このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ローカル線で行こう!

in東北(Episode1)


2001年9月末、ある理由から10連休という長期休暇を取ることとなり、 一人で小さな鞄とカメラを持って、できるだけローカル線で放浪してみようと考えたんです。
22日から24日まで親が旅行に出かけていたんで、私の家は、猫を飼っているために旅への出発は、 親が帰ってくる24日の夕方に家を出てことになりました。
23日に時刻表とカメラのフィルムを買い、24日の夕方に京都駅から普通電車で米原、 大垣と移動しました。 大垣からは午後11時ぐらいに出発して、翌日の早朝に東京に着く、 夜行急行(寝台じゃない夜行列車)が走っているためです。
とりあえず、大垣で、途中下車して、駅近くを本屋を探し、東北地方のガイドブックを買って、 夕食に定食屋に入って、一息つきました。 この定食屋、普通の定食の他におでんもやっていて、案外おいしかったです。

夜行急行の出発する時間が近づき、ホームで待っていると意外と乗客が多いので、驚きました。 登山帰りのご夫婦、実家に帰省した帰りの学生、リクルートスーツを纏った学生、 疲れ切った顔したサラリーマンなど、男女関係なく、二人掛けの各シートに一人か二人座ってました。
私に隣には、学生が座っていたんですが、午前2時ぐらいまでガサゴソして、ほとんど寝れなかったです。

東京駅には午前5時近くに到着して、そのまま山手線で上野に行って、 東北本線で黒崎、仙台と移動し、宮城県の一ノ関までやってきました。
この駅で1時間ほど待ち時間があったので、乗る電車を1、2本遅らすつもりで途中下車し、 猊鼻渓と厳美渓って言う渓谷を見に行きくことにしました。

猊鼻渓は、一ノ関から大船渡線で30分ぐらいの猊鼻渓駅で下車し、 駅から徒歩5分ぐらいの所に川があるんですが、 屋形船で川下りして、渓谷を遊覧するらしいんです。
私は、屋形船の船着き場で、写真を数枚撮って、その場をあとにしました。 この屋形船を乗ると1時間半ほど時間がとられるので、 その日の内に宿泊場所の盛岡に着けなくなるので断念したんです。 今度、こちら方面に来た時は、乗ってみたいと思ってます。

厳美渓は、一ノ関からバスで30分ぐらいの所にあるんですが、 こちらは、小さな川なんですが、岩と岩の間を激しく川が流れていて、 バス停のすぐ横に橋があり、橋の川上には、この渓谷を間近で見れる休憩所まであるんです。
はじめ、この休憩所で休んでいる20人ぐらいの観光客に混じって写真を撮っていたんですが、 昔、風景写真を趣味で撮っていた時の血が騒いだのか、 シャッターを切るたびに川上の岩場を歩いていき、 いつの間に休憩所が小さく見える所まで行ってしまいました。 どうも、20分ぐらい歩いていたようです。
この休憩所には、川の向こう岸の建物までロープが張られていて、 ロープにはカゴがぶら下げられています。ロープの近くには鐘が置いてあり、 カゴにお金を入れ鐘を鳴らすと向こう岸の建物までカゴが引かれ、団子が入って帰って来るんです。
でも変な話、この注文の仕方を観光客と店員が大声でやりとりしていて、鐘を鳴らす意味あんのかなぁと思ってしまいました。

一ノ関から、また、東北本線に乗って、やっと盛岡まで着いたときには、午後9時近くになってました。
盛岡の繁華街の近くにホテルを取っていたので、駅からホテルまで繁華街を通って行ったんですが、 ここらの水商売の方々は、何を考えているのか、鞄とカメラを持っているのに声をかけて来るんです。 「明らかに観光客風体の人が、そんな店に入らんだろ!」と無視してホテルにチェックインしました。
ホテルに荷物を下ろし、夕食を食べに繁華街をうろつきました。迷った末、居酒屋に入り、サンマやホヤをつまみに、地酒を味わい、〆で芋子汁を食べ、ホテルに戻ったら、満腹と旅の疲れで、すぐに寝てしまいました。

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