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■2004年03月26日(金)
▽CNGワンステ西工車☆
ある平日の夕方のことであった。自転車で青葉通りを駆け抜け、東二番丁通りとの交差点に差し掛かったその時。仙台駅の方向から市営バスが右折レーンに入ってきた。右折して県庁市役所方面に向かう系統だ。通常の市営塗装。…屋根上の出っ張りは…? そしてあのフロントの、バンパー廻りの形状は…?
出っ張りはCNGタンクであった。そしてバンパーの形状は、懐かしい西日本車体工業のそれであった。東仙台営業所に配属されたCNGワンステップバス。日産ディーゼルがシャシーを製造し、西日本車体工業がボディーを架装した、仙台市営には異色の車両となっている。塗装が市営の通常の塗装なので、他のCNGバスとも異色を放っている。何となく、札幌市営のCNG車を思い出したりしてみた。
どんな注文にも応じる西工、という一定の評価があるのだが、それにしてもその多岐に渡る活躍は目を見張るものがある。西鉄バスの車両を見る限りでは前・中折り戸で中扉は4枚折り戸、最近は主にワンステップ車、というスタイルが主流である。西鉄の場合は日産ディーゼルだけではなく、いすゞ・三菱・日野とも西工が架装しており、中型車やノンステップ車、CNG車も存在する。
そんな西工が、日産ディーゼルシャシーへの架装を一手に引き受けることになり、全国のあらゆるニーズに応えることが必須になった。仙台市営の場合は中扉は引き戸で、耐寒仕様も必要である。他社では、中型・大型、ノンステップ・ワンステップを問わず様々なボディを製造しているのである。大したものだと思う。今後も仙台市営や宮城交通を含め、全国で西工ボディ車の増備が続くに違いない。ますますの活躍を期待したい。
▽浜松
浜松で「第4回浜松よさこい祭り」が開催された。毎度のことながら、我がサークルで“踊る時刻表”の異名をとる私の元にはあらゆる相談が舞い込んできた。曰く、前日に津に行って最終で浜松入りしたい、曰く、名古屋まで行くにはどうしたら良いか、曰く、新幹線で帰るとどうなる…。何しろ基本が18きっぷである。ダイヤ改正にあわせて購入した「JTB時刻表3月号」が幾度となくひもとかれ、私の携帯電話から行程表メールが送信された。「駅の人より調べるの早いんじゃない?」「わはは、負けんわぃ」…そんなことはないんですが。
本当は祭りに行くつもりはなかったのだが、そんなこんなを繰り返しているうちに私も行きたくなってきた。バイトの休みを交渉し、自分のプランも時刻表をひもといてみた。土曜の夜出発、月曜昼帰仙。使うのはJRバス東北「ドリーム政宗号」と、青春18きっぷである。他のメンバーは金曜日一日かけて浜松入りしていたのだが、バイトの都合でそれは叶わなかったのだ。
「ドリーム政宗」は3台運行だったが、4列シート車であった。昼行便や他路線との運用の都合もあろうが、是非3列シート車の導入も考えて欲しいものである。安かろう悪かろうではサービスとは言えない。何となく変わった喋り方をするおねえちゃんたちを大量に飲み込み、バスは東北自動車道に滑り出した。翌朝、都内では王子駅前、池袋駅前に停車し終点は新宿駅新南口である。池袋から新宿までは地下鉄工事でやたらカラーコーンが置いてあって車線が制限されており、神業のごときテクニックでスラローム走行をしていた。
新宿駅新南口のターミナルも工事中のところに無理矢理突っ込む感じが否めなかった。オマケにJRの改札は開いてないし。東口改札まで回り、入場。山手線に乗ると5時台なのにそこそこの混雑。先ほどから見受けられる「変わった喋り方をするおねえちゃん」が結構いる。大崎でだいぶ降りたようだが、何かの団体だったのだろうか?
品川で東海道線に乗り換え、一路東海道を下る。115系は「短い」8両編成。東京口では短いのはわかるのだが、「短い8両で参ります」と連呼されると、田舎モンのひがみか、「どこが短いんぢゃ!!」と突っ込みたくなる。…と、ふと思いついてちょっと回り道をすることにした。国府津で下車、隣のホームの短い115系に乗り換える。そもそも東海道線はこっちがメインルートだったのである。そう、御殿場線を経由したのである。
御殿場線はかつて本線であったことを如実に示す、複線跡がはっきりと残っていた。箱根の急勾配を嫌ってこちらを本線としたわけだが、なかなかどうして、地形的にはハードな路線だ。しかし雪を被った富士山がくっきり見えた。御殿場終点。御殿場からは豊橋行き(!)に乗り換え、浜松まで一直線であった。
祭りを堪能した後は「ムーンライトながら92号」で帰仙開始。1時9分発の「92号」を待つのに居酒屋で待っていた我々、いい具合に出来上がっていた。私も隣席に座ったメンバーと翌週のイベントについて打ち合わせをしなければならなかったのだが、そのまま寝てしまった。気付けば新橋。京浜東北線、宇都宮線と乗り継いで帰仙したのだが、皆車内ではあられもない姿で爆睡していた(>_<)
▽Yahoo!顧客情報漏洩事件
我が家もYahoo!である。漏洩はしていなかったらしい。まぁ、一人暮らしの大学生の顧客情報など、情報価値としてはたかが知れているような気もしなくはないが。しかし世の中鵜の目鷹の目、どこから何が知られてしまうかわからない。組織が巨大であればあるほど、内部犯行で大量の情報が流出してしまう。ジャパネットたかたしかり、アッカ・ネットワークしかりである。
顧客情報が取り引きされていること自体も問題だとは思うが、その前に企業の倫理はどうなっているのだろうかと思う。金儲けになるなら会社の情報を横流してもいいという人物が確かに存在するわけである。会社に絶対忠誠とまでは言わないにせよ、ある程度の倫理観…のようなものはないのだろうか? 会社自体の顧客情報に相対する姿勢のいい加減さも目立つ一方で、そういった「内通者」が横行している姿を想像するにつけ空恐ろしい気分になってくる。社会構造の変化なのか、由々しき問題である。
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