このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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盛岡駅にて「リアス」宮古行き[04.12.30]

盛岡—区界—茂市—宮古—陸中山田—釜石
 盛岡から北上山地を越え、沿岸の宮古に至り、さらに三陸海岸沿いを南下して釜石に至る路線です。線路名称上の起点は盛岡なので「下り」列車は盛岡発宮古方面ということになりますが、釜石線と合わせるため列車番号は「下り」が偶数になっています(通常下り列車は奇数番号)。
 原敬首相が建設を推進した、岩手県の内陸と沿岸を結ぶ北上山地横断路線です。盛岡〜陸中山田間は1892年公布の鉄道敷設法で規定されていたものの、1920年に至るまで建設は具体化していませんでした。1923年、盛岡〜上米内間が開業。1928年区界まで、1930年松草まで、1931年平津戸まで、1933年陸中川井まで、1934年宮古まで、1935年陸中山田まで、1936年岩手船越まで、1938年大槌まで、と徐々に延伸開業し、1939年、釜石まで全通しました。
 陸中山田から先の区間は釜石経由で大船渡まで至る路線の一部として建設されましたが戦争の影響で工事が中断され、現在では釜石〜さかり間が三陸鉄道南リアス線として運転されています。
 運転系統は宮古で分断され、相互に直通する列車はありません。盛岡〜宮古間は全国有数の閑散区間で、全線直通の列車はわずかに4往復。一部区間列車がありますが、最新軽快気動車の投入もなく、区界以東の線路改良もされないままなので、これから状況が好転することは望めないようです。宮古〜釜石間は三陸鉄道北リアス線・南リアス線と直通して三陸縦断線の役を担うほか、 釜石線 にも直通するなど、運転本数の面でも盛岡〜宮古間とは全く趣の異なる区間となっています。
 釜石〜浪板海岸間は釜石線営業所のため、釜石線同様エスペラント語による駅名愛称がつけられています。
吉里吉里駅[04.12.30]
◆エスペラント語駅名愛称一覧◆
釜石 ラ オツェアーノ(La Oceano)…大洋
両石 フィッシハヴェーノ(Fishaveno)…漁港
鵜住居 プラージョ(Plago)…砂浜
大槌 ルーモトゥーロ(Lumoturo)…灯台
吉里吉里 レジョランド(Regolando)…王国
浪板海岸 オンドクレストイ(Ondokrestoj)…波頭

(駅案内)盛岡—上盛岡—山岸—上米内—大志田—浅岸—区界—松草—平津戸—川内—箱石—陸中川井—腹帯—茂市—蟇目—花原市—千徳—宮古—磯鶏—津軽石—豊間根—陸中山田—織笠—岩手船越—浪板海岸—吉里吉里—大槌—鵜住居—両石—釜石
(その他)全線非電化単線、地方交通線

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