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四国お遍路・第3夜 |
★ 登場場所
・四国霊場八十番〜八十八番
・山田屋
■ 関連企画
・四国八十八カ所シリーズ
● プロローグ
さあ、いよいよ第3夜となりました!
目標は「4時間半」で「9つの寺」を巡ること!
そして最後に…
「山田屋のざるぶっかけうどん」を食べることです!
さあ、うどんとバスの為に参拝を途中でやめることなく、最後まで回りきれたのかっ!?
皆さんは香川県の地図をお手元において読んで頂けると、よりいっそう文章が楽しめると思いますよ!
では、四国お遍路八十番台完全巡拝・第3夜、霊場巡拝編!
じっくりとご覧下さい!
7月5日、正午。
私は香川県綾歌郡綾上町にある「山越」さんの駐車場に立っています。
そして、私の心の中に呼びかけてきた(と思ってる)ヒゲ面の言葉により、
これから夕方のバスに乗るまでの間に四国八十八カ所霊場の八十番から
八十八番までを回りきることを決意してしまったのだ。
ここで私が回ろうと決意した9つの寺を揚げておこう。
・八十番 「国分寺」(こくぶんじ)
・八十一番 「白峯寺」(しろみねじ)
・八十二番 「根香寺」(ねごろじ)
・八十三番 「一宮寺」(いちのみやじ)
・八十四番 「屋島寺」(やしまじ)
・八十五番 「八栗寺」(やぐりじ)
・八十六番 「志度寺」(しどじ)
・八十七番 「長尾寺」(ながおじ)
・八十八番 「大窪寺」(おおくぼじ)
以上9つの寺。
この9つの寺はいずれも香川県内にあり、単純な距離だけでいえばそう大したことはない。
しかし、忘れないで欲しいのは、もちろん全て一般道で行くわけだし、山の上に立ってる寺もあります。
そして、どうでしょう班が「四国八十八カ所3」で回った際には、逆打ちでスタートし、
初日は八十八番から八十三番までの「6つ」しか回れてないんです。
私に許されている参拝時間は「四時間半」
行けるだけいくしかありません。
しかし「山田屋のざるぶっかけうどん」は絶対食いたいっ!
ここからは寺の間の移動について回りくどい説明は極力ナシ!!
みなさんにも緊張感を感じてもらうため、「時刻」も入れませんっ!
「寺の番号」と「名前」の後に「写真」があれば、その寺には「行った」ということです。
さあみなさんも緊張感を持って読んでくださいよぉ。
「うお〜、ドキドキすんなぁ。ハジョンさんは回れんのかなぁ…。」
なんて思いながら読みなさいよぉ。
では…!
行きますっ…!!
八十番っ!!
国分寺っ!!!
行きましたっ! ・・・って当たり前ですね。一つ目なんだから。
「♪はちじゅうばんっ こくぶんじっ♪」
と大泉さんのコミカルダンスでおなじみのお寺です。(^.^)
サクッと参拝を済ませて次へ向かいます!
続いて、
八十一番っ!!
白峯寺っ!!!
はい、ここも当然行きました!
「暗くてこわいから、うしろみね〜じ」とダジャレ王ミスターの言葉が光るお寺でございます。
ただ、ここは本堂に行くのに結構な階段をあがんなきゃ行けない!
私の格好はまたもやジーパン!
「くっ…、しまった!『南九州走破』で経験したジーパンは歩きにくいという反省が生かされてない!」
しかし!時間短縮の為階段をダッシュで駆け上がります!
その結果!!
疲れて本堂のところでしばらく休んでしまいました!意味なし!!
…息を整えて次の寺へ向かいます!
八十二番っ!!
根香寺っ!!!
行きましたっ!
ここはどうでしょう班も本堂ではなく山門の仁王像の前で撮影していたので、
私も同じところの写真を撮りました。
だから本堂までは行きませんでした。
なぜかって?
…だって見取り図でみたらすげー本堂が遠かったんだもの。
「よしっ!ここはこれでオッケー!!」
と自分で納得し、次へ向かいます。
私がなぜこんなに根香寺に時間をかけなかったのか?
なぜなら根香寺は「絶景」の場所にあり、タイヤをギュインギュインとうならせて行かなければならず、
到着するのに結構時間を食ってしまったからです。
てなわけで急いで次の寺へ向かいますっ!
ね?絶景でしょ?
奥に写ってるのは瀬戸大橋です。
この付近は山道ではありますが、次の一宮寺への看板が常に出ていましたので迷うことはありませんでした。
八十三番っ!!
一宮寺っ!!!
行きましたよっ!
まぁこの辺まではまだ何とか時間的には余裕があります。
一宮寺で思い出されるのは何と行っても鼻をこすりながら
「えへへぇ〜」
とセリフをつけられてしまう一休さんでしょう(笑)
何体か一休さんがいたのですが、放送に出てきた一休さんは、
おそらく彼↓だと思います。(^.^)
さあ、ここから次の寺まではちょっと距離がありますよぉ。
急いで行きましょう!
八十四番っ!!
屋島寺っ!!!
行きましたっ!
いやぁ、ビックリ!
ここって「屋島ドライブウェイ」って有料道路を通らないと行けないんですね(¨;)
結構な通行料金取るんですよ。往復で700円だったかな…?(←うろ覚え)
それにここは霊場だけじゃなくて、他にもドライブインや水族館みたいな施設があるんですね。
お客は少なかったですが(^_^;
ここもどうでしょう班が撮影した山門だけ撮って引き上げです。
…だって、ここもすげー広いんだもの。
それに屋島寺といえばやりたい事があったんですよ。
これ。分かりますかねぇ?
「四国八十八カ所3」を見た人なら分かるでしょうが、これは『ミステリー坂』なんです。
つまり見た目には上ってるように見える坂が、実は下ってるというものです。
上の写真を撮ってる私の位置が「下り」でこの先の道路が途中から「上り」に見えてるの分かります?
写真では分かりづらいかもしれませんが、肉眼で見ている私の目にはどう見ても
ちょっと下ったあとの、途中からが「上り」に見えてるんです。
そして「上り」に見えてる坂にさしかかったところで車のギアを「ニュートラル」にして完全に一旦車を止めてみます。
すると次第に・・・!
見た目には「上り」に見えてるし、私の三半規管自体も「ここは上りだ」と認識しているにもかかわらず、
車はおかまいなしに「前進」して行きます!!
それもかなりの勢いで!まさに
「いやぁ!のぼるったらないよぉ!」です。
これは体験するとかなりビックリしますよっ!!
もちろん写真では分からないでしょうが、この写真は正に「上っている」時に撮った物です。
あまりの驚きに一旦車をバックさせてもう一回やっちゃいました!(^_^;
まぁ、その分時間は消費しちゃった訳ですが・・・。
急いで次の寺へ向かおうとしますが、次なる八栗寺はもう見えてます。
・・・向かい側の山のてっぺんに。
さあ!そして
八十五番っ!!
八栗寺っ!!!
行きましたっ!
やっぱりここは行っておきたいですよねぇ。
寺というか、あの「ケーブルカーに乗りたい」って気持ちの方が大きかったんですけどね。
「い〜ろはぁ〜♪ におぉ〜へぇ〜とぉ〜♪」
って歌う例の歌もしっかり聴いてきましたよ(^.^)
ただ下りはなんと違う歌でした!
「アルプス一万尺」だったかな?乗る電車によって違うみたいです。
あと、ここのケーブルカーは「ふもと駅」も「山頂駅」も15分に一本しか出ません。
つまり、山頂についてから15分以内に参拝を済ませてこないと、また15分待たないといけないということ。
つまり山頂についてから30分は時間を使ってしまうということなんです。
で、私はというと・・・
「ある理由」で15分以内に参拝済ませて来れませんでした(T.T)
結局山頂駅で10分くらい待つハメになってしまったのです。
まぁ、その結果「アルプス一万尺」が聞けたんですが、明らかなタイムロス!
最後まで行けるのか!?
続いてっ!
八十六番っ!!
志度寺っ!!!
い・・・
・・・行きましたっ!
行ったんですが、結構迷いました!
駐車場がねぇ、分かんなかったんですよ。
それで結局車を止めたところも正規の駐車場じゃなくて裏庭みたいなところに止めちゃいました。
しかもその裏庭みたいなとこからだと本堂に行くのが分かりづらくて、しかもこの寺の敷地内は
ちょっとした林のように背の高い木がたくさんあったので左右が分かりづらく、ウロウロしてようやく
本堂にたどり着いたんです。
そして写真撮影を終えた私はこう思いました。
「し、しまった・・・!今度は車を止めたところが分からんっ・・・!」
かなりウロウロして本堂にたどり着いたため、今度は車がある方向が分からなくなってしまい、
五分くらいかかってようやくパッソのもとにたどり着いたのでありました(__;)
またもやタイムロスッ!
しかし、なんとかあと「2つ」というところまでこぎ着けましたっ!!
さあ行きますっ!!
八十七番っ!!
長尾寺っ!!!
・・・・・
行きましたっ!!
こちらは道路からすぐのところに駐車場もありましたし、本堂も目の前でしたので、
あっさりと参拝できましたっ!!
さぁ残りはいよいよ1つ!
「結願の寺」こと八十八番「大窪寺」!!
しかし、地図を見てもらえば分かりますが、長尾寺から大窪寺までは結構な距離がある!
果たして私は「うどん」を取るのか・・・、それとも「結願の寺」を取るのか・・・!?
いよいよクライマックスです!!
ではっ・・・!
八十八番っ!!
大窪寺っ!!!
・・・・・
・・・・・
行きましたあぁ〜!!!
目標達成っ!!
無事9つの寺を巡拝致しましたっ!
さすがに大窪寺は結願の寺だけあって、多数のお遍路さんがいらっしゃいました。
みなさんそれぞれに色んな思いで「霊場巡り」なさってるんでしょうね。
「無事に終わりました。どうもありがとうございました。」
と口々にお参りされてました。
すいません、こんな動機で巡拝しちゃって。
でもちゃんと私も全部のお寺で「家族の健康」を祈ってきたんですよ。しっかり。
ただ単にロケ地巡りした訳じゃないですからね。
大窪寺の近くにはお遍路さん用の「お土産屋」もありましたので、自分へのお土産に
「お遍路笠」
を買いました。今は私の部屋に飾られてます。
こうやって私は無事「9つの寺」の巡拝を終えたのでありました。
さて、勘の良い人なら
「おい、うどんはどうしたんだ?大窪寺から山田屋に行ったんなら随分と距離をロスしてるじゃないか。」
って思うでしょうね。
「八栗寺に行った時点でうどん食べてればよかったんじゃないか?」と。
山田屋は八栗寺のすぐ近くですから。
では、結論から言いましょうね。
「山田屋のざるぶっかけうどんは『しっかり食べました』。」
ですが、それだと大窪寺からまた八栗寺方向へ戻るのは距離をロスしている。
それにできれば、ざるぶっかけは出来るだけお腹を減らしてから食べたい。
もうお分かりですね?
「実際に回った順番は八十番からの順番通りではない」ってことです。
ただ「9つの寺を巡拝した」ことは本当ですし、各寺でのエピソードも全部そのままです。
「順番が違う」ってだけですから。
では「本当の順番」はどのような順番なのか?
是非、ここで地図を見て推理してみてください。
スタートは香川県綾歌郡綾上町の「山越うどん」
ゴールはうどんを最後に食べるため「八十五番寺の八栗寺」です。
・・・・・。
・・・・・推理しました?
では、正解発表です。
正解は、
「八十番、国分寺」→「八十一番、白峯寺」→「八十二番、根香寺」→「八十三番、一宮寺」
→「八十八番、大窪寺」→「八十七番、長尾寺」→「八十六番、志度寺」→「八十四番、屋島寺」
→「八十五番、八栗寺」でした。
このコースだとダブるコースが八十四番と八十五番の間だけで済むだろうと地図とにらめっこしながら考えて、
このように決めたのです。
このコースで走っていて一番不安だったのは、
「八十三番、一宮寺」から「八十八番、大窪寺」へ行く途中ですね。
なぜなら、この道でどんどん高松市内から離れていくわけですから
「途中でなんかあったらヤバイなぁ。間に合うかなぁ。」
と不安だったのです。
地図で見るとかなり道がクネクネしてるみたいだったし、市内にあるお寺と違って
「うーん、間に合いそうにないから行くのやーめたっ。」って事が出来ない訳ですよ。大窪寺に関しては。
八十八番からは高松市内へ戻る方向でしたから、安心できましたけどね。
最後の八栗寺へ向かうケーブルカー乗り場へ着いたのは午後4時過ぎでした。
ですから16時15分のケーブルカーで八栗寺へと登り、
もう最後でしたからゆっくりと八栗寺を見て、16時45分のケーブルカーで降りたという訳です。
これが「八栗寺を15分で見れなかった」理由です。(^.^)
だからほら、八栗寺でおみくじとかひいちゃってますもの。(笑)
さあ、そしていよいよ最後の讃岐うどん!
「うどん本陣山田屋」
さんへ到着です。
こちらは今まで行った「セルフ型」の店と違い、しっかりとした「レストラン型」のお店です。
ですから「讃岐うどん初心者」の人が行くには良いお店だと思いますよ。
うどん自体もおいしいですし。
私が頼んだのはもちろん大泉さんと同じ
「ざるぶっかけうどん」
注文してしばらくして待望のうどんがやってまいりました。
こちらが名物ざるぶっかけうどん!
大変おいしかったです!!
いやぁ、「山下」を捨ててお腹を減らして正解でした。
おかげでしっかりとうどんのうまさを堪能することが出来ました!
「山下」にはまたいつか四国へ行く時に必ず行きたいと思います。
お土産に両親や友人にうどんを送り、会計して店をでました。
時刻は5時半。
ぴったり予定通りでした!(^▽^
午後6時00分
多少の渋滞があったものの無事ガソリンを満タンにしてパッソをトヨタレンタカーさんに返却しました。
この日一日の走行距離は196キロ!
あっちこっち色々と行ったわりには結構な走行距離だったなぁと驚きです。(^_^;
ありがとう!パッソくん!!非常に君は役に立ったよ!
・・・しかし、私の一日はまだ終わった訳ではありません。
荷物を持って「高松駅前バス乗り場」へ向かいます。
そう!これからさらに「高速バス」と「深夜バス」の2本立てにチャレンジするのです!!
これだけ運転して疲れているのにさらに「バス2本に乗る」
果たして無事に帰れるのだろうか・・・。
その結末はまた次回!
座して待て!!
●第5弾 第4夜予告!
四国内を運転しまくり、すっかりと疲れてしまった筆者。
しかし、「どうでしょうの神」はまだまだ私を休ませてはくれません。
・・・「高松エクスプレス」
そして「広福ライナー・夜行便」
この2本のバスは私にどんな夢を見させようと言うのか・・・。
そして深夜丑三つ時のバスの中でついに悲痛な叫び声が挙げられた!!
いったい何が起こったのかっ!?
四国お遍路八十番台完全巡拝・最終夜−深夜バス編−!
いよいよ最終夜となります!
乞うご期待!!
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