このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
岩手県宮古市に有るラサ工業は、工場内の入換用にC10を使っていた事で有名です。
しかし、残念ながらその当時の写真は、あまり発表されていません。
昔の鉄道雑誌で見かけた記憶はありますが、現在ネットで検索すると宮古市のイベントで臨港線を走っていた姿か大井川鉄道で復活した写真ばかりが出てきます。
私は友人に教えられて、何度かラサ工業を訪問しましたので、その写真をアップしたいと思います。
初めてラサ工業へ行ったのは、昭和49年3月初旬でした。
大学の春休みを利用して、東北周遊券であちこち歩き回るついでに行きました。
記録によると、前日は会津若松機関区や日中線を撮影し、急行「津軽」で北上。翌朝田沢湖線の角館付近でDE10牽引の通勤通学列車を撮った後、一気に宮古まで移動したようです。結構無茶苦茶やってました・・・(^^ゞ
宮古駅からは道を尋ねながら行きました。幅広い川を狭い木橋で渡り、延々と歩いて工場の正門まで行った記憶が残っています。現在の地図で見ると、閉伊川に掛かる小山田橋の様です。
正門で許可を貰い、機関庫まで行きました。
ところが、この日はC10は検査のために車庫に入ったままで、予備機のC11247が外に出ていました。
まぁ、普段は見れないカマが見れたから、かえって珍しくて良いか思いました。機関庫の方のお話では、2〜3日後にはC10の検査が終わるとの事でしたので、その頃に再訪することにしました。
予備機のC11247です
普段はC10が働いているので雑誌等でもそちらが紹介されており、ラサ工業のC11は見た事が有りませんでした。
1974.03.06 ラサ工業(株)宮古工場 機関庫にて
庫の中から見たC10とC11です。
トンネルを越えた向こう側で、国鉄線と貨車の受け渡しを行ないます。
1974.03.06 ラサ工業(株)宮古工場 機関庫にて
写真 3
予定通り3日後に再訪しまして、やっと生きているC10に会うことが出来ました。
1974.03.09 ラサ工業(株)宮古工場 機関庫にて
写真 4
工場へ入換に向かうC10です。貨車を組成し、国鉄線との連絡地点まで引き上げていきました。
1974.03.09 ラサ工業(株)宮古工場 機関庫にて
工場での入換作業中です。結構勾配があり、時々すごい空転をしていました。
貨車の編成も最終的にはかなりの長さになりました。
1974.03.09 ラサ工業(株)宮古工場にて
貨車組成引き上げ中です。ワム、ツム、トキ等色々な貨車が連結されていきました。
1974.03.09 ラサ工業(株)宮古工場にて
写真 7,8
国鉄線との連絡地点まで、貨車を牽いて行きます。編成が長いのでかなりの迫力でした。
貨車を牽いて工場を出る時は逆向き牽引で、工場へ戻るときは推進運転でした。
1974.03.09 ラサ工業(株)宮古工場専用線にて
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