このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
黒磯以北は交流電化区間です。一部臨時列車や特急・貨物列車を除いて、黒磯を通り越す列車は設定されていません。割合ローカルな雰囲気になってしまいます。福島県の「中通り」を北上し、郡山、福島を通って宮城県に入ります。船岡〜大河原間の沿線に桜並木があり、例年、桜の季節には徐行運転を行うサービスが行われています。仙台都市圏輸送を担うのが岩沼〜松島間。仙台の少し北、岩切では利府支線を分岐します。今でこそ支線ですが、開通当初は利府から山越えをして品井沼に至るルートが本線として建設されました。輸送力増強の複線化に際して現在の「海岸周り」のルートが建設され、利府〜品井沼間は廃止されました。
利府支線は東北新幹線の総合車両所への回送線へ並走する形で敷かれています。仙台のベッドタウンとして成長著しい利府町からのアクセス路線となっています。
運転系統は岩手県に入ってすぐの一ノ関で分断されます。同じ701系電車にしても、一ノ関以南は緑帯、一ノ関以北は紫帯の車両となります。そして、今や終着駅ではなくなった盛岡駅に到着すると、今度はIGRいわて銀河鉄道の701系タイプ車両が待っています。
701系、719系、といった車両に混じって455系、717系などの古豪も頑張っていましたが、2007年からE721系が新造投入され、旧国鉄型を置き換えて黒磯〜一ノ関間で運用されるようになりました。
仙台近郊では阿武隈急行との直通運転も実施されています。2005年の改正頃に「阿武急直通廃止?」との噂がまことしやかに囁かれていましたが、2007年夏現在、3往復の列車が阿武隈急行から「乗り出す」格好で直通運転を行っています。また、2007年3月18日改正から、仙台空港アクセス鉄道との直通運転も開始されました。アクセス鉄道分はほぼ純増の格好で、仙台〜名取間がだいぶ賑やかになってきています。
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