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ブレーク16・陪審制導入は慎重に!!(付記:死刑廃止に賛成) その8
(なんでも掲示板 08年4月〜 投稿済)

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裁判員制度アンケート  投稿者:なかだ 投稿日:200844()234219

 

 

 

さて、先日、裁判員制度について最高裁判所が実施したアンケート調査結果が発表になりましたね。以前、管理人氏が

>・国民の大多数が参加拒否していること

と書いて、それは本当か、と私が疑問を呈しました。
で、今回のアンケートによると、参加したい/してもよいという人は合わせても15%少しと非常に低調なのですが、44.8%もの人が「あまり参加したくないが義務なら参加せざるを得ない」と答えています。
これは、参加拒否ではありませんね。参加拒否といえるのは、37.6%の「義務であっても参加したくない」でしょう。

確かに国民に裁判員制度は支持されているとはとても言いがたいのですが、それでも参加しろと国から言われれば参加する人は過半数に達しています。

これをもってしても、管理人氏は「国民の大多数が参加拒否している」とお考えでしょうか?

 

 


 

(無題)  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:200844()235215

 

 

 

「義務だと仕方ない」という人と
「義務でも参加したくない」という人とで、
大きな段差がある、とは考えられないのですが。

「義務でも参加したくない」という人でも
「過料を課せられるなら、お金が勿体無いから払う」となる可能性はあるし、
「義務なら仕方ない」という人でも、
「裁判員逃れのマニュアルを見て、「ああこれなら参加しなくて済むんだ」と
 納得して裁判員逃れをする」という可能性もある。

小生の私見ですが、制度実施後には、ネット上に
「いかにして裁判員を逃れるか」という情報が蔓延して、
「義務だからしぶしぶ」という人の半分以上が「理論武装」して
裁判員参加を拒否すると思われます。

 

 


アンケートで作為的に誘導する方法  投稿者:まる 投稿日:200845()001642

 

 

 

最高裁判所のアンケートの設問項目

>>44.8%もの人が「あまり参加したくないが義務なら参加せざるを得ない」と
>>答えています。
>>これは、参加拒否ではありませんね。参加拒否といえるのは、37.6%
>>「義務であっても参加したくない」でしょう。

「義務なら参加せざるを得ない」という項目は、非常に誘導的、作為的ですな。
裁判員制度に限らず、「義務なら、せざるを得ない」は、普通の生活を送る常識人の
最低限のルールですから、○をつけるのは常識的といえましょう。

「あまり参加したくないが義務なら参加せざるを得ない」と
「義務であっても参加したくない」の項目はかぶっていて、
「義務であっても参加したくないが、参加せざるを得ない」人を
無視しています。

本来、このタイプのアンケートの項目は範囲がかぶらないように設定すべきなのです。
最高裁判所の担当官がそんなことを知らないはずはなく、内容でうまく誘導する方法を
ご存知の方が作成したのでしょう・・・。

ゼミの学生がこんな項目作成してアンケートをとると、教授にこっぴどく
叱られます。

 

 


「参加を拒否する」  投稿者:なかだ 投稿日:200845()002356

 

 

 

>「義務だからしぶしぶ」という人の半分以上が「理論武装」して
>裁判員参加を拒否すると思われます。

じゃ、仮に、44.8%の半数以上、25%が理論武装して参加拒否するとしましょう。
それでも元々参加したくないという37.6%とあわせても60%と少しですね。
それではとても「国民の大多数が参加拒否」とはいえないでしょう。

実際には私見ではそんな逃れの手を使って拒否する人はとても義務でしぶしぶ参加と答えた人の半数まではいかないと思いますし、そうなったらなったで国は何らかの手を打つでしょう。

 

 


 

まだ蓋然性が確実でないBSE対策に、  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008413()15460

 

 

 

国は巨費を掛けて予防費を投入している。
また、これも予防効果が見えていない「自殺対策」に、
これまた国は巨費を掛ける。

別に巨費を掛けるな、とは言わないが、
それより前に「簡単に防げる、国民の精神的・肉体的ダメージ」を
防止すべきではないのか?

なのに、国は防止するどころか、国民に対して「積極的に」
精神的・肉体的ダメージを与えようとしている。

これは「故意による一種の殺人未遂」ではないのか?

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080412-OYT1T00722.htm

>来年5月に始まる裁判員制度に向け、最高裁は、悲惨な事件の審理を
>担当した裁判員の「心のケア」を行うため、24時間体制の無料の
>電話相談窓口を開設する方針を決めた。

読売の記事には載っていないが、日経によれば
「裁判員の1割がPTSDに罹る恐れあり」としている。

市販の牛肉で、1割も、いや1%でもBSEに罹患しているようでは、
即刻販売中止、廃棄処分だろう。
現に、中国製ギョーザは完全に店頭から姿を消した。

メタボ検診などは、その基準に関係者から疑問の声が挙がっているにも係わらず、
「国民の健康のため」として、検診制度がスタートしている。

厚生労働省は、「国民の健康」を考えていろいろお節介を焼いているようだが、
であれば、国民の健康に危害を加えようとする法務省に即刻裁判員制度見直しを
要求すべきではないのか?

それとも、「裁判員」の人命は、「自殺願望者」より、
「危険を承知で吉野家の牛丼を食べる若者」より、
遥かに「軽い」ということなのか?

#というか、「PTSDに罹る恐れがあるのでは?」と小生も疑念を抱いていたが、
 せいぜい1%程度じゃないか、と思っていた。
 まさか「1割」という高率で現れると予測されていたとは思わなかった。

しかもあきれるのは、最高裁自身がいけしゃーしゃーと
「1割はPTSDになるかもしれませんね」と認めていて、
「PTSDになったらなったで、後で対策すればいい」という
あきれた人権感覚を露呈していることである。
同じ理屈で、「BSEになったらなったで、後で対策すればいい」
とでも言えるのか?

 

 


予防と対策  投稿者: くろだ  投稿日:2008413()182046

 

 

 

>しかもあきれるのは、最高裁自身がいけしゃーしゃーと
>「1割はPTSDになるかもしれませんね」と認めていて、
>「PTSDになったらなったで、後で対策すればいい」という
>あきれた人権感覚を露呈していることである。
>同じ理屈で、「BSEになったらなったで、後で対策すればいい」
>とでも言えるのか?

PTSDは治るけどBSEは治らない」というのがひとつの判断理由になるのでは。

日本では狂犬病が根絶されていますが、犬へのワクチン接種が義務になっています。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_18/k03_18.html

 

 

 

狂犬病とBSEと裁判員のPTSD  投稿者:あじあ号 投稿日:2008419()030615

 

 

 

なんか、すごい比較ですね。(笑)
さて、裁判員がPTSDになりやすいのでしょうか?
では、裁判官や検察審査会の参加者はPTSDになっているの?
なっていないなら、裁判員はなぜなるの?

 

 


検察審査会は  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008419()103549

 

 

 

不起訴処分の妥当性を再審査する機関であり、
物証について証拠調べを本格的にする機関じゃない。

再審査の過程で物証を目にする機会もあるのかもしれないですが、
裁判員に比較するとその機会が少ないものと思われます。

裁判官の場合は、あれは志願してなるものですから、
そもそもPTSDになりそうだと自覚する人は
弁護士(それも民事の)とかを目指すのでしょう。

以前小生はこの掲示板に香田さんの処刑画像のリンクを貼って
物議を醸しましたが、あれを強権で以って正視させよう、というのが裁判員制度です。
まともな神経の持ち主なら、PTSDになってもおかしくない。

 

 


裁判員になってしまったことによる不利益を、司法の場で訴えること自体が「裁判員法違反」なのか?  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008419()104921

 

 

 

欧米でも陪審員のPTSDが問題になっているが、
「守秘義務の壁」に阻まれて調査が進まないとのこと。

http://www.saiban.org/sub_web/p3_katsudoh_chihou/0603.pdf

これって、裁判員でPTSDになっても、国相手に損害賠償請求した瞬間に
「お前は過去に裁判員になったという前歴を裁判員法に反して暴露したな!!」と
責められ、損害賠償もしてもらえない、ということか?

これはPTSDに限らない問題であり、例えば裁判員になったことを
原因とした解雇は無効(不利益取り扱い禁止)である、と法にあるが、
では不利益取り扱いした企業を訴えた瞬間に、
「裁判員であった過去を自ら暴露した」として有罪になるのか?

訴訟の権利を侵害しているこの制度、「違憲のデパート」にまた新たな違憲内容が加わった。

 

 


合憲と擁護することの難しさ  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008419()105643

 

 

 

http://tukui.blog55.fc2.com/blog-entry-278.html

>以前に,ブロガー仲間の方から,ある大学の法学部の試験で
>「裁判員制度の合憲性について論ぜよ」という問題を出したけれども,
>学生はほとんどまともに答えられなかったというお話を聞きました。

学生なので、法のプロというよりはセミプロなんだろうが、
彼らを以ってしても合憲だと擁護することもできないようだ。

つか、出題した教授は、どのように「合憲」と論理づけたかったのだろうか。
教授自身、「あかんわこれ、どう見ても違憲だわ」と匙投げていたか。

 

 


 

ややこしい  投稿者:くろだ 投稿日:2008419()173614

 

 

 

司法には違憲立法審査権があるんですから、
うだうだ言ってないで告訴すればいいのに...

 

 


 

Re:まだ蓋然性が確実でないBSE対策に、  投稿者:e10go 投稿日:2008419()190943

 

 

 

ちょっと気になったので、書いときます。

BSEは、「Bovine Spongiform Encephalopathy」(牛海綿状脳症)の事で、「Bovine」つまり牛が罹る病気の事です。
人間の病気に、「クロイツフェルト・ヤコブ病」(CJD:Creutzfeldt-Jakob disease)がありますが、その中でもBSEが原因と推測されるのが「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(variantCJD または vCJD または 変異型CJD)」です。
(注;医学的・科学的に、BSEが原因であると証明された訳ではないです)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_24/k02_24.html

所で、BSE感染食品を摂取した時の感染率・発症率について発表データが見当たらないけど、研究されてないのだろうか?
厚生労働省には、そういうデータを発表してほしいんだけどね。
http://www.pref.saitama.lg.jp/A04/BC00/eisei/BSE/sekai.pdf

 

 


BSE  投稿者: 投稿日:2008420()072533

 

 

 

クロイツフェルト・ヤコブ病は潜伏期間が非常に長く、1050年とも言われています。BSE問題が起きたのはここ数年のことですし、まだ発症例も報告されていないので研究途中の段階なんだと思います。
ちなみにBSE発覚当初、某政治家(名前忘れました。スミマセン…)が安全性アピールのため牛肉を食べるパフォーマンスを行っていましたが、この時も潜伏期間の長さを理由に意味がない、と言われていました。

 

 


Aさん、情報は正確にお願いします  投稿者:e10go 投稿日:2008420()211322

    編集済

 

 

>BSE問題が起きたのはここ数年のことですし、まだ発症例も報告されていないので研究途中の段階なんだと思います。
BSE問題は20年程前に発生しています。また、発症例も報告されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/BSE%E5%95%8F%E9%A1%8C
私が、
>BSE感染食品を摂取した時の感染率・発症率について発表データが見当たらないけど
と書いたけど、感染率・発症率のデータはなくても、発症数は出ています。(前の書き込みでURLを紹介している)
http://www.pref.saitama.lg.jp/A04/BC00/eisei/BSE/sekai.pdf

 

 


裁判員制度の合憲性について論ぜよ  投稿者:あじあ号 投稿日:2008420()222057

 

 

 

>「裁判員制度の合憲性について論ぜよ」という問題を出したけれども,
>学生はほとんどまともに答えられなかったというお話を聞きました。
どこの大学か知りませんが、こんな難しい問題簡単に書けませんよ。
というか、違憲だと言う人稀だと思いますけどねえ。
違憲論を色々聞くのですが、いまひとつなのですよ。
まあ、だから、裁判所、法務省、国会は認めたのでしょうが。

 

 


 

合法ということ  投稿者: くろだ  投稿日:2008421()184327

 

 

 

「憲法と、それから導かれる法律に全く違反していないこと」を証明するのって、
ものすごく大変ではないでしょうか。だからこそ司法試験が難しくて、
弁護士がたっぷり金を取れる商売になってるのでは。

医者もそうですね。「病気でない」ってのはどうやって確かめましょう?

 

 


死刑は抑止効果があるのか?  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008425()075231

 

 

 

光市の殺人事件の死刑判決が話題になっている。
世論調査では「死刑支持派」が多いが、少し世論と逆の意見をあえて投稿する。

こういう事件に死刑を適用したとして、その「効果」は見込めるのか?

この種の事件は「欲望が先に立って」という犯罪であるから、
そういう犯人に「捕まれば死刑になるから、やはりやめておこう」という
「抑止力」は、はっきりいって期待できない。

つまり、「後先も全く考えず、目の前の数分間の性欲が満たされればいい」という
手合いには、死刑も無期懲役も、「そんなの関係ねえ」となる。

さらに、無差別殺人犯のなかには「早く死刑になりたいから事件を起こした」という
供述をする者もいる。

極端に言えば、そのような輩にとって「死刑制度は抑止力どころか、犯罪促進制度」である。

死刑論者が主張する「犯罪抑止効果」が本当に存在するのか、国際比較等で
冷静に検証する必要があるのではないか?

 

 


死刑制度  投稿者:少子化対策 投稿日:2008426()001216

 

 

 

>死刑論者が主張する「犯罪抑止効果」が本当に存在するのか、国際比較等で
冷静に検証する必要があるのではないか?

死刑制度については欧米の思想ではなく、日本人の死生観で考えるべきだと思います。
人を殺して無期懲役とか精神病院っておかしくないですかね?

 

 


 

職業別 裁判員拒否度リスト  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008426()122430

 

 

 

http://blog.dandoweb.com/?eid=27175
に載っていた

順に
「参加したい/参加してもよい/義務なら仕方ない/義務でも嫌/わからない」

全体    = 4.4/11.1/44.8/37.6/2.0
会社員公務員= 5.6/14.7/48.7/29.5/1.6
パート   = 4.1/10.5/46.9/36.9/1.6
自営    = 3.7/ 9.5/49.8/35.3/1.8
その他有職者=17.3/ 5.1/35.9/41.7/0.0
学生    = 9.4/30.0/44.3/14.6/1.8
専業主婦  = 2.7/ 7.0/40.7/47.3/2.3
無職    = 4.0/ 6.4/35.6/51.0/3.0

「参加したい+してもいい」で50%を超える層は、「予想通り」いなかったのですが、
「善戦」しているのは学生ですね。
「参加したい+してもいい」で39.4%。それでも5人に2人だけ。

主婦、無職など惨憺たるもので、わずか10%程度。

できれば「理由」とのクロス分析が必要と思われますが、想定される「理由」を書くと、
★会社員・パート・自営=「仕事に差し障りがある」
 特に勤務先保証がない「自営」で拒否反応が強い。
 (減収になるし、顧客との信頼に影響する)
★無職(その大半は高齢者と思われる)=「もうトシなので、出歩きたくない」
★主婦=「時間もあるが、健康ではあるが、そもそも心理的に裁きたくない」
 時間も余裕もある主婦が拒否度No.1だった、というのは少し意外でして、
 よほど心理的抵抗が強いも思われます。

その点「学生」の場合
「ヒマはたっぷりある」
「健康である」
「減収にならない、というより1万円の日当が魅力」
そしてなにより
「好奇心が旺盛なので、一遍体験してやろう、という欲求が強い」
実は最大の理由はこの「好奇心」ではないか。

という訳で、裁判員制度は、学生による「学園祭の出し物レベルの模擬裁判ごっこ」に
衣替えするのがよろしかろう。
「辞退者続出で、裁判員全員が学生ばかり」という法廷で、どのような喜劇が
繰り広げられるか楽しみである。

 

 

 

日経のホンネは裁判員反対?  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 5月21日(水)08時26分7秒

 

 

 

悪法施行1年前となり、各紙で特集が組まれているようだ。

やじ馬プラスを見た範囲では、
「PTSD防止のため、残虐写真をイラスト化して、直接のショックを緩和」(毎日)
・・・ご苦労なことである。で、絵心のある「画家」を臨時検察官に採用することで、
どれだけコストアップになるのか?

「現在、5地区の弁護士会が、裁判員制度への対応不可と回答」(読売)
・・・1年内に間に合うのか?

で、我が(?)日経であるが、経済紙であるにもかかわらず、1面に特集を組んでいる。
で、これは印象論であるが、他紙に比べて、より「マイナス面」を取り上げている
印象がある。

やはり日経のホンネは裁判員制度「反対」ではないのか?

日経の思考原理は至ってカンタン、「経済活動にプラスかマイナスか」である。
であれば、刑事裁判という非経済分野の負担は必要最小限に留めるべし、という
考えになり、市民や企業の経済活動にマイナスを及ぼす裁判員制度に
理解を示せるわけがない。

実際、他紙と比較しても「裁判員制度による企業活動へのマイナス」という
検証記事も見受けられる。

最高裁や他紙に気兼ねして、表立って反対を言い出せないようだが、
そろそろ公式に「反対」を主張してはどうか?

 

日経通信  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 5月21日(水)08時31分7秒

 

 

 

1面から。
「新潟県弁護士会が制度延期を決めた理由が、「模擬裁判」。
 被告人が統合失調症の場合で、裁判官3名全員無罪にしたのに対し、
 裁判員6人のうち4人は「意思能力なしで無罪はオカシイ」として
 裁判官の必死の説得にもかかわらず有罪とした。

 「意思能力なければ無罪」という刑法原理が市民に全く受け入れてもらえず、
 説得しても翻意できなかったことにより、弁護士の間で一気に制度延期論が高まった」
とのこと。

「市民のコモンセンスは、刑法の常識と一致している」という裁判員制度の大前提
そのものを、疑って掛かる必要がある、ということだ。

 

 


刑法原理が理解できない市民  投稿者:くろだ 投稿日:2008年 5月21日(水)09時02分45秒

 

 

 

そんな市民が日本の主権を握っているのは非常に危険なのではないですか?
あるいは主権者の判断と剥離している刑法原理を正すほうがいいのか。

 

 


 投稿者:あじあ号 投稿日:2008年 5月21日(水)23時01分46秒

 

 

 

刑法
>「意思能力なければ無罪」という刑法原理が市民に全く受け入れてもらえず、
> 説得しても翻意できなかったことにより、弁護士の間で一気に制度延期論が高まった」

この記事は私も読んで考え込みました。
被害者にとっては同じと言うことでしょうか。法学部の刑法では一番最初に教えること
ですが、世間では支持されていないのですねえ。

>そんな市民が日本の主権を握っているのは非常に危険なのではないですか?
そんなこと言われても・・・

>あるいは主権者の判断と剥離している刑法原理を正すほうがいいのか。
うーん。難しいですねえ。建前を言うと、法律(この問題は大学の刑法学者が
勝手に作った理屈ではなく、刑法に規定しています。)に書いていることは、
国民の代表が決めたことで、主権者の判断と乖離(かいり)していないはずなのですが。

 

 

 

 

(無題)  投稿者: くろだ  投稿日:2008年 5月22日(木)05時39分21秒

 

 

 

> うーん。難しいですねえ。建前を言うと、法律(この問題は大学の刑法学者が
> 勝手に作った理屈ではなく、刑法に規定しています。)に書いていることは、
> 国民の代表が決めたことで、主権者の判断と乖離(かいり)していないはずなのですが。

代表の決め方がおかしいのかもしれません。
地方自治体の長は地域の代表が決めますけど、行動が乖離したらリコールできますよね。

 

 

朝日のホンネ  投稿者: くろだ  投稿日:2008年 5月22日(木)07時23分25秒

 

 

 

> 「PTSD防止のため、残虐写真をイラスト化して、直接のショックを緩和」(毎日)
> ・・・ご苦労なことである。で、絵心のある「画家」を臨時検察官に採用することで、
> どれだけコストアップになるのか?

> 「現在、5地区の弁護士会が、裁判員制度への対応不可と回答」(読売)
> ・・・1年内に間に合うのか?

> で、我が(?)日経であるが、経済紙であるにもかかわらず、1面に特集を組んでいる。
> で、これは印象論であるが、他紙に比べて、より「マイナス面」を取り上げている
> 印象がある

じゃあ朝日は? と思ったら、ちょっと前にこんな記事が。
「死刑賛成派も反対派も「終身刑を」 超党派で議連発足へ」
http://www.asahi.com/politics/update/0503/TKY200805020345.html
| 仮釈放のない「終身刑」の創設を目指して、死刑制度の存置派と廃止派の国会議員が
| ともに、超党派の議員連盟を結成することになった。来年から始まる裁判員制度を
| 前に、死刑判決の増加への懸念から終身刑の創設を目指す廃止側と、死刑の下に
| 無期懲役より重い「中間刑」をつくりたい存置側が結びついた。
| 存廃議論を切り離したことで、法案提出に向けて議論が高まる可能性が出てきた。

とりあえず、期限を切るのには役に立ってるようです > 裁判員制度導入間近

 

 


責任能力の件は  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 5月22日(木)08時31分38秒

 

 

 

刑法典に書いていますので、法律との「齟齬」が問題となります。

一方、以前も掲示しましたが、「衝動的犯行の場合、計画的犯行より刑を軽くする」
というのは、刑法典には明記されていない「刑事裁判の慣習」のようなものであり、
そのコンセプトは、責任能力の件と相通ずるものがあるのですが、
この場合は国民の多数が「衝動的犯行の方こそ刑を重くすべきだ」と考えた場合は、
慣習の側が変わるのかな?

 

 


 

 


 


 

都内司法関係者の驕り  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 5月26日(月)05時55分38秒

 

 

 

悪法施行1年前だが、日経に「地方の裁判員の負担」の記事があった。

★長崎地裁では裁判員候補の10人に1人は離島居住者
★釧路地裁(管轄に網走支庁も含む)では、候補者の90%が「出廷に2時間以上かかる」

離島のケースなどは、
「裁判員出廷のために、自宅からの「通勤」が事実上不可で、裁判員のために4泊5日の
 「出張」をせざるを得ず、その費用負担をどうするか?」という課題が浮上している。

「何をいまさら」である。

選挙のシーズンになると、鹿児島・十島村とかは「船便の関係で繰り上げ投票」
なんてニュースが流れる。
十島村村民が貧乏クジに当たったら、鹿児島地裁関係者はどう対処するつもりか?
それとも最初から十島村有権者は除外するのか?

小生の感想だが、この裁判員制度、「出廷のための通勤時間が1時間以内」という
都内関係者による「机上の空論」ではないか?
自身が出廷するのは1時間以内だから、「有権者はみな1時間以内に出廷できる」という
世間知らずのお坊ちゃまの思い込みが働いてしまう。

ワキを固める弁護士連中も、地方の弁護士もいるのだろうが、みな地裁が存在する都市に
居住してしまうから、その実情を進言しない。
釧路地裁管内で、紋別市で開業する酔狂な弁護士はレアである。
一方で、紋別市の有権者には裁判員を強要するのである。



それとも、裁判員通勤という「参勤交代」により、地裁存在都市への人口移動を
促そう、という国土再配置計画の一環なのか?

 

 


因みに  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 5月26日(月)05時59分46秒

 

 

 

管内の面積が広く、出廷に時間が掛かる管区の有権者ほど、アンケで
「義務でも絶対参加しない」の回答が多かったことを付記しておく。

 

 


戦前は徴兵制があった  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:200862()080254

 

 

 

今日の日経で、久保利弁護士(日弁連副会長)が、
「戦前には陪審制があった、現代でできないとすれば、
社会が劣化したことになる」という寝言を言っていた。

では反語。
「戦前には徴兵制があった、現代でできないとすれば、
社会が劣化したことになる」

戦前は徴兵制という究極の強制徴用があった訳ですから、
陪審員制度もさほど抵抗されなかったのでしょうが、
今は新憲法の時代です。

 

 


毎日の無節操  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008613()201523

 

 

 

サンデー毎日に裁判員批判の記事が出ているらしい。
どんどん書くべきであるが、ではなぜ同内容を毎日新聞本紙に書けないのか?

未だ毎日新聞本紙では、社説で高らかに裁判員制度推進を謳っているのだろう。
新聞記事をタテマエで埋め、ホンネ記事として真逆のことを雑誌に書く、
これを無節操と呼ばずに何と呼ぶ?

 

 


 

冗談投稿  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008617()235711

 

 

 

●●大学の●●教授は、
「裁判員制度を導入することにより、日本国内でCo2排出量は●●トン増加する」との
研究結果を発表しました。

教授によれば
「裁判員候補の名簿作成作業で排出量が●●トン増加、候補への面接で●●トン増加、
 候補者が出廷することで●●トン増加」とのことですが、
「この他、裁判員辞退者への罰則執行による排出量増加や、企業が代替要員確保のために
 生じる排出量増加は見込んでいないため、実際にはもっと増加すると考えられる」とし、
「洞爺湖サミットのCo2削減国際公約を守るためには、裁判員制度を凍結した方がいい」と
述べています。

 

 

アジェンダセッティングで、既に裁判員制度は「失敗  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008722()22069

 

 

 

ホンネでは裁判員制度に反対している日経であるが、
連載として「裁判員を辞退できるケース・できないケース」を
何回かに分けて、載せている。

日経も含むマスコミ各紙において、
「どのようなケースだと辞退が認められるか?」という論点が
クローズアップされている時点で、
「既に裁判員制度は、制度として失敗している」と言わざるをえない。

裁判員制度推進派の「目論見」としては、裁判員制度の意義とかについて
各マスコミがクローズアップしてくれることに「期待」していたと思うが、
現実には「どのようなケースだと辞退OKか?」に焦点が合った報道がされている。

これは、既に、マスコミ各社が、タテマエはともかくホンネでは
「裁判員制度は迷惑制度だ」という「前提」に立って報道していることを示している。

辞退可否にアジェンダセッティングがなされると、あまり裁判員制度に詳しくない人ですら、
「裁判員制度は迷惑な制度なんだ」と「洗脳」(:実際メーワクな制度なんだが)される
ことになる。

 

 


死神裁判員  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:2008722()22158

 

 

 

産経新聞イザ!であるが、その「右」のスタンスはともかくとして、
裁判員制度に対する批判的スタンスは、評価すべきだろう。

で、イザ!に載っていたが、朝日の「死神法務大臣」問題で、
面白い意見が載っていた。

「裁判員は、たとえ個人が死刑反対の主張をしても、
 多数決で死刑、となる可能性があり、その場合に
 「自分は死刑に反対した」と表明すること自体が認められない。
 (=評議の内容を漏らしてはならない)

つまり、死刑制度に反対な人であっても、「貧乏くじ」に当選してしまえば、
朝日新聞に「死神」のレッテルを貼られる危険性がある。」

なので、「死刑反対の裁判員の良心を生かすため、死刑判決には裁判員全員の
一致した表決を求めるような法改正は傾聴に値する」としている。
これはドン亀(亀井静香氏)が用意している修正案であり、小生もドン亀の
動きは評価したい。

 

 


産総研+αレポート  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008728()071744

 

 

 

7月26日に産総研の一般公開レポートがある、とのことで、
わざわざ都内から出て行った。

こんなに高度な研究(正直言って、ついていけない)を行っている
 産総研や環境研の研究者に改めて尊敬の念を表したい。

 と同時に、このような超優秀な頭脳を、「裁判員」などという
 司法関係者の自己満足行為に駆り立てようとする法曹関係者の
 アホさ加減には、ただただ絶望するのみである。

 産総研だけでも2,000人の研究者がいるが、単純計算では10〜20人は
 裁判員に「駆り出される」計算になる。

 このような優秀な頭脳を、定年退職者でも誰でもできる「裁判員」などという
 非生産活動に駆り立てることが、科学の進歩にブレーキを掛ける、ということに
 なぜ司法関係者は気づかないのか?

 

 

 


優秀な頭脳と裁判員制度  投稿者:なかだ 投稿日:2008728()204724

    編集済

 

 

>このような超優秀な頭脳を、「裁判員」などという
>
司法関係者の自己満足行為に駆り立てようとする法曹関係者の
>
アホさ加減には、ただただ絶望するのみである。

>
定年退職者でも誰でもできる「裁判員」などという
>
非生産活動に駆り立てることが、科学の進歩にブレーキを掛ける、ということに
>
なぜ司法関係者は気づかないのか?

またまた暴論を。
管理人氏の論によれば、そもそも裁判員制度そのものに猛反対だが、仮に百歩譲って裁判員制度を実施するとしたら、社会全体のまんべんなき層から裁判員を公平に選別するのではなく、定年退職者その他の暇な層から選別すべし、ということですか?

私はそういうのは猛反対しますね。導入するのであれば、無作為に抽出しなければ意味がありません。
また、超優秀な頭脳集団も含めて公平に選択することにより科学の進歩にブレーキが掛かるというのであれば、裁判員制度等が導入されている各国がもし裁判員制度を廃止もしくは優秀な方は忌避できるようにすれば、今以上にそういう国では科学が(有意な差を持って)進歩するということなんですね?
あるいは、上記の各国では、優秀な頭脳集団に属する方は当初から裁判員の選出母集団からオミットされているのでしょうか?

このように本質的に無関係なことをご自分の持論の補強に強引に使おうとするのは全くもって理解に苦しみます。

で、お決まりのように繰り返しますけれど、私自身は裁判員制度に賛成であるとも反対であるともこの場では意見を表明しておりません。

 

 


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