R8を走って敦賀に入り、横にJR線を眺めた後、
当時はここで線路が分岐していたようです。
横を走っていたJR線が離れていき、旧廃線跡と思われる道路へ入る。
採石場の横に歩道専用のそれらしいトンネルを見付ける。 |
車道脇にあるトンネル。
今は歩道になっているようですね。
他もこんな狭いトンネルなのか!っと少々ビビった瞬間。 |
ちょっと走った場所に新保駅の記念碑を見つける。
高速道路脇にあって見落としそうだった(笑)
すでにJR線の線路は見えなくなっている。 |
集落横の反対側、道路脇にひっそりとありました。 |
その後は国道から分岐して、本格的に山の方へ入って行く。
今は道路が整備されていて、分岐を行き過ぎていました。
交通量もほとんどなく、全然使われない道のようですね。
気楽に走れて楽しめそうです! |
1つ目のトンネルへ!
信号機が付いている。
とりあえず車から降りて写真を撮る(笑)
信号が青に変わるまで5分ほどかかるらしい。
青に変わったかと思うと、すぐに赤に変わってしまって、待ちぼうけを食らう(笑)
しかし、入る前から恐いんですが、、。
明かりも少ないし、狭い、、。出口も見えない。真っ暗!!
廃線跡と知らなければ、絶対に入りたくないトンネル。 |
| 私が好きな電車、583系特急型寝台「雷鳥号」です
HOゲージの蒸気機関車でもあれば良かったですが。
私は持ってませんので・・・
あ!線路持ってくるの忘れてる!!(笑) |
トンネル幅は外見通り近年のものよりもかなり狭い。
一度入れば離合は出来そうにない。
それで入り口に信号機が付いているわけだ。
ヘッドライトを上向に点灯してフォグランプを全部付けても薄暗い。
狭いし威圧感がある。天井からは水が落ちている。
路面はヌラヌラ濡れているし、、。
恐い〜、、恐すぎる〜〜。
っと思ってたら光が見えてきて無事に出口へ、、。
一安心。 |
トンネルが薄暗すぎて、愛車の白いボディが白くとんでしまいました。
このような小さなトンネルの方が味があるな〜っと思います。 |
でも通ってみれば、ワクワク感が抜け切れず、
まだまだ続くトンネルに期待するのでした。
しかし、霧が出始めて、小雨も降り出す。
ついてないね。
ツキが落ちてるんかな〜? |
トンネルも抜けた後に、お昼ご飯タイム!!
「え!?こんな場所に食べるところあるの??」
っと思うでしょうが、ここは高速の北陸道に挟まれた場所。
事前に調査済みです。
車を置いてパーキングエリアまで食事に行くのです。 |
高速下り線のパーキングエリアで食事。
越前そばが有名らしいけど、パーキングエリアで本場の物が食べれるとは思ってない。
本当は我慢して走り続け、ざるそばでも食いたかったけどね、、。
選んだのが峠のえび天かきあげ丼とかいう感じのもの。
「峠」というワードに反応してしまったのです(笑)
しかし、これがけっこう美味かった、えびもまぁまぁデカい、かきあげもサクサク!
お漬け物に味噌汁が付いてたぞ(笑) |
この時、外は凄い濃い霧に覆われているのでした(笑)
展望台もあったのですが、何も見えん!
霧、霧! 一面真っ白!!
なんでやねん!! |
せっかくの展望台もこの霧で台無しです。
皆さんは雨や霧じゃない時に行きましょう!(笑) |
ここで遊び心が出て、小さな脇道に入ってみた!
ダートではないけど、もの凄く狭い!!
両脇の草が容赦なくボディを擦る!
やっちゃった!!
この道は危険だ!!
っと思ってUターン場所を探そうとした時、、高速の小さな小さなトンネルが。
ぅぉ!ここも!廃線跡!?なんて思ったけど、、違った(笑)
「ここは絶対通れない!!」
「作業用の物だ!」
諦めてひたすらバックで道を戻る。
草が邪魔で後ろが見えない!!
ボディを容赦なく草が擦る。
開けた窓から濡れた草が車内へ入り込む、、。
ここは天然洗車機か!!
っちゅ〜かボディがキズだらけになる!!
勘弁してくれ〜。
こんな場所に入った俺が悪かった!!
元の道へ戻れた頃には、かなり疲れていました(笑) |
天然洗車機。
通るんじゃなかった、、、。
こんなところでチェレンジ精神は必要ないと痛感した瞬間。 |
気を取り直して、再び廃線跡の小さな旅が再開させる。
っというかね、上りパーキングエリアは、
もともと駅の跡地だったらしいので、正確には旅は続いてたんだ(笑)
いくつ抜けただろうか、、3〜4つはトンネルを抜けた気がする。
信号機が付いているトンネルもあって、またちょっと恐くなったけど、、。 |
このようなトンネルをいくつか抜けていきます。
どれも狭く暗いです。そして恐いッス! |
最後のトンネル
愛車みさお号との小さな旅もいよいよ折り返しから終盤に入る。
この付近から海が見えるとか見えないとか書いてあったが、この霧でまったく見えず。
毒付いたりしてみたけど、今日の旅を出来るだけ楽しもう!っと気にしない事にした。 |
とりあえず、トンネル入る前に写真を撮る(笑)
山中トンネルの入り口でしょうか、
いっぱいトンネルがあって、すでにどこだかわかりません。 |
そして山中トンネル。
事前調査では、これがかなり長いらしいトンネルになる(笑)
ここに信号を付けるべきだと思ったけど、、ないね、、。
しかし、あまりの不気味さにトンネルに入る直前に怖気づく自分が・・・(笑)
強めのブレーキで何とかトンネル入り口で踏み止まり停車させたが、、、、。
本当に行けるの?対向車こないの?
幽霊出ないかな、、。
写真撮っちゃって良いのかな〜。
いや〜〜、、どれもこれも駄目な気がしたけど、
最終的には全部やっちゃった感がある後日談(笑)
行くしかない!っと思ってトンネル内を徐行しながら進む、、。
トンネル内にも霧が立ち込めて、前がかなり見にくい。
スピード出して何かあると嫌なので、ここは恐くても安全に進みたい。 |
トンネル内はこんな感じ。
車を止めないと撮れなかったので、怖々撮影してみる。 |
薄気味悪い暗い中。ヘッドライトも出口までは届かない。
壁や天井は汚れているし、雨が漏っているようです。
今にも天井が落ちてきそうな勢いで、、。
出口が見えない、、。
霧で前も見えない、、。
かなり不安になってくる。
もしかしてヤバイ?
トンネルなので、そんな事はないと思うけど、、
道を間違えてる?行き止まり??
マヨイガに続く道か?別の並列世界に出る道か?
SLが前から?後ろから?迫ってくる!?
いやいや!そんな事はないとして、
現実的に対向車なんて来ないだろうな!?
これが一番恐いと思った(笑)
永遠と感じるほどに、、感覚が麻痺しそうな頃、やっと出口の明かりが!
抜けた時は一安心。
もう通りたくないわ、、、。
信号付けてくれ(笑) |
長いトンネル内をゆっくり走り、やっと出口です。
出口でホッと安心、撮影タイムに突入する。 |
トンネルを抜けてしばらく走ると、スイッチバック用の信号機跡地があった。
ここで峠越え用の機関車を繋ぎなおしていた場所だという。 |
左:信号跡。
右側の土手の上にもう一本線路があったようです。
右:落石を覆う囲い。
コンクリートの壁の上にも線路があって、上下に別れていたようです。
秋や冬に来ると寂しげな味が出て良い写真が撮れそう。
上の土手を歩いて上の落石囲いを撮りたいな(笑) |
※
自動車は坂道の勾配を表す表現方法には%が使われる。
一般の峠では10%もあればけっこう急な坂道になる。
高速では4〜5%にもなれば大型トラック用などに登坂車線が設けられる。
車がスリップして登らない!なんて事もないかと思います。
しかし、機関車(電車)は、‰(パーミル)という表記を使います。
パーセントよりもさらに10分の1も小さな単位です。
自動車で難なく登れる坂道でも、電車にとっては到底無理な坂に変貌する。
ちなみに、SLよりもはるかにパワフルな近代的な電気機関車であっても、
今は亡き碓氷峠の66.7パーミルを上り下りするのに、
専用の機関車を増結しないと通る事が出来ませんでした。
66パーミルは、自動車で言えば、たった6%強の上り坂なんですが、、、。
それらを考えると、当時そのようなパワフルな機関車もなく、
SLでこの峠を通るのは、かなりの難所だと容易に想像出来ます。
スイッチバックを利用して、前で引っ張り上げたり、後ろから押し上げたり。
時にはスリップしたりして立ち往生する事もあったかもしれませんね(笑)
ちなみに、ここの勾配は25‰と記されてしますから、
当時のSLでは、たった2%そこそこの勾配でも厳しかったのでしょう。
今は自動車という便利な乗り物があって良かったですね?(笑) |
大桐駅跡地にて。
このコンクリートに人々が立ち、列車が滑り込んで来たんでしょうね。 |
大桐駅跡地を通り、小さな集落に出たら、この旅も終わり。
不自然に盛られた土手は、知らない人が見れば
何のために土手が盛ってあるかわからないかもしれませんが、
それは線路が敷かれていた証拠だということです。
急勾配を緩和するために、遠くの方から土を持って坂道を緩やかにしていたのです。
車を止めてその土手を振り返ってみると、SLが走ってきそうな気すらしてきます。
天気がよければ、ここでゆっくり休憩でもしてみたい気分でしたが、、(笑)
当時は旅客7本貨物6本が往復し、
北陸本線複線電化によって廃止となる54年もの間、
変わらぬ風景が見れていたと思うと、ジ〜〜ンっと来ますね〜。 |
この土手の上をSLが走っていたのでしょうか。
集落を下に眺めながら違和感を感じながら走る道路です。 |
しばらく走ると、今の北陸本線のトンネル出口があり、合流地点でこの旅も終点です。
帰り道、今庄駅付近で偶然にもトワイライトエキスプレスが通過し、
あわてて写真を撮りました(笑)
この駅でカメラを構える方もいたので、なかなかの撮影スポットのようですよ。 |
今庄駅付近にて。
あわてて車中から撮影したので、イマイチです。
わかっていれば、駅で待ち構えていたのに、、。 |
京都への帰路は、R365を走る事にした。
滋賀県まで南下するルートで、ちょっとしたワインディングもあって楽しめそう。
っと思っていましたが、標高が高くなるにつれて、霧が濃くなってくる。
っちゅ〜〜かものすごい霧でした。
前が全然見えない。
せっかくのワインディングも楽しめず、綺麗な景色も見れず、、トロトロと走るだけ。
道自体は非常に走りやすく交通量も少なく快適。
R8の抜け道にも使えそうですね。
この霧で、道路標識が見えず、道を間違えてしまう後日談もあるのですが、、。
いやいやいや、、今回は不可抗力!方向音痴が言っても説得力ないですが。
本当に霧が凄かったんやって!!! |
道路標識さえこの通り。
この道を始めて走る私にとっては、すべてがブラインドコーナーでした(笑) |
霧に覆われた峠から、比較的平地に出ると、霧も晴れる。
今日は山の上は危険です(笑)
せっかくなので、余呉湖が見たい!って事で寄り道。
何もありませんでした(笑)
でも念願の余呉湖が見れて大満足! |
左:余呉湖に行く途中に、巨木がある。
立派な木でした。愛車がほんとに小さく見えます。
右:余呉湖の駐車場にて。
古戦場の地図が記載されている看板前。 |
左:余呉湖。意外と小さい、、。
そりゃ琵琶湖に見慣れている私だから?
右:余呉湖から余呉駅付近を通過するサンダーバード。
なかなかの撮影ポイントだと思った(笑) |
帰宅
ドロドロになった車をホースの水で洗い流す。
草で擦った、綺麗に付いた横筋を眺め、、。
「今日も頑張ったな!!」っと思わずにはいられない。
しっかし、、かなり汚れた!!近々洗車しないといけない重症です。
あ〜あ、、洗車、、めんどくさいな〜(笑)
っということで、今回の旅結果です。
総走行距離 京都〜敦賀〜京都往復 300km
走行時間 約8時間(休憩時間除く)
燃費 約10(メーターのメモリから算出・・・)
信号も少ないし、激しい峠でもなかったので、ドライブには良いですね。
今回の走行ルート
京都→R367鯖街道(大原・途中・朽木)→R303(高島市今津町・マキノ町)
→メタセコイヤ並木→R161(越坂峠)→湖岸道路(海津大崎)
→奥琵琶湖パークウェイ(西浅井町)→R8(敦賀)→R476→廃線跡地
→R365(今庄駅付近)→R365(余呉湖)→R161→R303→R367京都 |