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■2005年07月31日(日)
不定期更新とは言え、さすがに放置しすぎた感がありますね。申し訳ありません。暇を見て少しずついじっています。気長に見てやってください。
▽教えてちゃん
私は、所属するサークルの「みどりの窓口」役になっている。そのこと自体は別段卑下することでもないし、好きでやっていることなので、別段文句もない。むしろ自分の知識や経験を仲間のために使える場として適当ではないかと思っている。夏場、お盆前の時期にたくさんのメンバーを仙台から高知まで移動させ、存分に踊った後は高知から仙台、あるいは各自の帰省先まで帰っていただくために、とにかく東奔西走しているわけだ。
準備は3月からやって来た。高知の現地視察を行う一方、ダイヤ改正にあわせて行程表の案を作り、「移動のしおり」の原稿を作り、膨大なメンバーの行程・費用が一目で分かるExcelシートも用意した。それでも、想定外の要望や希望がいくらも寄せられる。希望通りに指定席券を確保できないことも多い。そういったときこそ「腕の見せ所」である。基本的に、質問されたら答えるし、要望には全力で応える努力をしている。そりゃ無理ですよ、というような希望を出されることもあるが、それはそれ、やんわりと断るわけだ。
しかし、だ。例えば、「踊り子募集のしおり」という、一番最初の顔合わせで配る資料には18きっぷの使い方、基本的な行程、その他の概要が書かれている。にもかかわらず、それを読みもしないで質問を投げかけてくる人の何と多いことか。自分で調べようともせずに、「帰省するための行程表が欲しい」などと言う人も1人や2人ではない。とにかく小出しに「あれはどうなの?これはどうなの?」と訊いてくる相手には、気持ちも萎えるというものだ。
この時期の青春18きっぷ関連の掲示板は荒れている。時刻表はおろか、地図すら見たことがないような書き込みが跳梁跋扈している。とにかくもう、他力本願なのである。「○○から××まで速く、安く、行きたいんです。お願いします。」時刻表をめくるのが(恐らく)大好きな閲覧者が懇切丁寧に解説したり、行程を示したりしているのだが、果たして理解されているのかどうか。と言うか、お礼の言葉すら書き込まれないことも多い。他力本願もいいところなのだ。
俺としては、こーゆーのは、それなりに旅行好きで、自分で計画が(ある程度)立てられる人に使ってもらいたい。 初心者だから云々、というのではなく、アクティブな姿勢を持っているかどうか、ということだ。誰しも最初はわからないことだらけなのは当然。でも、調べる手法はいくらでもあるわけで、それを調べた上で、質問を投げかけるのが普通ではないか。そうでなければ、お金を貯めて、代理店で相談して欲しい。
時刻表すら持たないで18きっぷの旅に出る人がいる。「ネットで検索したやつを印刷した」「『青春18きっぷ云々』ってゆーガイドブックがある」…その電車が止まったらどうするん?車掌に訊く?車掌さんだってオマエだけに構っちゃいられないよ。だいたい、18きっぷは救済手段なんてないんだよ。もちろん、行き当たりばったりの旅が醍醐味に感じられる人ならいいのだろうが。実際、右も左も分からず車掌に当たり散らしたり、18きっぷの仕組みすらよくわからずに文句を言っている「18きっぱー」を数多く見てきた。
通称「教えてちゃん」と呼ばれるこういう輩に、声を大にして言いたい。自分自身がどうなろうと、それは自己責任だろうが、鉄道関係者に迷惑をかけるのだけはやめて欲しい。
▽防災
30年以内に、99%の確率で宮城県沖地震が発生します。同時に、津波が発生する確率も非常に高いと想定されています。この確率は、「起きるか起きないか」の確率ではありません。確実に起きるものが、「30年のうちに起きない」確率が1%というわけです。歴史上、周期的に発生している海溝型地震の間隔が、そろそろヤバいところにきているのです。
7月の28・29日は東北大学のオープンキャンパスで、よその土地からやって来た高校生達相手に、研究テーマについてあれこれ語っていました。茨城からやって来たと言う女の子がしきりにうなずきながら私のつまらない話を熱心に聞いてくれて、感動したりしたものです(笑) そして30・31日は気仙沼市の山奥にある小学校で開催された「防災キャンプ」に参加してきました。小学生と、その保護者の皆さん、そして先生達が一緒でした。避難したという想定で学校の体育館に宿泊、α米だのハイゼックスだのという非常用食料をいただきました。
行政が何をしてくれるか、ということももちろんですが、まず自分や、近所で何ができるか、考えてみるいい機会だったと思います。もしこれをお読みの方いらっしゃいましたら、少し考えてみてはいかがでしょうか。
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