.9kmが第3セクター化されるわけである。電化設備はそのまま残され、貨物列車は電機牽引で運転されるが、旅客列車はディーゼルカーとなる。コストを切り詰めないといけない第3セクターとしては妥当な判断だ。また、熊本・鹿児島県境を跨いで運転されるこの鉄道を県別に分割しなかったのは極めて賢明な判断だったと言えよう。様々ないきさつがあったとは言え、IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道が分割されて相応に苦労が増していることを考えれば肥薩おれんじ鉄道の未来は若干明るい。もともと特急以外はかなりのローカル線区だったわけだが、九州新幹線のフィーダー輸送及びローカル輸送の任務を背負って、元気で頑張って欲しいと願う。
 こういったいきさつもあり、今では唯一鹿児島まで到達するブルートレインとなった「なは」がこの改正で熊本どまりになり、これも大きく取り扱われているが、もう一つ、私にとっては思い出深い列車が縮小されることになる。「ドリームつばめ」がそれである。博多〜西鹿児島間を結ぶ夜行特急で、急行「かいもん」の格上げにより誕生した列車である。何度か利用したことももちろんあるし、今となっては懐かしい思い出だが中学時代にこの列車を舞台にした小説を書いていたことを思い出してやまない。あの列車がなくなってしまう…一抹の寂しさを感じずにはいられない。ちなみにJTB時刻表には枠外に読者投稿コーナー「グッたいむ」というのがあるのだが、栄えある3月改正号に私の投稿が掲載されている。暇な人は探してみてください。

▽飲み会
 飲み会である。おさけを呑むのである。期末試験が終了して不規則な生活が続いていたところへもってきて安いお酒を大量に注入してしまった。→結果。悪酔い。二日酔い。いやはや参りました。おさけには注意しましょう。(説得力なし)

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