このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

「牛額寺」


 
「仲多度郡史」(T7.1.15, 香川縣仲多度郡編纂)によれば−−−

(眞言宗)  牛額寺   吉原村大字碑殿
本寺は村の西方、田中と云ふ地にあり。遍照院と號す。眞言宗、古義派、別格 本山善通寺の末寺にして、本尊薬師如來を安置す。長和五年小野仁海僧正の開基 にして牛額天王影向の靈地なりと云ふ。日本記略に「弘仁九年秋七月乙酉、讃岐 國多度郡、有∠牛産∠犢、一身二頭」とあり。また古老の傳説に當寺境内に牛穴 と稱する洞穴あり。往古は奥白方村まで通し、靈牛此穴より出入し、屡々奇異の 事多かりしと云ふ。されは是等の傳説より牛額寺の號を得たるならむ。 本堂(二間 半四方。南向) 阿彌陀堂(二間に一間半)本堂の西にあり。阿彌陀如来、妙見菩薩 を安置す。 門、正面に在り。本寺は當寺出身、名高き勤王僧月照か、初めて佛門 に入りし所にして、月照の短冊、色紙、書翰等の遺墨を存せりと云ふ。境内地 二百九十九坪、檀徒九十五人とあり。



牛額寺旧本堂?(旧護摩堂か?)
H30.1.14

牛額寺旧本堂(月照・信海像の東側)の寄進碑
安藤利藤太も寄付している。
H30.1.12

現在の牛額寺参道と入り口の問答地蔵
H30.1.14

山門
H30.1.14

全景
H30.1.14

本堂(改修後)
H30.1.14

屋根瓦(丸亀藩主京極家の家紋)
H30.1.14

問答地蔵
H28.3.22 H30.1.14

H28.3.22 H28.3.22

地蔵尊の台座には「法界群霊」「文化十三丙子 臘月日」と刻まれている。(臘月は陰暦12月の異名)
台座右側は「石工 ■右エ門」か




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